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市報うんなん2014年6月号

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市長のコラム

福島県飯舘村菅野村長の想いを聴く速水市長
▲福島県飯舘村菅野村長の想いを聴く速水市長

~福島県飯舘村(いいたてむら)を訪れて~

4月の初め、福島県飯舘村を視察しました。福島第一原発のある双葉町(ふたばまち)から最短30キロメートルに位置する自治体で、総面積230平方キロメートル、人口約6,000人、約1,700世帯の村です。3年前の福島第一原発事故で高い放射線数値が測定されたことから、福祉施設と8つの室内工場を残して、ほとんどの住民が村外への避難を余儀なくされました。
村は、帰還困難区域、居住制限区域、避難指示解除準備区域に分けられていましたが、まだ帰還の見込みが立たない状況でした。
村長の菅野典雄(かんののりお)さんからの「普通の災害はゼロからのスタートとなるが、放射能汚染はゼロに向かってのスタート。普通の災害は心が結束するが、放射能汚染は心の分断の連続」との言葉には、復興への悲壮なまでの固い決意が込められていました。
将来的に原発に頼らない社会の実現がめざされなければなりませんが、その間、このような事故が二度とおきてはなりません。そのためには、この度の事故の原因が徹底的に追究されなければなりませんし、一方では物から心への暮らし方が求められます。


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