市報うんなん2016年3月号
うんなん日和
1月16日 防災安全講演会 ~シニア災害ボランティアセミナー~
講演をされた室﨑さん
木次経済文化会館チェリヴァホールで、島根県主催(雲南市共催)の防災安全講演会が開催され、市民約200人が参加しました。
少子高齢化社会を迎え、災害に強い地域づくりを進めるためには、過去の災害の教訓やボランティア活動に学び、地域における災害ボランティア活動・防災活動を推進していかなければなりません。このようなことから、被災地域におけるボランティアの役割について理解を深めるた開催されました。
当日は、防災の第一人者である兵庫県立大学防災教育センター長の室﨑益輝(むろさきよしてる)さんが『増大する災害リスクに社会はいかに向き合うか~土砂災害とシニアボランティア~』と題し講演されました。室﨑さんは2つの大きな震災により防災の考え方が転換を求められていることに触れ、常に危険性を認識し想定外の災害にも臨機応変に対応できるようにすること、災害に対し被害を減らす減災の努力(建物の耐震補強・家具の転倒防止など)が必要であること、行政主導には限界があり自助・互助・共助が必要だということを述べられました。また、東日本大震災ではボランティア活動を行った方の約20%がシニア世代の方であり、シニア世代が災害ボランティア活動や地域防災活動などで大きな役割を果たし、期待もされていると述べられました。
また、当日は加茂町在住で「RUMIKO(るみこ)平和への願い」代表の佐藤子(さとうるみこ)さんも『みんなで守ろう大切ないのち~東日本大震災に学ぶ~』と題し、事例発表されました。佐藤さんは自らの東日本大震災での支援活動を通して「いのちの大切さ」を学んだこと、「大切ないのち」を守るために私たちが取り組むべき課題について歌にして発表されました。
1月20日 小規模多機能自治組織の法人制度創設を求める提言書提出
石破地方創生担当大臣へ提言書を提出する速水市長
小規模多機能自治組織(地域自主組織)の法人制度創設を求めるため、小規模多機能自治推進ネットワーク会議(代表:速水市長、2月1日現在の会員数全国の202自治体等)として、121自治体の賛同のもと、石破 茂(いしばしげる)地方創生担当大臣および高市早苗(たかいちさなえ)総務大臣へ代表の速水市長から提言書を提出しました。
これを受け、石破大臣からは、検討する場を設け精力的かつ迅速に検討していく旨の発言がありました。
同日都内で開催された内閣府主催の「『小さな拠点』づくりフォーラム」では、速水市長が雲南市の地域自主組織について発表しました。
1月23日 広島雲南市ふるさと会総会開催!
三刀屋太鼓の皆さんによる太鼓の上演 |
広島雲南市ふるさと会総会の様子 |
第10回広島雲南市ふるさと会総会がメルパルク広島(広島市)で開催されました。ふるさと会会員や市関係者など約80人が参加し、近況を報告し合い新睦を深めることができました。
今年は発会10周年の節目ということで、雲南市の4事業者の皆さんによる農産物や加工品、お酒などの特産品の販売が行われ、懐かしいふるさとの産品をたくさん購入いただきました。
また、三刀屋太鼓の皆さんによる迫力ある太鼓の上演もあり、大いに盛り上がりました。
1月25日 雲南市優良建設工事表彰
優良建設工事表彰を受賞された皆さん
雲南市が発注し平成26年度に施工された建設工事のうち、優良建設工事に選ばれた13件の工事(下記一覧)の施工業者の代表者と工事の主任技術者等に対し、速水市長から表彰状が贈られました。
この表彰は、施工技術の向上と工事の適切な施工の確保を図る目的で、1件500万円以上の建設工事の中から選定されるものです。なお、昨年度の対象建設工事は、71件でした。
部門 | 工事名 | 施工業者 |
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一般土木 | (仮称)加茂岩倉遺跡公園駐車場等整備工事 | 株式会社 常松土建 |
一般土木 | 起債道路整備事業 平成26年度市道里熊本通り線道路新設工事 | 田中工業 株式会社 |
一般土木 | 市道山崎線道路改良工事 | 株式会社 中澤建設 |
一般土木 | 社会資本整備総合交付金事業 平成26年度市道免別線道路改良工事 | 有限会社 日野建設 |
一般土木 | 起債道路整備事業 市道里方中央線道路改良工事(その1) | 有限会社 周藤土木 |
一般土木 | 海潮簡易水道施設整備事業 須賀ポンプ所築造工事 | 有限会社 山根建設 |
建築 | 平成26年度特別養護老人ホームえがおの里増築・改修(建築主体)工事 | 株式会社 中澤建設 |
建築 | 道の駅たたらば壱番地身障者用駐車場屋根設置工事 | 株式会社 都間土建 |
建築 | 平成25年度三刀屋健康福祉センターボイラー設置工事(建築) | 株式会社 都間土建 |
設備 | おろち湯ったり館ボイラー設置工事(設備) | 島根水道・木次設備特別共同企業体 |
設備 | 平成25年度三刀屋健康福祉センターボイラー設置工事(設備) | 島根電工・木次設備工業特別共同企業体 |
設備 | 平成26年度特別養護老人ホームえがおの里増築・改修(機械設備)工事 | イマックス・木次設備特別共同企業体 |
設備 | 平成26年度特別養護老人ホームえがおの里増築・改修(電気設備)工事 | 神州電気・八興電気特別共同企業体 |
1月31日 海と山の交流~カキまつり~
カキを求め列をつくる来場者
第29回カキまつりが掛合町の道の駅「掛合の里」駐車場で開催されました。
カキまつりは、旧掛合町が姉妹都市として交流を行ってきた当時の広島県音戸(おんど)町(現:呉市)との交流事業として開催し、合併後も掛合町ふるさとまつり実行委員会により行われています。
当日は、新鮮なカキを求めて一般販売の1時間半前には、市内外から多くの方が列をつくっていました。
カキのほかにも、市内外からの出店もあり、特産品販売や手打ちそばの実演販売なども行われ、にぎわっていました。
1月31日 桜まつりを盛り上げる企画を提案~うんなん若者会議~
社会人コーディネーターの川和真紀(かわわまき)さん(左)と高校生の企画検討の様子
昨年の11月より開催している「うんなん若者会議」が雲南市役所で行われました。3回目となる今回は、市内3つの高校から19人の参加があり、「アート」、「医療」、「食」、「場づくり」の4チームに分かれて、20~30代の大学生・社会人と4月2日(土曜)、3日(日曜)に開催される桜まつりで行う企画について検討しました。
今回の若者会議では、アートチームのタオルや毛布を巻いてクッションなどをつくる「雲南まきまきプロジェクト」や食チームの米粉などを使ったお店の出店など、様々な企画が提案されました。
今後、各チームでさらに検討を深め、桜まつり本番に向け準備を進めていきます。
2月7日 第44回掛合トランプワールドカップ
世代を超えてトランプを楽しむ参加者
第44回掛合トランプワールドカップが掛合まめなかセンター(掛合町掛合)で掛合トランプ同好会(会長 竹下三郎(たけしたさぶろう)さん)の主催により開催されました。
毎年恒例の本大会ですが、今年は若手からベテランまで36人の愛好家が集まり、朝から夕方まで時間の経つのを忘れて一心不乱にトランプを楽しみました。
このトランプは250年以上も前から掛合で普及し、別名「絵取り」として親しまれてきました。本大会は昭和48年から各々の実力試しの場として、また伝統文化の保存継承等を目的に始まり現在に至ります。今大会の優勝は、参加者の中では若手の江角祐哉(えすみゆうや)さんとなり、ベテラン勢を驚かせました。
2月7日 心待ちにした雲南市でのホームステイ
歓迎会であいさつするジェニファーさん |
手巻き寿司づくりに挑戦する留学生 |
早稲田大学の留学生が市内の家庭にホームステイしながら、学校訪問や文化体験をして過ごす「早稲田大学留学生ホームステイ事業」が31回目を迎え、同事業の留学生歓迎会が大東地域交流センターで行われました。6人の留学生を代表してあいさつしたパナギトン・ジェニファーさんは「私たちは島根での体験を楽しみにしていて、たくさん学びたいと思っています。特に子どもたちと遊ぶことを楽しみにしています。ホストファミリーに島根のことを色々教えてもらって、日本語がますます上手になればいいと思います」と、抱負を語りました。
留学生は3月5日までの1ヵ月間、小・中学校や幼稚園を訪問し子どもたちと交流したり、正月遊びや餅つきなど日本文化を体験したりして、雲南市での暮らしを楽しんでいます。今回は、高校生が体験活動を企画するなど、新しい取り組みも始まりました。
留学生 | ホストファミリー | |
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氏名 | 氏名 | 地区 |
Panaguiton Jennifer(パナギトン ジェニファー)さん | 高橋 健(たかはしけん)さん | 大東町大東 |
Phare Rebecca(フェアー レベッカ)さん | 安部幸治(あべこうじ)さん | |
Nomiyama Courtney(ノミヤマ コートニー)さん | 小山繁樹(こやましげき)さん | |
Cooper Natanya(クーパー ナターニャ)さん | 鳥谷健二(とやけんじ)さん | 大東町春殖 |
Carter Sheila(カーター シーラ)さん | 舩木 要(ふなきかなめ)さん | |
Richardson Desiree(リチャードソン デジレー)さん | 児玉友伸(こだまとものぶ)さん | 大東町幡屋 |