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市報うんなん2015年10月号

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未来をつくる若者チャレンジ

市が毎年実施している若者チャレンジ支援『幸雲南塾』の塾生を紹介します。

第6回目は芝 由紀子(しばゆきこ)さん(幸雲南塾3期生)です。

芝由紀子さん

~言葉や文化の違いを超えて共に楽しく暮らすまちを~

-ご夫婦で雲南市にIターンされたんですね。

夫は韓国のソウル市、私は神奈川県の出身です。平成24に夫が雲南市の国際交流員として仕事をすることになり、それまで住んでいた韓国を離れて雲南市に来ました。

-活動を始めたきっかけを教えてください。

初めは日韓交流だけを考えていたのですが、雲南市に来て多くの方にお世話になり、よくしていただくうちに「地域のために何かしたい」という気持ちが自然と芽生えてきました。外国人支援については、楽な活動でないのはよく分かっていただけに、自分が直接取り組むつもりはなかったのですが、雲南市には他の自治体にあるような外国人のコミュニティや支援団体がなかったので、何かしなければと思い始めました。

-幸雲南塾と出会うきっかけは何でしたか?

平成25年に幸雲南塾2期生の発表会に行く機会がありました。取り組み自体は素敵だと思いましたが、そのときは自分が幸雲南塾に入ることになるとは思いませんでした。そういう中で少しずつ外国人支援の活動を始めたものの、なかなか積極的になれませんでした。幸雲南塾に入り、「外国人支援の活動に取り組む」と宣言し、自分自身を追い込もうと思い3期生に応募しました。

-現在はどんなことをしていますか?

「UNNAN(うんなん)多文化まちづくりカフェ」という市民団体を立ち上げて、異文化体験教室やインターナショナル子育てサークル、外国人サポートなどを行っています。特に外国人同士の新しいつながりをつくりたいと思っています。外国から雲南市へ転入してきたときに、同じ国の出身の方に母国語で生活や子育て、学校に関して質問することができればとても安心だと思うからです。今後は、外国にルーツのある子どもたちが、自分のルーツを素敵だと感じられるような活動も増やしていきたいです。子どもたちが夢や希望を持って成長できるよう、幼児教育の段階からサポートしていくことが大切だと感じています。地域の皆さんが私たちの活動を応援してくださり、イベントなどでも協力をしてくださるので、とても活動しやすいと感じています。


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