市報うんなん2016年5月号

うんなんの若チャレ
若者による地域課題解決をすすめる「若者チャレンジ」を紹介します。
大東高校卒業生 福間 悠(ふくまはるか)さん
雲南市に生まれてよかった!!
雲南市内での活動について
中学校時代は、ボランティアや校外活動に対して楽しいとは思いませんでした。しかし、部活動が一段落したことをきっかけに、ボランティアに参加し、いろいろな人と出会う中で楽しいと思うようになり高校生活全体も充実していきました。
具体的には、桜まつりのボランティアに参加したり、マイプロ※にも参加しました。マイプロでは、縁結びプロジェクトとして、地域の人同士の交流する場を作ろうと、三刀屋町中野地区の「笑んがわ市」で、地域の方と一緒に郷土料理を作ったりしました。また、加茂交流センターで行われた音楽祭でふるまうお茶菓子を地域の方と作りました。10月からはマイプロの活動がスタートし、1月は酒造についての説明会、2月は留学生との交流会、3月には実際に市内の酒造会社にお邪魔して酒造体験をさせていただきました。活動を進めていく中では、プロジェクトに関わるみんなをまとめたり、地域の方との調整をしたりする部分でいろいろ大変なこともありましたが、NPO法人カタリバの皆さんに相談したり、また、逆に自分たちだけでしっかり考えさせてもらえる場面もあったり、進捗状況もこまめに確認してくださいました。
今後は、後輩にもお酒づくりを中心にしたイベントなどを通して、地域の良さを伝えていってほしいと思います。また、中高生向けのカタリ場授業にも関わっていきたいと考えています。
高校卒業後の進路について
大阪の専門学校で、ブライダルプランナーになるための勉強をしようと考えています。もともと、計画をたてたりすることは好きでしたが、地域の方と一緒に活動する中で、人とふれ合ったり、人を笑顔にしたりすることも好きだと感じるようになり、ブライダルプランナーになりたいと思うようになりました。大阪でいろいろなことを吸収して、いつかは島根で働きたいと思っています。
雲南市に対する想い
中学生のときは、交通の便などの理由から雲南市があまり好きではありませんでした。しかし、ボランティアなどの活動を通じて雲南市の人の温かさを感じ、雲南市に生まれてよかったと思いました。今後は、県外で生活をしますが、そこで出会った人に雲南市の良さを伝えていったり、定期的にカタリ場授業などにも参加したりして、雲南市に関わり続けたいと思っています。
メッセージ
地域のために何かしたいと思う後輩が増えてきていると感じています。行動することは勇気がいることだと思いますが、協力してくれる大人はたくさんいるし、もちろん自分もできることはするつもりなので、もし何か考えていることがあるなら、ぜひ行動に移してみてほしいと思います。また、地域の方・大人の皆さんの協力を得ながら、将来的に地域一帯で取り組みを応援する雰囲気ができていけばいいなと思います。
※マイプロとは・・・
「マイプロジェクト」の略であり、雲南市のキャリア教育の一環として、高校生が地域や身の回りにある課題を解決するために、自らプロジェクトを立ち上げ実行する取り組みのこと。