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市報うんなん2015年10月号

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雲南病院だより

第5回 雲南市立病院祭を開催しました

9月5日(土曜)、病院祭を開催しました。5回目の今祭は“このまちでともに生きていこう!~あたたかい手と目でまもる~”をテーマに、院内外のスタッフによる手作りの催し物を行い、総勢400人以上の方に来場いただきました。
オープニングセレモニーでは、院内保育所“ほたるキッズ”の子どもたちが登場し、元気な遊戯を披露して会場を盛り上げてくれました。
続く、基調講演では、津和野共存病院副院長 飯島献一(いいじまけんいち)さんに『認知症と上手につきあうために~地域包括ケアと看取りの文化~』と題した講演をしていただきました。認知症とはどのような病気でどのような症状が現れるのか?ということから、認知症の原因や主な疾患など、大変わかりやすく講演いただきました。
午後の部では、メイン会場で楽しいイベントを開催しました。熱響UNNAN(うんなん)~雲南あちこちコンサート~との共催で島根大学声専コンサートを開催しました。その他にも、PL島根MBAバトントワリングショーなど、子どもも大人も大いに楽しみました。

病院祭の最後は病院ボランティアと病院職員による恒例の安来節ショーを行いました。今回も看護師や事務職員チームによる銭太鼓、医師チームによるどじょうすくい踊りで、会場は大いに沸きました。
催し物会場では、職員が自分たちの仕事を生かした企画を行いました。医師による縫合体験や内視鏡体験コーナー、看護師による白衣試着体験コーナーでは、子どもたちの真剣な姿や嬉しそうな顔が見られ、職員にとっても心和むひと時となりました。その他、院内音楽サークル“サウス・クラウド・アンサンブル”の突撃ライブ、栄養相談コーナー、お薬相談コーナー、脳年齢チェックなどを行い、皆さんの健康づくりに役立てていただきました。
展示コーナーでは、病院各部署の紹介、病院ボランティアの活動紹介や雲南市内サークルの作品などを展示しました。また今年は大東高校と三刀屋高校から雲南病院に医療現場体験として参加した学生の学び報告も展示しました。
屋外展示会場では、救急車の展示とDMAT(ディーマット)(災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム)の活動紹介を行い、救急車は子どもたちに大人気でした。
また、医療に関するクイズスタンプラリーを実施し、楽しみながら地域医療を知ってもらうきっかけになりました。すべてのスタンプが揃うと記念品がもらえるということで、親子で頑張る姿が見られ、とても微笑ましかったです。
「地域に親しまれ、信頼され、愛される病院」として、今後も地域の皆さんとこのまちでともに生き、地域医療を守っていきたいと思っています。

病院ボランティアと病院職員による恒例の安来節ショーの様子
▲病院ボランティアと病院職員による恒例の安来節ショーの様子
院内保育所“ほたるキッズ”の子どもたちによるオープニングセレモニーの様子
▲院内保育所“ほたるキッズ”の子どもたちによるオープニングセレモニーの様子
 
PL島根MBAバトントワリングショーの様子
▲PL島根MBAバトントワリングショーの様子
津和野共存病院 飯島副院長による基調講演の様子
▲津和野共存病院 飯島副院長による基調講演の様子
 
BLS(一次救命処置)体験の様子
▲BLS(一次救命処置)体験の様子
屋外展示会場で救急車は子どもたちに大人気でした
▲屋外展示会場で救急車は子どもたちに大人気でした
 
三刀屋高校のボランティアの皆さん
▲三刀屋高校のボランティアの皆さん
看護師や事務職員チームによる銭太鼓の様子
▲看護師や事務職員チームによる銭太鼓の様子

ふれあい病棟~多世代交流~

ふれあい病棟(病状が安定している要介護の方に、療養上の管理、看護、医学的管理下での介護や機能回復訓練などの医療を行う施設)では、院内保育所「ほたるキッズ」の子どもたちとの交流の機会があります。
その一つ、病棟での誕生日会では、施設利用者が「ほたるキッズ」に通う子どもたちから手作りプレゼントを受け取りました。利用者の皆さんはとても嬉しそうで生き生きとされていました。また、魚釣りゲームやかき氷作りなど賑やかな催しも行い、子どもたちの笑い声が病棟に響き渡る楽しい一時になりました。
利用者にとって子どもたちとのふれあいは単調な毎日の中でとても良い刺激になっています。子どもたちの中には初めて高齢者の方とゆっくり触れ合った子どもも居たようです。高齢の利用者に対し、始めは驚いた様子を見せていた子どもたちも、触れ合う機会を重ねるうちに子どもなりに相手を大切にする心が態度として感じられるようになってきました。
昔は当たり前にあった異世代間の交流ですが、今の時代とても大切なことではないかと感じます。これからもふれあい病棟ではこのような当たり前のことを大切に、利用者に寄り添っていきたいと思っています。

展示コーナーの紹介

院内には地域の皆さんのご協力により、様々な作品展示を行っています。
皆さんぜひご覧ください。

内科前フロアには、木次写真クラブの皆さんの写真が展示してあります。
夜明け
夜明け
石原佑次(いしはらゆうじ)さん
 
小児科前フロアには、古典技法研究会の皆さんの作品が展示してあります。
藤の花
藤の花
藤原陽子(ふじはらようこ)さん
 
玄関ロビーには、大東おりづる会の皆さんによる展示が行われています。
9月からは美しい山村の稲刈り風景です。
藤の花
稲刈り
大東おりづる会

第9回島根看護学術集会に参加しました

7月25日(土曜)、ビッグハート出雲(出雲市)で「第9回島根看護学術集会(学術集会とは看護実践、看護研究、看護教育等さまざまな視点を交え、活発な議論を行う研鑽の機会)」が開催されました。
看護研究は、看護ケアの質を高め、看護サービス等の変革に欠かせない重要な要素であるといわれています。この日は、島根県内から26題の発表があり、雲南市立病院からも2階病棟と4階西病棟の看護師が2題(口演1題、示説1題)発表しました。
看護部では、それぞれの部署で看護研究に取り組んでいます。今後も高い向上心をもちながら、より良い看護を提供していきたいと思っています。

医療現場体験

8月4日メディカルアカデミー参加者の集合写真
▲8月4日メディカルアカデミー参加者の集合写真
オール島根が集合したことを表す意味で、左手を島根県の形に見立てています
 
患者さんの足のケアを行っている様子
▲患者さんの足のケアを行っている様子
エコー検査を体験している様子
▲エコー検査を体験している様子

雲南市立病院では、学校が夏休みの期間に学生の医療現場体験を受け入れています。
今年も、市内外の多くの学生が体験に来ていただきました。
体験終了後には、病院職員との意見交換も行いました。

参加学生の声
『体験の中で一番印象に残ったことは何でしたか?』
・看護師さんが患者さんと話をしながら身支度を手伝っておられた時、患者さんが「いつもありがとう」と言われ、このような風に患者さんとの距離が近くて患者さんを笑顔にできる看護師になりたいと思いました。(高校2年生)
・一人ひとりが単独で動くのではなく、多職種が協力して一人の患者さんに関わっているのが印象深かったです。これがチーム医療かと感じました。 (高校2年生)・看護師さんが、「患者さんとよく話をする医師になってほしい」と言われたことが印象に残りました。医師をめざして頑張ろうと思います。(高校2年生)
・リハビリの体験では、職員の方の患者さんへの接し方がとても上手だと思いました。病気だけでなく、患者さんを見て、症状を考え、判断しておられました。 (中学2年生)

それぞれが体験で感じた事を大切にしながら自分の将来に向かって頑張ってくれたらと願っています。

受け入れ実績
・7月29日(水曜) 助産師体験(市内外の高校生2人)
・7月30日(木曜) 夏季高校生医療現場体験セミナー(市内外の高校生16人)
・8月 4日(火曜) メディカルアカデミー(島根県内の中学生15人)
・8月18日(火曜) 中学生地域医療現場体験(市内外の中学生7人)

※当院では、地域医療人育成センターを中心に、子どもの頃から医療を身近に感じ、興味・関心を持ってもらえるよう中高生の育成に取り組んでいます。
「地域の医療人は地域で育てる」という当院の思いが、少しでも学生の皆さんの心に響いてくれることを期待しています。

今年もまだまだ多くの体験があります。学生の皆さん参加をお待ちしています!

第51回全国糖尿病週間行事を開催します

毎年11月には「全国糖尿病週間」が定められており、糖尿病についての正しい知識を広め、糖尿病を予防していくことを目的に各地でさまざまな行事が行われています。
島根県糖尿病協会では、東部と西部の2ヵ所で行事を行っています。今年度は、東部地区の行事を雲南市立病院の糖尿病患者会「雲南友の会」が担当して開催することになりました。 糖尿病の方に限らず、広く市民の方に参加いただき、この機会に糖尿病について正しい知識を得られ、病気を予防し「まめ(健康)で長生き」をめざしていただきたいと思います。
多くの方の参加をお待ちしています。
参加を希望される方は11月5日(木曜)までに雲南市立病院保健推進課へ申し込みください。

日時 11月15日(日曜) 13:00 ~ 15:00(受付:12:00 ~)
場所 三刀屋文化体育館アスパル 小研修室
講演(13:50~)
 大國内科クリニック院長 大國智司(おおぐにさとし)さん
 演題「糖尿病はぜいたく病?あなたは本当にぜいたくして糖尿病になりましたか」
講演前のイベント
 *12:00~12:50 希望される方へ血圧・血糖測定、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師による健康相談を開催します。
 *13:10~13:40 椅子に座ってできる簡単なヨガを行います。
参加費 無料
申し込み・問い合わせ
 雲南市立病院 保健推進課  〔TEL〕0854-43-3602
 〔FAX〕0854-43-2510

院内サロン ふれ愛

10・11・12月の開催日(毎月第2・第4金曜日)
 10月9日(金曜)・23日(金曜)
 11月13日(金曜)・27日(金曜)
 12月11日(金曜)・25日(金曜)
【時間】
 13時30分から15時30分
【場所】
 雲南市立病院 南棟2階 ドック検診室

お気軽にお越しください。

院内サロンとは:
病気についての不安を抱える患者さん・ご家族の交流の場であり情報交換・学習の場です。
参加費は必要ありません。どなたでも自由に参加できるサロンです。

問い合わせ 雲南市立病院 保健推進課 電話0854-43-3602


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