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市報うんなん2015年7月号

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雲南病院だより

【検査科より】雲南市立病院の縁の下の力持ち!「検査科」です

検査科では、心電図や超音波など患者さんに接して行う生理検査や、患者さんの血液や尿などを採って行う検体検査を行っています。どちらも現在の身体の状態を目に見える波形や数値にして、診療の場に提供しています。
検査のほとんどは機械が測定していますが、その結果が正しいかどうかは1つずつ検査技師が確認して報告しています。また、それらの機械が正常に動くように保守点検にも務めています。
当院には様々な検査機器がありますが、今年2月、12年間大切に使用してきた「全自動血球計数装置」をついに更新しました。この機械は血液中の赤血球・白血球・血小板の計数や、白血球を5種類に分類してその比率を出すことなど様々な分析ができ、短時間で有益な検査結果を診療の場に提供できるようになりました。
検査科は確かな知識と技術を持った検査技師と、高性能な機械とが力を合わせて、皆さんに安全安心な医療が提供できるよう日々取り組んでいます。

更新した全自動血球計数装置
▲更新した全自動血球計数装置

院内QC(キューシー)活動 ~検査科最優秀賞受賞~

QC「品質管理(Quality(クオリティー) Control(コントロール)=QC)」活動とは、コスト削減、業務改善、能率向上、モラル向上、安全管理、生産性の向上、サービス向上等に該当する病院方針に則ったその部署独自のテーマを掲げ、QCの手法に沿った取り組みをいいます。雲南市立病院では5年前から自主的にQC活動に取り組んできました。
3月7日に第5回目となる院内QC活動発表大会が開催され、院内8部署から活動発表が行われました。そして、なんと検査科は見事最優秀賞を受賞することができました!
受賞内容のテーマは「血液検査業務の煩雑さを何とかしたい!!~まずは分類標本作製について見直そう~」です。取り組み内容は、業務内容である血液検査の工程を10の作業工程に絞り、煩雑度合いを整理し、その度合いの高かった4つの項目の要因分析を行い、対策を立案、実施するというものです。なんと、結果目標達成率は100%を記録できました!
この業務改善がサービスの向上につながるようスタッフ一同がんばっていこうと思います。今度は11月に三重県で開催される全国大会に参加します。応援よろしくお願いします!


▲最優秀賞を受賞した検査科「おちらとやらこいサークル」

看護の日イベントを開催しました

5月12日(火曜)、雲南市立病院1階ロビーにて開催しました。
雨天にも関わらず、80人もの方に参加していただきました。
ロビーでは無料で血圧測定、体脂肪測定、血管年齢測定、骨密度測定や健康相談などを行い、病棟では患者さん一人ひとりにメッセージカードを送り、看護の心、ケアの心、助け合いの心を、分かち合いました。
地域の方からは「普段できない測定ができて良かった!」「気軽に相談できて良かった!」などの感想をいただき、看護職一同大変うれしく感じました。
次年度の看護の日も皆さん楽しみにしていてくださいね。

「看護の日イベント」測定コーナーの様子
▲「看護の日イベント」測定コーナーの様子

★看護の日★
近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、5月12日を「看護の日」、この日を含む日曜日から土曜日までを「看護週間」として、1990年に制定されました。
21世紀の少子・高齢化社会を支えるため、住民一人ひとりが看護への関心を高め、やさしさと思いやりの心を育んでもらおうと、県内の各病院でも様々な「看護の日及び看護週間」イベントが開催されています。

看護職のWLB(ダブルエルビー)推進カンゴサウルス賞 受賞

5月13日(水曜)に青山ダイヤモンドホール(東京都)において「第3回看護職のWLB推進カンゴサウルス賞受賞式」が開催され、当院も表彰を受けました。この賞は、日本看護協会が主催する看護職のワーク・ライフ・バランス(WLB:仕事と生活の調和)推進事業に参加し、3年間取り組みを続けた医療施設の努力と成果を表彰するものです。
当院は、平成24年度から取り組みを始め、(1)制度の周知 (2)労働環境の改善 (3)キャリアアップ支援 の3点に重点を置き活動を継続しています。
日本看護協会の坂本すが会長より当院から参加した看護師2人が表彰状をいただき、マスコットキャラクター「カンゴサウルス」のぬいぐるみもいただきました。表彰式終了後には、坂本会長や島根県の参加者の皆さんと一緒に記念撮影もしました!

表彰式の様子
▲表彰式の様子
記念撮影
▲記念撮影

【栄養管理科より】患者さんの「おいしい!」が私たちの喜びです

こんにちは、栄養管理科です!私たちは限られた厨房や機器を最大限に活用して、入院中の患者さんにおいしい食事を提供できるよう、職員一同、工夫を重ねています。

色々な調理器具を使用し、患者さんの病状に合せた食事を作っています。今回はその内の一つ、スチームコンベクションで作った料理を紹介します。スチームコンベクションは、主に「蒸す」「焼く」の機能を備えた、病院の食事作りに毎日活躍している機器です。魚や卵、ハンバーグなどの焼き物に加え、茶碗蒸や温泉卵などの蒸し料理や、ゆで野菜やキノコソースなど様々な調理ができます。このような便利な器具を使いながらも、栄養管理科では手作業による工夫を凝らしています。例えば、麩(ふ)をミキサーでペースト状にしたものを具材に混ぜ、食べ物を柔らかく仕上げることで、噛んだり、飲み込んだりする力が弱い患者さんにもおいしく食べてもらえるよう努めています。

※写真はスチームコンベクションで作った料理の一例です。

スチームコンベクションで作ったハンバーグ
▲スチームコンベクションで作ったハンバーグ
スチームコンベクションで作った豆腐のキノコソース
▲スチームコンベクションで作った豆腐のキノコソース

展示コーナーのご紹介

雲南市立病院玄関ロビーには、大東おりづる会(会長 恩田磯子(おんだいそこ)さん)の皆さんによる展示が行われています。
5月は紫陽花(あじさい)でした。6、7月は蛍や七夕のおりづる展示を予定しています。皆さんぜひご覧ください。

大東おりづる会「紫陽花」
▲大東おりづる会「紫陽花」

病院玄関でさつき展を開催しました

昨年に引き続き、元病院職員の大久保 壽(おおくぼひさし)さんにご協力をいただき、正面玄関のスペースにて5月18日(月曜)から3週間、さつき展を開催しました。大久保さんのさつき展は、今では病院展示の名物となっています。週替わりで色とりどりの見事なさつきを展示していただき、病院を訪れた地域の皆さんから感嘆の声が出ていました。

展示されたさつきに見入る来院者
▲展示されたさつきに見入る来院者

院内サロン ふれ愛

7・8・9月の開催日(毎月第2・第4金曜日)
 7月10日(金曜)・24日(金曜)
 8月14日(金曜)・28日(金曜)※
 9月11日(金曜)・25日(金曜)
【時間】
 13時30分から15時30分
【場所】
 雲南市立病院 南棟2階 ドック検診室

お気軽にお越しください。

※8月28日は「がんピアサポーター相談会」を院内サロンふれ愛で行っています。
 がんを体験した仲間と話をしてみませんか?相談は無料です。プライバシーは守ります。

院内サロンとは:
病気についての不安を抱える患者さん・ご家族の交流の場であり情報交換・学習の場です。
参加費は必要ありません。どなたでも自由に参加できるサロンです。

問い合わせは・・・雲南市立病院 保健推進課 電話0854-43-3602


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