市報うんなん2014年6月号

保健師・研究所うんなん・国際交流員のコーナー
こんにちは、保健師です。
健康推進課 電話0854-40-1045
「大変!ケガで歯が抜けちゃった!」
幼児や学童では、転倒や子ども同士の衝突、スポーツ中など、成人では滑って転んだり、硬いものを噛んだことが原因でいろいろな歯の外傷をおこします。歯の外傷で“歯が抜けた”際の歯科受診前に行う応急処置をお話しします。
抜けた歯がもとに戻せる(再植)かは、歯の歯根膜が生きているかどうかにかかっています。再植を判断する基準はケガから再植までの時間と歯の状態です。次のことに気をつけて、抜けた歯を歯科まで持参しましょう。
- 砂などがついている場合は軽く水で流す。
- 歯根膜は乾燥に弱いので、すぐに牛乳や専用の歯牙保存液に入れて歯科へ持参します。適切な保存液がない場合は口の中(唾液)に保存すると良いと言われています。できるだけ歯を乾燥させないように注意してください。
- 歯の根の部分には絶対に触れないようにしましょう。
- 抜けてから長時間経過すると、歯は戻せなくなります。早急に歯科を受診しましょう 。
6月は食育月間、毎月19日は食育の日
雲南市では昨年7月に市民500人の方を対象に『食に関するアンケート』を実施しました。(アンケート結果は雲南市ホームページをご覧ください)
その結果から、“食育と言われてもどんなことに取組めばよいかわからない”という声も聞かれました。そこで、普段の生活の中で意識できる取組みを“あいうえお”にまとめました。
【うんなんの食育あいうえお】
あ 朝ごはんを食べよう
い 「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつをしよう
う 雲南市さんの食材を使おう
え 栄養バランスを考えた食事をしよう
お おいしいごはんはみんなでで一緒に食べよう
食育月間、食育の日をきっかけに、できることからはじめてみませんか?
こげなことしとーます 研究所うんなん
身体教育医学研究所うんなん 電話0854-45-0300
研究分野も競技大会!?
様々なスポーツ競技に、練習成果を試す場として「大会」が存在していますが、私たちが日頃取り組む「研究」の分野でも、研究成果が適切なものかであるかを試される「大会」のような場があります。
日頃私たちは、「からだを適度に動かすことによる疾病・介護予防の効果に関する研究」に取り組んでいます。研究成果はすぐにでも皆さんに届けたいのですが、その前に、本当に皆さんに届けてよい研究成果なのかを専門的な目で確認してもらう必要があります。
その方法として、「学会」での研究発表や、「学術雑誌」への論文の投稿というものがあります。これが私たちにとっては、日頃の成果が試される「大会」となります。
厳しい審査に落ち込むことも
特に、論文での成果公表は審査が厳しく、専門分野の人たちを納得させられるかが試されます。審査の過程で受ける指摘に落ち込むこともありますが、冷静になって考えてみると「ごもっとも!」と思う指摘ばかり。独りよがりな研究になることを防ぐ大切な仕組みでもあるわけです。審査は国際的な舞台になるほど厳しくなります。ただ、そういった審査を通過すれば、自信を持って研究成果を活用できますので、可能な限り挑戦していきたいと考えています。
▲ポスター形式の学会発表の様子(ポスターの右前が筆者)
確かな情報をわかりやすく
時間のかかる研究もありますが、研究を進める過程で得た良い情報は、できるだけ早く・わかりやすく皆さんにお届けしたいと思います!
国際交流員(CIR)の迷言コーナー うん、なんでしょう
こんにちは、イジェジンです。
韓国の地方都市
先月一年ぶりに韓国に帰ってきました。家族や懐かしい人たちと再会して、とてもよい時間を過ごしました。もちろん、おいしい物もたくさん食べてきました。おかずを何回でもおかわり出来るのが韓国のいいところですね。今回もしっかり太って帰ってきました。
私はソウルの出身ですが、昔から時間を見つけては地方を旅行しています。今回も足をのばして、ソウルから南西へ3時間ほどのところにある郡山市(グンサン市)へ行ってきました。グンサンは日本統治時代に日本へ米を輸出する港として栄え、最盛期には1万人を超える日本人が住んでいた街です。今もあちこちに日本家屋や遺物が残り、一部はカフェやギャラリーになっています。韓国に残る唯一の日本式寺院「東国寺(トングクサ)」もあり、たくさんの観光客が訪れます。
さて、群山の名物と言えばカンジャンケジャン(渡り蟹の醤油漬け)。とろとろの身を食べた後は、甲羅に蟹味噌と卵、ご飯を入れて混ぜて食べるのが定番。別名、ご飯泥棒と呼ばれています。おいしいですよ!
▲郡山市(グンサン市)にある日本家屋
▲韓国に残る唯一の日本式寺院「東国寺」
▲カンジャンケジャン(渡り蟹の醤油漬け)