ここから本文です。

市報うんなん2016年6月号

ここから本文です。

うんなんの若チャレ

若者による地域課題解決をすすめる「若者チャレンジ」を紹介します。

雲南市定住企画員 須藤和裕(すとうかずひろ)さん

須藤さん

小さな一歩から動いてみる

須藤さんはIターンですよね。

3年前に定住ツアーで雲南市を訪れ、色々な方に出会い、多くの方が自分の取り組みたいことにチャレンジしていることや、それを多くの方が応援している様子を見て雲南市に移住しようと思いました。

京都で幼児教育施設のスタッフとして働いていた経験を生かし、市内の地域自主組織や子育て支援センターに協力をいただきながら、2014年に「おそとであそぼっ! in うんなん」を開催し、延べ70組以上の親子に参加していただきました。当初、単年でイベントを終えようと考えていましたが、保護者の方から「家の外で遊ばせるのはなかなかできないからイベントを続けてほしい」という声をいただき、2015年も引き続き開催しました。

昨年のその取り組みをラボアカデミーのプランとしても実施されましたね。

そうですね。ラボアカデミーを受講して僕の中で印象的だったのは友とも廣ひろ裕ゆう一いちさん(一般社団法人つむぎや 代表)のお話しでした。外部の方が地域の中で企画を運営するのではなくて、取り組むのはあくまでも地域・地元の人たち。地域の中の人たちのやりたい想いをうまく形にするお手伝いをするというお話しは非常に勉強になりました。

そのお話を受けて「おそとであそぼっ!!」のプランの中では、僕が主体で企画を運営せずに実際に実施される地域自主組織や子育て支援センターの方に段取りをお任せして開催しました。

企画の中身もその地区で考えていただいたので、それぞれの地域ごとに特色ある内容となり、参加された方も喜んでおられました。今年度も4つの地域自主組織と3つの子育て支援センターで開催していただくことになっています。

それら子育て支援の取り組みが定住企画員の仕事にどのように繋がっていますか?

普段は定住企画員として、主に移住を検討されている方の相談・案内などを行っていますが、最近では30代から40代の子育て世代の方の相談も増えてきています。定住に繋がる子育て支援の考え方として2点あると考えています。1つ目が保護者目線の支援で、保護者が働きやすいように、子どもを預かる環境整備や子どもの医療費の助成などが挙げられると思います。2つ目が子どものための支援ということで子どもがのびのび育つ環境を提供すること。これは現在雲南市が取り組んでいるキャリア教育などがそれにあたると考えています。この子どものための支援に「おそとであそぼっ! inうんなん」も繋がっていくのではないかと考えています。定住企画員として主に子育て世代の方へのアプローチを頑張っていきたいと思っています。

今後の活動についてと若者へのメッセージをお願いします。

京都で勤務していた子ども芸術大学の理念で「子どもこそ未来」というものがありました。将来の担い手として育っていく子どもたちに対して、外遊びに限らずいろいろな経験をしてもらえる場を創っていきたいと思っています。

若い人たちに対しては、やってみたいことはあれこれ考え過ぎず、小さくてもまず動くことをしてもらいたいなと思います。自分の取り組みが続くかどうかは自然淘汰的な部分もあるのであまり気負わず、小さなことから動きを起こしてもらいたいと思います。

「おそとであそぼっ! in うんなん」Facebook ページ
https://www.facebook.com/osotodeunnan/


もしもに備えて

防災情報

急病時の医療機関