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市長コラム

市長のコラム

毎月発刊の「市報うんなん」に掲載しているコラムをご覧いただけます。

令和7年9月

スポーツのまちづくりを考える

今年は、全国高校総体レスリング競技が雲南市で開催されました。ひたむきに勝利を目指す若者の姿は感動を生み出しました。

2030年の国民スポーツ大会では、レスリング、ソフトボール(少年男女)、ローイングが雲南市で開催されます。大東高校レスリング部のほか、この度本拠地を雲南に移す女子ソフトボールチームの活躍も期待されます。

スポーツは競技として、勝利を目指すのは当然ですし、応援する選手が活躍すれば嬉しいものです。

しかし、スポーツの言葉の起源が「楽しむ」であるように、勝敗を一つの過程としながら、試合やそこに至るまでの努力、一緒になって心を躍らせること全てを「楽しみ」として、生活を張りのある生き生きとしたものとしていくことこそ大切にすべきものだと思います。

国民スポーツ大会を契機として、国スポ競技以外の種目も含め、スポーツを「楽しみ」と捕らえて生きがいと健康づくりに生かしていく文化、いわゆる「スポーツ文化」が育つことを期待しています。

令和7年8月

少子化を考える

2026年の日本の出生数は69万人弱となり、1973年の209万人をピークに減少が続いています。経済の発展とともに都市化と少子化が進むのは世界に共通する傾向です。裕福になれば子供が増えると思えるのに、なぜでしょう。

 結婚した夫婦が生む子どもの数は、1972年が2.20、2021年が1.90とそれほど変わっていませんが、結婚したカップルの数は1972年は110万組だったものが2023年には48万組と半減、50歳時未婚率も大きく上昇しています。結婚しない人が増えたこと、これが少子化の最大の要因です。

 その要因は昔に比べ「楽しいこと」が増え、また子育ての大変さが強調される中で、家庭を持つことの楽しさが認知されにくくなっていることに大きな要因があると感じています。

 家庭を築き持続することは確かに労は多いかもしれませんが、それをはるかに上回る喜びがあることを、若い世代の方々に伝えていきたいと思っています。

令和7年7月

二地域居住のこれから

仕事や家庭の都合で転居はしたものの、定期的に元の家に戻って田畑の管理や近所の会合にも参加する方が増えてきているように感じます。

また、都会に居住しながらも仕事や様々なご縁を得て、雲南市と都会を行き来しながら暮らす人もいらっしゃいます。吉田町宇山の草刈り応援隊、大東町山王寺のオーナー・トラスト制度など、市外・地域外の力を生かす取り組みも進んできています。

人口は国勢調査や住民票の登録者数を基礎に計算されますが、実際には、数に現れない市外の方々もさまざまな形でまちづくりに参加されているわけです。

人口が減少する中では、こうした「関係人口」を増やすことで地域の行事や環境を維持し、活性化につなげていくことが今後ますます大切になっていきます。

国においては「ふるさと住民登録制度」の創設を検討されており、その成立に大きな期待をしています。

それぞれの地域の魅力を生かしながら、地域外の人々とも共に生きる「えすこな雲南市」を目指していきましょう。

令和7年6月

雲南市の食文化を繋ぐ

お茶口に「煮しめ」が出てくるのは出雲地方の文化だと思います。季節の旬のタケノコやフキ、手作りのこんにゃくなどが、色鮮やかに美味しく炊かれているのを見て、口にするにつけ、すごい技術だと感心するばかりです。

昔から、ご近所の人が集まってお茶を飲みつつ、それぞれの家庭の味を密かに競い合った結果、文化にまで昇華したのではないかと思うところです。

こうした文化を次の世代に繋いでいくには、それを守ってきた「世代間の繋がり」を大切にしていくことが必要ですが、学びあいの場を作るなど皆さんとともに工夫をしてまいりましょう。

地域の味を次世代につなぐ料理教室

令和7年5月

「えすこな 雲南市」の実現に向けて

職員からの提案で、私の言葉をお伝えするコーナーができました。文才無き身ではありますが、ご覧いただけると幸甚に存じます。

初回は、やはり総合計画のめざす姿「えすこな 雲南市」です。方言はその地域の文化や精神性を色濃く反映します。市民の皆さんとの議論を通じて「えすこ」に含まれるニュアンスこそ、雲南市で暮らす人々の共通の価値観だと再認識しました。対立ではなく協力、利己でなく利他の精神を基盤として、調和の中で持続可能な雲南市を皆さんとともに一緒につくってまいりましょう。

雲南ソーシャルチャレンジ大発表会で思いを語る石飛市長


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