
雲南市のめざす姿雲南市のめざす姿について、現状とビジョンをお伝えします。
えすこな 雲南市
well-being for all UNNAN
みんなが幸せに暮らせるまち
「えすこ」とは、この地方の方言で
「ちょうどよい状態」、「いい具合」を意味する言葉です。
これから私たちが歩む未来は、さらに激しい変化と、
不確実で複雑なものになると言われています。
だからこそ、私たちはその時々に「えすこな雲南市とは?」
という問いに向かい続ける必要があります。
えすことは、「雲南らしさ」です。
えすことは、「調和」です。
今だけ、自分だけではなく、
「人と人」「人と自然」「人と歴史・文化」のつながりの中で、
みんなが幸せに暮らせる持続可能なまちの実現をめざし
「えすこな 雲南市」を将来像に掲げます。
「えすこな 雲南市」の実現に向けた
3つの柱と12の施策
(1)みんなが主役の自治のまち<協働/自治/コミュニティ>
- ・地域自主組織を中心に多様な主体や人材が重層的に関わる共助のインフラ(基盤)づくりに取り組みます。
・地域の担い手確保や関係人口の拡大を支援する新たな仕組みづくりに取り組みます。
・地域の寛容性の向上や活動の効率化を進め、若者や女性など誰でも参画しやすい環境づくりに取り組みます。
(2)どこでも安心して暮らせるまち<交通/インフラ/土地利用/防災>
- ・どの地域でも安心して暮らせるよう公共インフラや地域交通ネットワークの維持・充実に取り組みます。
・防災・減災対策をハード・ソフト両面で進め、市民の安全安心な暮らしを支えます。
・空き家や遊休農地など未利用の地域資源の活用を促進し、地域の活力維持に取り組みます。
(3)みんながずっと元気なまち<保健/医療/福祉>
- ・健康長寿・生涯現役をめざし、誰もが暮らしの中で楽しみながら健康づくりに取り組める環境づくりを進めます。
・必要とする人が必要な医療や介護、福祉サービスを適切に受けられる地域の実現に取り組みます。
・誰もが安心して暮らせる共生社会の実現に向けて共助、公助のそれぞれの特性を活かして連携を密にし、地域の支える力を高めます。
(4)みんなで子どもを育てるまち<結婚/出産/子育て>
- ・豊かな環境の中で健やかに遊び、育つ、雲南だからできる子育て環境づくりに取り組みます。
・地域や事業者とともに、安心して子育てしながら働ける環境づくりに取り組みます。
・若い世代の結婚、子育てへの意欲を高め、その希望を叶えられる環境づくりに取り組みます。
(5)人の輪が広がるまち<移住定住/人材還流/関係人口>
- ・若者や子育て世代を主なターゲットにした移住定住対策に取り組みます。
・市外県外で暮らす本市出身の学生・社会人とのつながりづくりを進め、人材還流の促進を図ります。
・農ある暮らしなど雲南らしい暮らしに関心を持つ人を積極的に呼び込みます。
(6)心の豊かさを実感できるまち<スポーツ/文化>
- ・島根かみあり国スポ・全スポを契機として、誰もが「する」「みる」「ささえる」ことができるスポーツ機会の充実と環境づくりに取り組みます。
・地域の歴史や幅広い文化芸術に触れ、学び合える機会の充実に取り組みます。
・地域の文化や伝統行事の価値・魅力を伝え、これを活かした住民の交流活動を推進します。
(7)ふるさとを学び育つまち<教育>
- ・知恵と勇気と誇り(※)をもつ雲南の人づくりを進めます。
※知恵(未来を切り拓く力)と勇気(心豊かでたくましい心情)と誇り(ふるさとを愛する心情)
・誰もが好奇心に応じた学びに接続でき、夢や希望を抱くことのできる学びの場づくりを進めます。
・こどもを真ん中にした教育環境づくりを進めます。
(8)チャレンジが生まれるまち<人材の育成・確保>
- ・子ども、若者、大人、企業による地域や社会を変革する“ソーシャルチャレンジ”を多分野で生み出します。
・誰もが挑戦しやすい環境づくりに取り組みます。
・チャレンジを応援する仕組み(資金調達・人材獲得・場作り・情報発信)をつくります。
(9)みんながみんなを大切にするまち<平和と人権/多様性の尊重/多文化共生>
- ・お互いのいのちと人権を尊重し、「平和を」のまちづくりに取り組みます。
・地域の寛容性を高め、様々な違いを持つ人たちが互いに認め合い、自分らしく、暮らせる環境づくりに取り組みます。
・社会的に弱い立場の人も誰一人取り残さないまちづくりを進めます。
(10)挑戦し活力を産みだすまち<農林業・商工業/経済>
- ・農林業をはじめとする地場産業の振興と域内消費の拡大を図り、市内での経済循環を高めます。
・豊かな環境や資源を活かした付加価値の高い農産品・商品や事業を生み出し、国内外へのマーケットの拡大を図ります。
・地域の活力を高める企業の誘致や産業を支える人材の確保に取り組みます。
(11)みんなのたからを誇るまち<観光/ブランディング>
- ・神話やたたらなど雲南独自の価値や魅力をいかし、ブランド力を高めます。
・広域観光やインバウンド(訪日外国人旅行)の推進に取り組みます。
・豊かな里山の環境や生活文化を活かした観光まちづくりに地域や多様な実践者とともに取り組みます。
(12)自然の恵みがめぐるまち<自然環境/エネルギー/循環型農業>
- ・雲南らしさを生かした脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めます。
・人と自然が調和する豊かな農山村や生物多様性の保全に取り組みます。
・地域や事業者とともに、環境保全活動の推進や環境意識の向上に取り組みます。
人口の見通し
【2035年推計人口】<シュミレーション推計値 27,854人>
雲南市の将来の人口について、3つのパターンで推計を行いました。2035年の人口を27,854人に維持することをめざします。
雲南市の将来の人口について、3つのパターンで推計した際の各年の総人口、社会増減、自然増減は以下のとおりとなります。
土地利用ビジョン
地域の特性をいかした、均衡ある発展に配慮しながら、市街地整備をすすめる都市機能地域、農地として生産振興を図りつつ交流活動やUIターンを促進する地域、山林など環境保全をすすめる地域、宅地開発などをすすめる住環境開発地域を設定し、計画的な土地利用を図ります。市全体の視点に立った機能分担や連携を図り、それぞれの地域にあった「暮らしやすさ」が感じられるまちをめざします。
中核拠点ゾーン
市の中心であり顔となる「中心市街地エリア」、地域医療の中核を担う「医療機能エリア」、良好な住生活環境を有する「定住機能エリア」を適切に配置し、ネットワーク化を図ることによって、利便性の高い都市機能整備と賑わいのあるまちづくりをめざします。
拠点ゾーン
山陽側の玄関口として中核拠点ゾーンと連携しながら、既成市街地周辺に機能の集積を図り、広域的利便性の高いまちづくりをめざします。また、原子力災害が発生した場合の災害対応拠点を確保します。
住環境開発ゾーン
住宅団地の整備や宅地開発を計画的に推進します。
生産振興・交流促進ゾーン
農業などの生産振興を図るとともに地域の特性を活かした体験交流やUIターンなど交流促進を図るとともに、美しい農山村風景を守ります。
お問い合わせ先
- 政策企画部 政策推進課
- 〒699-1392
島根県雲南市木次町里方521-1 - Tel 0854-40-1011
- Fax 0854-40-1029
- seisakusuishin@city.unnan.shimane.jp
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