
熱中症の予防について(熱中症警戒アラート、熱中症特別警戒アラート)
気温や湿度、疲労の具合などで、いつ、どこでも、だれでも熱中症になる可能性があります。異常を感じたら、無理をせず涼しい場所で水分補給をして休憩をしましょう。体調が回復しない場合は、迷わず医療機関を受診されるか、救急車を呼んでください。
熱中症の予防について
【最新の熱中症警戒情報等について】
『熱中症警戒アラート発表』※令和6年4月24日から10月23日までの運用期間です。
次のリンク先で確認することができます。
【熱中症警戒アラート、熱中症特別警戒アラート】
環境省熱中症予防情報サイト グラフ-今日 掛合(島根) (env.go.jp)
【2週間気温予報】
2週間気温予報 (jma.go.jp)松江
【早期天候情報】
早期天候情報 (jma.go.jp)中国地方
※令和6年度の発表状況
(熱中症警戒アラート:41回)
7月3日、5日、6日、7日、8日、21日、22日、23日、25日、26日、27日、28日、29日、31日
8月1日、2日、3日、4日、5日、6日、7日、8日、9日、10日、14日、15日、16日、19日、20日、21日、22日、23日、24日、27日
9月9日、10日、13日、14日、16日、19日、20日
(熱中症特別警戒アラート:0回)
発表なし
1 熱中症とは
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節 機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。 屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
2 暑くなる前に暑熱順化を
・暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。暑熱順化すると低い体温でも汗をかきやすくなり、汗の量は増えます。さらに皮膚の血流も増加します。熱が逃げやすくなり体温の上昇は防ぎます。その結果、暑さに対して楽に過ごせるようになり、夏バテや、体のダルさを防ぐことができます。
・暑熱順化に有効な方法は、ウォーキングやジョギング、サイクリングなどを「やや暑い環境」で、「少しきついと感じる程度」の強度で、毎日30分ほど続けることです。ただ、30分の運動が難しい場合は、筋トレやストレッチ、湯船にゆっくりと浸かって入浴することも効果的です。ポイントは、汗を適度にかくまで運動や入浴をすることです。暑熱順化には個人差もありますが、数日から2週間程度かかります。 暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始め、暑さに備えましょう。
3 熱中症になりやすい条件に注意を
(1)熱中症になりやすい環境
・気温が高い
・湿度が高い
・風が弱い
・日差しが強い
・急に暑くなる日
・閉め切った室内
・エアコンがない
・熱波の到来
・太陽光やその照り返しなどの輻射熱(ふくしゃねつ)
(2)熱中症になりやすい人
・高齢者
・乳幼児
・持病(心臓病、糖尿病など)
・低栄養状態
・脱水状態
・体調不良(二日酔い、寝不足など)
(3)熱中症になりやすい行動
・激しい運動
・慣れない運動
・長時間の屋外作業
・水分補給がしにくい場所や作業
(4)熱中症になりやすい場所
・運動場
・体育館
・建設・工場現場
・浴室
・日陰のない場所
・閉め切った車内や室内など
4 熱中症予防のポイント
(1)暑さを避けましょう
①室内では
・(室温28℃を超えないよう)扇風機やエアコンで温度を調節
・遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用
・室温をこまめに確認
・WBGT値も参考に
※WBGT値とは:暑さ指数(WBGT)とは、体と外気との熱のやりとり(熱収支)に与える影響の大きい、「気温」、「湿度」、「日射・放射」、「風」の要素をもとに算出された指標です。 暑さ指数(WBGT)は熱中症リスクを判断する数値として、運動時や作業時だけでなく、日常生活での指針としても活用されています。
②屋外では
・日傘や帽子の着用
・日陰の利用、こまめな休憩
・天気のよい日は、日中の外出をできるだけ控える
・市の「クーリングスペース」に立ち寄って休憩する
※市のクーリングスペースについてはこちら
③体の蓄熱を避けるために
・通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす
(2)こまめに水分を補給する
・室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給しましょう(1日あたり1.2リットルを目安に)
(3)体調管理と声かけを
・体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養しましょう。
・周りの人にも気を配りましょう。声をかけ合い、みんなで熱中症を予防しましょう。
・少しでも「おかしい」と思ったら病院へ行きましょう。熱中症は静かに、時に急激に進行します。少しでも異変を感じたら、我慢せず医療機関を受診しましょう。
(4)特に注意したい方々
・子どもは体温の調節能力が十分に発達していないので、気を配る必要があります。こまめな水分の補給に心がけましょう。晴れた日には、地面に近いほど気温が高くなるため、乳幼児は大人以上に暑い環境になります。不要な外出は避けましょう。
・熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能やからだの調整機能も低下しているので、注意が必要です。こまめに水分・塩分を補給することを心がけましょう。室内に温度計を置いて室温を測りましょう。暑さを感じなくても扇風機やエアコンの使用、窓を開けるなどして室温の調整を図りましょう。
・障害のある方も、自ら症状を訴えられない場合があるため、特に配慮しましょう。
5 こんな症状が出たら熱中症を疑いましょう
(1)軽度の場合
・めまい、立ちくらみ
・筋肉痛、筋肉の硬直
・大量の発汗(汗が止まらない)
(2)中等度の場合
・頭痛
・気分の不快、吐き気、おう吐
・倦怠感(体がだるい)、虚脱感
(注)軽度や中等度の場合は、涼しい場所で体を冷やし、水分・塩分を補給しましょう。症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。
(3)重度の場合
・けいれん
・高い体温
・意識障害(呼びかけに対し返事がおかしい)
・手足の運動障害(まっすぐ歩けない、走れない)
(注)重度の場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
6 熱中症が疑われる人を見かけたら
(1)涼しい場所へ
・エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる
(2)からだを冷やす
・衣服をゆるめ、からだを冷やす (特に、首の周り、脇の下、足の付け根など)
(3)水分補給
・水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給する
自力で水が飲めない、意識がない場合は、ためらわず救急車を呼びましょう!
7 熱中症警戒情報(アラート)と熱中症特別警戒情報(アラート)について
・環境省と気象庁は、過去に例のない危険な暑さが予測され、熱中症による重大な健康被害が生じるおそれがある場合に備え、「熱中症警戒アラート」を一段引き上げた「熱中症特別警戒アラート」の運用を令和6年4月から開始しました。
・アラートが発表された際は、今まで心がけていただいていた熱中症予防行動と同様の対応では不十分な可能性があります。危険な暑さから自分と自分の周りの人の命を守りましょう。
<運用期間>
4月第4水曜日から10月第4水曜日
<「熱中症特別警戒アラート」と「熱中症警戒アラート」の違い>
熱中症特別警戒アラート | 熱中症警戒アラート | |
概要 | 気温が特に著しく高くなることにより、熱中症による重大な健康被害が生じるおそれがある場合に発表 | 気温が著しく高くなることにより、熱中症による健康被害が生じるおそれがある場合に発表 |
発表基準 | 県内観測地点すべての地点で暑さ指数(WBGT)が35に達すると予測される場合 | 県内観測地点のいずれかで暑さ指数(WBGT)が33に達すると予測される場合 |
発表時間 | 前日の午後2時頃 | 前日午後5時頃および当日午前5時頃 |
<発表状況の確認方法>
発表状況については、ニュースや天気予報などで知ることができます。
また、環境省の「熱中症予防情報サイト」やメール配信サービス、公式LINE登録をすることで、アラートが発表された際に情報を受け取ることができます。
環境省 環境省熱中症予防情報サイト (env.go.jp)
8 リーフレット等(リンク先)
(1)雲南市が提供するリーフレット等
熱中症の予防に関するお知らせ
(650KB)
まめな会話で早めの熱中症予防を!(身体教育医学研究所うんなん作成)(452KB)
(2)その他の組織団体等が提供するリーフレット等
熱中症が増えています(リーフレット)
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/pr/20230530_leaflet_keypoints.pdf
熱中症警戒アラート 全国運用中!(リーフレット)
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/pr/20230530_leaflet_alert.pdf
熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)リーフレット
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/pr/20240322_sp_alert_leafle.pdf
熱中症対策にエアコンの試運転を!(リーフレット)
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/20210423_alert_leaflet.pdf
夏季のイベントにおける熱中症対策ガイドライン
https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_gline.php
熱中症~ご存じですか?予防・対処法~
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/heatillness_leaflet.pdf
高齢者のための熱中症対策
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/pr/20230530_leaflet_for_elderly.pdf
災害時の熱中症予防
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/pr/20230530_leaflet_in_disasters.pdf
エアコンが使用できないときの熱中症対策
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/pr/heatillness_leaflet_teiden.pdf
9 国等のリンク先
環境省 環境省熱中症予防情報サイト 熱中症の予防方法と対処方法 (env.go.jp)
厚生労働省 熱中症予防のための情報・資料サイト | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)
政府広報 熱中症は予防が大事!熱中症特別警戒アラートが始まります | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)
日本気象協会 熱中症ゼロへ - 日本気象協会推進 (netsuzero.jp)
島根県 島根県:熱中症に気をつけましょう!(トップ / 医療・福祉 / 健康・医療 / 健康 / 健康増進対策) (shimane.lg.jp)
10 熱中症対策に関する補助金等
(1)エイジフレンドリー補助金(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09940.html
(2)安全で快適な職場づくりのための助成(公益財団法人 日本フルハップ)
https://www.nfh.or.jp/saibou/jyosei.html?id=sb02
(3)職場の環境改善のための補助金制度(一般財団法人 あんしん財団)
安全衛生設備等設置に対する補助金
https://www.anshin-zaidan.or.jp/member/subsidy/about/
お問い合わせ先
- 健康福祉部 健康推進課
- 〒699-1392
島根県雲南市木次町里方521-1 - Tel 0854-40-1045
- Fax 0854-40-1049
- kenkousuishin@city.unnan.shimane.jp
(注意)メールアドレスの「@」は半角「@」に書き換えてください。