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市報うんなん2016年2月号

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未来をつくる若者チャレンジ

市が毎年実施している若者チャレンジ支援『幸雲南塾』の塾生を紹介します。

第10回目は、東京からIターンをした訪問看護ステーション「コミケア」の歌田(うただ)ちひろさん(幸雲南塾第5期生)です。

左から古津さん、歌田さん、安達さん
▲左から古津さん、歌田さん、安達さん

~みんなで創る「幸せな人があふれるまち」~

―幸雲南塾に参加したきっかけを教えてください

幸雲南塾の卒業生(学生)の進路相談を受けている中で、幸雲南塾を知りました。
幸雲南塾などの取り組みを通じて、若い人が地域と関わりながら自分のプランに取り組まれているところに新鮮さを感じました。その後、矢田明子(やたあきこ)さん(幸雲南塾1期生・NPO法人おっちラボ代表理事)にも出会い、さらに幸雲南塾や雲南市に興味を持ちました。

―幸雲南塾に参加していかがでしたか?

東京でもなかなか会えないような著名な講師の皆さんの話が聞けて、とても勉強になりました。
塾は全6回で構成されていますが、各回のテーマがうまく設定されていて、7月から訪問看護ステーションを運営していた私たちの悩みや課題を適切なタイミングで相談することができました。
また、同じ時期に塾に参加した5期生同士のつながりも強くなっていくのを感じながらお互いのプランの内容がよりよいものになり、プランは違いますが「一緒にチャレンジしているんだ!」という感覚が高まっていきました。
市やおっちラボやインターンの皆さんのサポートで自分たちがやりたいことが何なのか考えを深めることができ、自分たちがやるべきことがどんどん鮮明になっていきました。

―最終報告会では最優秀賞と共感賞のダブル受賞でしたね。

他のチームの発表が素晴らしく、私たちが受賞するとは思っていなかったので驚きました。最優秀賞は素直に嬉しかったです。発表練習を通じてシンプルな発表にすることができたのではないかと思います。
そして共感賞が受賞できたことは、さらに嬉しかったです。地域医療に携わる者として、地域医療・訪問看護の大切さに対して共感していただけたことは本当に感慨深く、自分たちの仕事にやりがいを感じた瞬間でした。

―今後の活動について教えてください。

昨年7月に訪問看護ステーション「コミケア」をオープンしました。スタッフは私、安達弓恵(あだちゆみえ)、古津三紗子(こづみさこ)の女性3人で、全員がUIターン者です。それぞれの長所・特徴を生かし、協力しながら毎日の業務に取り組んでいます。
訪問看護事業を通してさらに住民の皆さんとのつながりを広げ、地域の健康課題の解決に貢献していきたいと思っています。「こうだったらいいのに!」と思われることがあったらどんどん意見をいただきたいです。
また、若手の医療職者の輪を広げていきたいと思っています。「きらきら地域医療 café@うんなん」という雲南市内外で働く若手医療従事者が集まって雲南市の地域医療について話し合う場づくりもしています。施設・地域・職種といった枠を越えて悩みや課題を共有しながら一緒に考えて、みんなで「幸せな人があふれるまち」を創っていきたいと思っています。


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