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市報うんなん2015年12月号

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未来をつくる若者チャレンジ

市が毎年実施している若者チャレンジ支援『幸雲南塾』の塾生を紹介します。

第8回目は、神庭聖子(かんばせいこ)さん(幸雲南塾3期生)です。

~須我神社(大東町須賀)の参道を歩いて参拝してほしい~

―どうして幸雲南塾に参加されたのですか?

私は広島市で生まれ育ちましたが、13年前に結婚して大東町海潮地区に来ました。2年半市の観光協会で観光推進員として働かせていただきました。それがきっかけとなり徐々に地元に対して興味がわいてきました。
仕事を通じて歴史の長さと深さに改めて気づきました。そして縁あって住んでいる海潮地区に何か恩返しできることはないかと思い、幸雲南塾に参加しました。

―幸雲南塾に参加してみてどうでしたか?

塾生同士、講師、行政の方などたくさんの仲間をつくることができました。このつながりが一番の財産です。特に、塾生同士のつながりはまるで学校のようでした。塾に参加した方は「何かをしたい」「実現したい」という想いを持っていて、お互いに手伝い、助け合えます。

―幸雲南塾で発表したマイプランはどんな内容でしたか?

須我神社の近くに「神楽の宿」という、茅葺の古民家があります。築130年くらいの松江の庄屋を移築してきて、囲炉裏もあっていい雰囲気ですが、あまり活用されていませんでした。一方で、須我神社には県内から月平均3,000人が参拝されますが、周辺に休憩する場所もありませんでした。そこで「神楽の宿」を利用してにぎわいづくりができたらいいと考え、プランにして発表しました。

―その後、団体をつくって活動しておられるそうですね。

塾が終わってから、海潮地区の若い方を10人くらい集めて、「すがしかい」という団体をつくり、市民団体として登録しました。今は音楽やヨガ、ワークショップなどの講師を呼んでイベントをしたり、おでんパーティー異業種交流会を主催しています。まずは、みんなが「神楽の宿」を使っていくことが大切だと感じています。まだ、活動は月1回程度ですが、須賀という土地が特別だと思ってくれる方が多いことが嬉しいです。理想は、須我神社に訪れた方に神楽の宿まで参道を歩いてもらえるように、にぎわいづくりをしていきたいです。
10月31日に「すがしかい」の初めての大きな音楽と食のイベント「音在り月の夜」を開催し、地元、市外からたくさんの方に来ていただき、にぎわいをつくることができました。「すがしかい」としても地元の方、出展者や出演者の方たち、来ていただいた方とのご縁がうまれました。糸を紡いで大きな織物になっていくように、須賀を中心に様々なご縁の糸が紡がれて末広がりに大きな面になっていくことを想い描いています。


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