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平成27年度の決算が9月議会で認定されましたので、お知らせします。

決算の問い合わせは財政課　電話0854-40-1023

一般会計決算では、歳入決算額が310億1,369万円（対前年度0・5％減）、歳出決算額が306億3,169万円（同0・4％減）で、歳入歳出差引残額が3億8,199万円となりました。なお、翌年度に繰り越すべき財源は3,412万円であり、実質収支は3億4,787万円となりました。

一般会計

歳入　310億1,369万円

歳出　306億3,169万円

特別会計

会計／区分	歳入決算額	歳出決算額	歳入歳出差引残額
国民健康保険事業（事業勘定）	52億4,465万円	51億9,960万円	4,505万円
国民健康保険事業（直営診療施設勘定）	1億2,118万円	1億1,979万円	139万円
後期高齢者医療事業	10億5,570万円	10億4,862万円	708万円
（普）農業労働災害共済事業	455万円	454万円	1万円
簡易水道事業	4億9,726万円	4億9,497万円	229万円
生活排水処理事業	24億9,667万円	24億9,128万円	539万円
財産区	77万円	77万円	0万円
（普）土地区画整理事業	4億4,517万円	4億4,481万円	36万円

※　（普）は一般会計と合わせてふつう会計に含まれる特別会計。

ふつう会計（性質別決算額）

総額310億2,205万円

積立金現在高（平成27年度末）　111億676万円
地方債現在高（平成27年度末）　347億4,569万円

平成27年度に実施した主な事業

新庁舎建設事業	21億1,346万円
大東分庁舎解体撤去事業	1億1,339万円
地域づくり活動等交付金事業	2億6,250万円
公共交通対策事業	2億3,860万円
養護老人ホーム入所支援事業	2億780万円
介護保険事業（負担金）	7億2,899万円
子ども医療費助成事業	1億4,687万円
病院事業会計補助金	6億1,224万円
雲南市・飯南町事務組合負担金（清掃事業）	6億3,875万円
中山間地域等直接支払制度	2億6,949万円
地籍調査事業	1億2,153万円
木次駅前商業棟・木次経済文化会館整備事業	3億7,603万円
道路維持・新設改良事業	7億2,324万円
国道整備関連事業	5,742万円
小・中学校施設整備事業	8,996万円
菅谷たたら山内保存修理事業	5,001万円
災害復旧事業	3,311万円
など

主な財政指標

※下段（　）は平成26年度

項目		数値	説明
財政力指数		0.252 （0.249）	財政基盤の強さを表す指標です。財政力指数が高いほど自主財源の割合が高く、財政力が強いことになります。
経常収支比率		86.6％ （85.3％）	毎年経常的に支払わなければならない経費の状況から、財政運営の弾力性を測定する指標で、低いほど財政運営に弾力性があり、高いほど財政運営が硬直化している状況を表しています。
地方債現在高比率		181.5％ （181.3％）	財政規模に対する地方債（長期に渡り返済する借金）の残高を表したもので、低いほど財政運営が安定しています。
健全化判断比率	実質赤字比率	該当なし （該当なし）	一般会計等（ふつう会計）を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率です。雲南市の場合は、12.54％以上で財政健全化団体に、20％以上で財政再生団体となります。
	連結実質赤字比率	該当なし （該当なし）	全会計を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率です。雲南市の場合は、17.54％以上で財政健全化団体に、30％以上で財政再生団体となります。
	実質公債費比率	12.4％ （13.4％）	公債費の水準を測る指標です。一般会計等（ふつう会計）が負担する元利償還金および準元利償還金の標準財政規模に対する比率であり、従来から用いられてきた「起債制限比率」を見直し、実態をより正確に把握するため、公営企業会計に対する繰出金のうち元利償還金相当分などが要素に加えられています。この比率が25％以上になると財政健全化団体に、35％以上で財政再生団体となります。
	将来負担比率	79.0％ （84.3％）	地方債の残高をはじめ一般会計等（ふつう会計）が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率です。350％以上で財政健全化団体となります。
資金不足比率		該当なし （該当なし）	公営企業会計の資金不足額の事業規模に対する比率です。比率は各公営企業会計毎に算定することとされており、20％以上で経営健全化団体となり、財政健全化団体と同じように、公営企業の経営の健全化を図る計画を策定しなければなりません。

監査委員の審査意見書から

市税の収入率は98.54％で、平成27年度も山陰12市の中でもっとも高い。横断的な滞納整理体制の強化が図られ、それによる成果が着実に現れてきている。今後も財源の確保と負担の公平を期するため、未収金の解消に向けて、引き続き関係部局間の連携を図り、総力を挙げて取り組まれることを望む。
財政健全化法に基づく財政指標である実質公債費比率、将来負担比率についてはいずれも早期健全化基準を下回っている。今後もさらに比率の低減に努め、財政の弾力化を図っていく必要がある。
行財政改革の取り組みについては、行政評価制度の定着化、組織機構の見直し、職員数の削減、給与カットなどを行った結果、財政の収支均衡を達成させた上、起債の繰上償還を実施することができた。今後も財政健全化に向けて一層の努力を図られたい。
平成27年3月に中国横断自動車道尾道松江線が全線開通となり、交通の利便性は大いに増した。 島根県への観光客の数は増加している。雲南市においても「出雲國(いずものくに)たたら風土記(ふどき)」の日本遺産認定、JR西日本の「瑞風(みずかぜ)」の立ち寄り観光地に選ばれるといったさまざまな観光資源を利用し、雲南市の観光や商工業などの産業振興にさらに力を入れる必要がある。
財政健全化への取組にあたっては、行政評価制度を十分活用し、市民への説明責任を果たしながら、公平かつ簡素で効率的な行財政システムの構築に努め、最小の経費で最大の効果が上がる財政運営を推進し、市民福祉の向上と市勢の発展に努められることを望む。

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雲南市議会9月議会で認定された平成27年度公営企業会計（水道事業会計、工業用水道事業会計および病院事業会計）決算をお知らせします。

水道局総務課　電話0854–42–3473

水道事業

収益的収入（料金収入等）および支出（維持管理費等）

平成27年度3月末現在の水道使用戸数は1万302戸、年度末の総有収水量（料金収入のもとになった給水量）は295万9,917立方メートルでした。
総収益は8億6,389万円、総費用は8億1,752万円で4,637万円の黒字となりました。
水道料金収入6億3,517万円を総有収水量で割った1立方メートル当たりの供給単価（有収水量1立方メートルあたりの給水収益）は214円59銭となりました。一方、水道を供給するためにかかる1立方メートル当たりの給水原価（有収水量1立方メートルあたりの費用）は234円4銭でした。給水原価から供給単価を差し引くと19円45銭マイナスとなり原価を割って供給することになりますが、市からの営業補助により損失額の縮減を図っています。

資本的支出（建設改良工事等）

平成27年度の資本的支出総額は6億1,615万円でした。このうち建設改良費は3億9,827万円で、主な事業としては海潮地区簡易水道施設整備事業、上久野地区水道整備事業などを行いました。
また、企業債償還金は2億1,788万円でした。

平成27年度雲南市水道事業会計損益計算書（平成27年4月1日から平成28年3月31日まで）

（税抜き）
	営業収益	6億4,800万円
	営業外収益	2億1,589万円
経常収益　(1)		8億6,389万円
	営業費用	7億1,776万円
	営業外費用	9,976万円
経常費用　(2)		8億1,752万円
当年度純利益　（(1)－(2)）		4,637万円
前年度繰越利益剰余金		3,330万円
当年度未処分利益剰余金		7,967万円

平成27年度雲南市水道事業会計貸借対照表（平成28年3月31日）

（税抜き）
固定資産	有形固定資産	105億298万円
	無形固定資産	506万円
流動資産	現金預金	12億1,321万円
	未収金	6,281万円
	貯蔵品	789万円
資産合計		117億9,195万円
固定負債	企業債	44億301万円
	引当金	6,117万円
流動負債	企業債	2億2,853万円
	未払金	2,599万円
	引当金	668万円
	預り金	40万円
	その他流動負債	60万円
繰延収益	長期前受金	29億8,491万円
負債合計		77億1,129万円
資本金	資本金	37億153万円
剰余金	資本剰余金	2億6,006万円
	利益剰余金	1億1,907万円
資本合計		40億8,066万円
負債・資本合計		117億9,195万円

工業用水道事業

収益的収入（料金収入等）および支出（維持管理費等）

平成27年度3月末現在の工業用水道利用者は島根三洋電機株式会社とホシザキ株式会社の2事業所で、年度末の総給水量は46万6,220立方メートルでした。
総収益は4,303万円、総費用は6,543万円で、2,240万円の赤字となり、前年度繰越利益剰余金で補填しました。

資本的支出（建設改良工事等）

平成27年度の資本的支出総額は4,065万円でした。このうち建設改良費は728万円で、国道54号拡幅に伴う送水管の支障移転工事を行いました。
また、企業債償還金は3,337万円でした。

平成27年度雲南市工業用水道事業会計損益計算書（平成27年4月1日から平成28年3月31日まで）

（税抜き）
	営業収益	4,153万円
	営業外収益	150万円
経常収益　(1)		4,303万円
	営業費用	5,005万円
	営業外費用	1,236万円
経常費用　(2)		6,241万円
	特別損失　(3)	302万円
当年度純利益　（(1)－(2)－(3)）		△2,240万円
前年度繰越利益剰余金		1,218万円
その他未処分利益剰余金変動額		3,339万円
当年度未処分利益剰余金		2,317万円

平成27年度雲南市工業用水道事業会計貸借対照表（平成28年3月31日）

（税抜き）
固定資産	有形固定資産	5億3,068万円
流動資産	現金預金	2億191万円
	未収金	3万円
	貯蔵品	75万円
資産合計		7億3,337万円
固定負債	企業債	5億3,432万円
	引当金	2,394万円
流動負債	企業債	3,409万円
	未払金	143万円
	引当金	56万円
繰延収益	長期前受金	2,637万円
負債合計		6億2,071万円
資本金	資本金	8,897万円
剰余金	資本剰余金	52万円
	利益剰余金	2,317万円
資本合計		1億1,266万円
負債・資本合計		7億3,337万円

病院事業

雲南市立病院 総務課　電話0854–43–2442

決算概要

平成27年度は4月より医師3人を迎えることができ、常勤医師21人体制でスタートしました。特に平成20年度より非常勤体制となっていた泌尿器科において7年ぶりの常勤体制となり、泌尿器科領域の診療を充実することができ、また、内科・外科系医師の増員により総合診療科も更に充実しました。

収益的収入（医療費収入等）および支出（給与費、薬品購入等）

病床利用率は90.4％（各病床の利用率については下表参照）と全国の自治体立同規模病院と比較して高い水準を達成することができ、入院収益等の増収につながりました。これにより経常収支で3,416万円の黒字となり、4期連続で黒字計上することができました。また、内部留保資金は単年度で1億6,591万円の蓄積ができ、繰越内部留保資金も12億1,944万円となり、健全経営の基盤が着実に図れています。

資本的支出（建設改良費等）

資本的支出総額は9億4,185万円で、このうち病院建設工事や前立腺手術装置などの医療機器更新による建設改良費は7億1,892万円でした。また、企業債償還金については2億1,873万円でした。

業務量

1．病床数　281床
　（一般病床160床（感染症4床含む）、地域包括ケア病床43床、回復期リハビリ病床30床、介護療養病床48床）

2．延べ患者数、1日平均患者数、病床利用率

区分		延べ患者数（人）			1日平均患者数（人）			病床利用率（％）
		前年度	本年度	増減	前年度	本年度	増減	前年度	本年度	増減	同規模病院※ （平成26年度）
入院	一般病床 （うち包括ケア）	65,116 （8,238）	67,120 （14,679）	2,004 （6,441）	178.4 （38.9）	183.4 （40.1）	5.0 （1.2）	87.9 （90.4）	90.3 （93.3）	2.4 （2.9）	69.2
	回復リハ	10,081	10,422	341	27.6	28.5	0.9	92.1	94.9	2.8	84.5
	介護療養	15,348	15,397	49	42.0	42.1	0.1	87.6	87.6	0.0
	入院計	90,545	92,939	2,394	248.0	254.0	6.0	88.3	90.4	2.1	69.3
外来		95,878	96,074	196	392.9	395.4	2.5	-	-	-	-

※全国の自治体立病院（200床～300床）

財務諸表

平成27年度雲南市病院事業会計損益計算書（平成27年4月1日から平成28年3月31日まで）

（税抜き）
	医業収益	35億2,292万円
	医業外収益	4億1,387万円
	訪問看護収益	6,144万円
	療養病床収益	2億3,900万円
経常収益		42億3,723万円
	医業費用	37億8,920万円
	医業外費用	1億7,913万円
	訪問看護費用	6,405万円
	療養病床費用	1億7,069万円
経常費用		42億307万円
経常利益		3,416万円
	特別利益	606万円
当年度純利益		4,022万円
前年度繰越利益剰余金		4,039万円
当年度未処分利益剰余金		8,061万円

平成27年度雲南市病院事業会計貸借対照表（平成28年3月31日）

（税抜き）
固定資産	有形固定資産	33億1,721万円
	投資その他の資産	6,145万円
流動資産	現金預金	10億3,375万円
	未収金	6億6,449万円
	貯蔵品他	2,013万円
繰延勘定	退職給与金	812万円
資産合計		51億515万円
固定負債	企業債	24億7,691万円
流動負債	企業債	2億3,311万円
	未払金	3億8,546万円
	引当金	1億5,825万円
	その他流動負債	1,869万円
繰延収益	長期前受金	2億4,137万円
負債合計		35億1,379万円
資本金	資本金	15億1,075万円
剰余金	利益剰余金	8,061万円
資本合計		15億9,136万円
負債・資本合計		51億515万円