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市報うんなん2016年9月号

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保健師・研究所うんなん・国際交流員のコーナー

健康推進課 電話0854-40-1045

知って欲しい 糖尿病のこと ~今や身近な病気です~

糖尿病と聞くと、どのようなイメージを持たれるでしょうか?国民健康栄養調査(平成24年)では、日本人男性の4人に1人、女性の5人に1人が、糖尿病かその予備群であるといわれ、「国民病」の1つとなっていますが、単に「尿に糖がでる病気」と思っていませんか?
糖尿病はすい臓からでる「インスリン」(血糖を下げるホルモン)の作用不足が原因で、血糖の高い状態が慢性的に続く病気です。この病気の恐ろしさは、初期に症状はなく、血液中の糖がからだ全体の細い血管や神経を傷つけ、目や腎臓などのからだ中の器官に問題を引き起こし、悪化すると失明したり、腎症(じんしょう)によって人工透析になることもあります。

雲南市の糖尿病の状況は・・・?

雲南市特定健診の結果より、HbA1c(糖尿病の検査指標の1つ)について、島根県と比較してみました〈図1〉。治療が必要な人(要医療者)は少ない傾向ですが、治療の一歩手前の人(要指導者)が多いことが分かりました。人工透析になる原因では、糖尿病によるものが多いということがわかっています。一人でも治療または人工透析に移行しないようにするために、早期に予防していくことが大切です。

図1

年に1度は、健康チェック!!

糖尿病など血管の中で起こっている病気は健診を受けなければ発見できません。今年度より特定健診(雲南市国民健康保険加入の40~74歳の方)に腎機能検査である「クレアチニン検査」を追加しました。血糖値に加え、腎機能を検査することで、重症化を予防し人工透析を回避するためです。年に1度は健診を受けて今の自分の健康度をチェックしましょう。特定健診の内容・日程等については、「雲南市成人健診のしおり」をご覧ください。

9月は健康増進普及月間!!
「1に運動 2に食事 しっかり禁煙 最後にクスリ」をスローガンに、健診を受けたら結果を生活改善に活かしましょう。

こげなことしとーます 研究所うんなん

身体教育医学研究所うんなん 電話0854-49-9050

障がい者スポーツを取り巻く環境

リオデジャネイロオリンピックは終わりましたが、9月7日から18日まで、障がい者スポーツの祭典であるパラリンピックが開催されます。
オリンピックと異なり、選手強化費をはじめ、参加にあたっての選手やサポートスタッフの負担など、障がい者スポーツを取り巻く環境はまだまだ厳しいものと伺っています。
例えば、日本水泳連盟の事務所が岸記念体育会館内にあるように、スポーツ団体の事務所の多くは、概ねどこかの体育館やビルの一角に入っています。一方、障がい者スポーツ団体の事務所の多くは、競技団体の会長宅など一般の家庭に置かれているのが現状です。
こうした中、さまざまな福祉事業を展開されている日本財団では、同財団ビル内に各競技団体専用の事務スペースを設置されました。2020年東京大会の成功はもとより、団体や選手のサポート体制の強化など、障がい者スポーツの発展に向けた後方支援が始まってきています。

リオ大会に注目しましょう

今年のリオ大会には、日本から17競技に127人の選手が出場されます。その中には、研究所の設立10周年記念イベントで、感動的なお話を聞かせていただいた成田真由美(なりたまゆみ)さん(競泳)も出場されます。成田さんは、北京大会後に引退されましたが、「東京大会が決まり、障がい者スポーツの広告塔の役割を担いたい」と、昨年現役復帰をされました。
こうした縁もあり、先般東京で開かれた成田さんとサポートスタッフの激励会に雲南市からも参加し、支援金(地域運動指導員、市役所職員)を贈りました。
成田さんをはじめ日本選手の活躍や、パラリンピックの競技にぜひ注目ください。

成田さんと研究所職員

国際交流員(CIR)の迷言コーナー うん、なんでしょう

こんにちは、李在鎭(イジェジン)です。

韓国の秋のチュクチェ(お祭り)

暑さがすこし和らぎましたね。ソウルもお盆がすぎるとぐっと涼しくなります。
今月は韓国の9月、10月のお祭りを紹介したいと思います。

~襄陽(ヤンヤン)マツタケ祭り~

秋の味覚の王様、マツタケを満喫するお祭りです。色々なマツタケ料理やマツタケ狩りを楽しむことができますよ。マツタケのゆるキャラは、人気があるのかな。笑

マツタケ

~錦山(クムサン)高麗人参祭り~

韓国最大の高麗人参の栽培地である錦山。栽培の歴史は1500年になり、全国生産量の80%を占めます。町には高麗人参・薬草市場もあります。高麗人参は日本人にもおなじみの参鶏湯(サムゲタン)に入っているので、食べたことがある方も多いかもしれませんね。

錦山

~江景(カンギョン)発酵塩辛祭り~

韓国で塩辛?と思われたかもしれません。韓国の塩辛はイカやタコはもちろん、アミ(小エビ)、小魚、魚卵や腸などさまざまな種類があります。韓国で最大の塩辛生産地として知られる江景。今では小さな田舎町ですが、朝鮮王朝時代は平壌(ピョンヤン)や大邱(テグ)と並ぶ朝鮮三大市場の一つとして栄えました。日本統治時代には商業の中心地として近代的な建物が建ち並び、多くの日本人が住んでいました。

江景

~光州(クァンジュ)世界キムチ大会~

100種類以上あるキムチの展示や、キムチを漬ける体験イベントがあります。韓国人にとってキムチはエネルギー!毎日3食必ず食べます。ちなみに韓国ではカレーのつけあわせはラッキョウではなくキムチ。ラッキョウはお寿司とセットなんですよ。

光州

韓国のお祭りは日本のように伝統的なお祭りとは違いますが、活気がありとてもにぎやかです。ぜひ訪れてみてくださいね。


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