市報うんなん2014年11月号

平成25年度決算報告
財政課 電話0854-40-1023
平成25年度の決算が9月議会で認定されましたので、お知らせします。
一般会計決算では、歳入決算額が303億6,468万円(対前年度3.4%増)、歳出決算額が300億5,747万円(同3.9%増)で、歳入歳出差引残額が3億721万円となりました。なお、翌年度に繰り越すべき財源は2,790万円であり、実質収支は2億7,930万円となりました。
一般会計
新庁舎建設事業 | 3億1,823万円 |
公共施設解体撤去事業 | 3,110万円 |
雲南市・飯南町事務組合負担金(CATV事業) | 1億86万円 |
松笠交流センター整備事業 | 1億3,629万円 |
地域づくり活動等交付金事業 | 2億3,898万円 |
公共交通対策事業 | 2億4,225万円 |
介護保険事業(負担金) | 7億177万円 |
特別養護老人ホーム補助金 | 1億6,944万円 |
子ども医療費助成事業 | 1億639万円 |
加茂子育て支援センター整備事業 | 8,049万円 |
病院事業会計補助金 | 10億2,823万円 |
雲南市・飯南町事務組合負担金(清掃事業・火葬場事業) | 7億4,406万円 |
バイオマス関連整備事業 | 8,753万円 |
農業用河川工作物応急対策事業 | 1億243万円 |
商工業振興補助金 | 5,069万円 |
道路維持・新設改良事業 | 6億3,047万円 |
国道整備関連事業 | 2億166万円 |
小学校施設耐震化事業 | 1億3,284万円 |
菅谷たたら山内保存修理事業 | 1億5,120万円 |
災害復旧事業 | 4億1,322万円 |
普通会計
特別会計
区分 | 歳入決算額 | 歳出決算額 | 歳入歳出差引残額 |
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国民健康保険事業(事業勘定) | 45億9,311万円 | 45億1,788万円 | 7,523万円 |
国民健康保険事業(直営診療施設勘定) | 1億3,572万円 | 1億3,440万円 | 132万円 |
後期高齢者医療事業 | 10億4,037万円 | 10億3,245万円 | 792万円 |
【普】農業労働災害共済事業 | 501万円 | 497万円 | 4万円 |
簡易水道事業 | 4億4,718万円 | 4億4,586万円 | 132万円 |
生活排水処理事業 | 24億7,143万円 | 24億6,811万円 | 332万円 |
財産区 | 495万円 | 470万円 | 25万円 |
【普】土地区画整理事業 | 1億2,029万円 | 1億1,987万円 | 42万円 |
【普】ダム対策事業 | 1億3,584万円 | 1億3,565万円 | 19万円 |
清嵐荘事業 | 4,343万円 | 4,336万円 | 7万円 |
※【普】は一般会計と合わせて普通会計に含まれる特別会計
財政指標
下段( )は平成24年度
項目 | 数値 | 説明 | |
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財政力指数 | 0.247 (0.245) |
財政基盤の強さを表す指標です。財政力指数が高いほど自主財源の割合が高く、財政力が強いことになります。 | |
経常収支比率 | 84.1% (87.6%) |
毎年経常的に支払わなければならない経費の状況から、財政運営の弾力性を測定する指標で、低いほど財政運営に弾力性があり、高いほど財政運営が硬直化している状況を表しています。 | |
地方債現在高比率 | 184.3% (197.1%) |
財政規模に対する地方債(長期に渡り返済する借金)の残高を表したもので、低いほど財政運営が安定しています。 | |
健全化判断比率 | 実質赤字比率 | 該当なし (該当なし) |
一般会計等(普通会計)を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率です。雲南市の場合は、12.51%以上で財政健全化団体に、20%以上で財政再生団体となります。 |
連結実質赤字比率 | 該当なし (該当なし) |
全会計を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率です。雲南市の場合は、17.51%以上で財政健全化団体に、30%以上で財政再生団体となります。 | |
実質公債費比率 | 14.6% (16.0%) |
公債費の水準を測る指標です。一般会計等(普通会計)が負担する元利償還金及び準元利償還金の標準財政規模に対する比率であり、従来から用いられてきた「起債制限比率」を見直し、実態をより正確に把握するため、公営企業会計に対する繰出金のうち元利償還金相当分などが要素に加えられています。この比率が25%以上になると財政健全化団体に、35%以上で財政再生団体となります。 | |
将来負担比率 | 83.4% (107.1%) |
地方債の残高をはじめ一般会計等(普通会計)が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率です。350%以上で財政健全化団体となります。 | |
資金不足比率 | 該当なし (該当なし) |
公営企業会計の資金不足額の事業規模に対する比率です。比率は各公営企業会計毎に算定することとされており、20%以上で経営健全化団体となり、財政健全化団体と同じように、公営企業の経営の健全化を図る計画を策定しなければなりません。 |
監査委員の審査意見書から
市税の収入率は97.99%で山陰12市の中で最も高く、横断的な滞納整理体制の強化が図られ、それによる成果が着実に現れてきている。今後も財源の確保と負担の公平を期すため、未収金の解消に向けて、引き続き関係部局間の連携を図り、総力を挙げて取り組まれることを望む。
財政健全化法に基づく財政指標である実質公債費比率、将来負担比率については、公債費負担適正化計画に基づく市債発行の抑制及び繰上償還の実施により、昨年度に引き続き数値の改善が見られたところであるが、今後もさらに比率の低減に努め、財政の弾力化を図っていく必要がある。
「財政非常事態宣言」が解除された後も、引き続き公債費の抑制や繰上償還の実施、経常経費の削減に努力され、平成25年度末の基金残高が百億を超えるなど財政状況は改善されつつある。しかし、平成27年度からの普通交付税の一本化算定による交付税の減額(一部復元の見込み)、新庁舎建設や市立病院改築事業、そして少子・高齢化などの社会環境変化等により市の財政をとりまく課題は山積しており、今後も財政健全化に向けて一層の努力を図られたい。
一昨年度完成した道の駅「たたらば壱番地」は雲南市の南の玄関口として、観光客の誘致や周辺地域の経済活性化に大きな役割を果たしている。中国横断自動車道尾道松江線の年度内の全線開通により、今後さらに交流人口の拡大が見込まれ、国道54号沿線の活性化を含め、これらを生かした今後の雲南市の観光や商工業などの産業振興、定住対策等に期待する。
平成25年度決算報告(公営企業会計)
雲南市議会9月議会で認定された平成25年度公営企業会計(水道事業会計及び工業用水道事業会計)決算をお知らせします。
水道事業
水道局総務課 電話0854-42-3473
収益的収入(料金収入等)及び支出(維持管理費等)
平成25年度3月末現在の水道使用戸数は10,139戸、年度末の総有収水量(料金収入のもとになった給水量)は297万6,127立方メートルでした。
総収益は7億1,269万円、総費用は7億3,462万円で2,193万円の赤字となりました。
水道料金収入6億2,146万円を総有収水量で割った1立法メートル当たりの供給単価(有収水量1立法メートルあたりの給水収益)は208円82銭となりました。一方、水道を供給するためにかかる1立法メートル当たりの給水原価(有収水量1立法メートル当たりの費用)は246円35銭でした。給水原価から供給単価を差し引くと37円53銭マイナスとなり原価を割って供給することになりますが、市からの営業補助により損失額の縮減を図っています。
資本的支出(建設改良工事等)
平成25年度の資本的支出総額は8億3,163万円でした。このうち建設改良費は6億2,509万円で、主な事業としては海潮地区簡易水道施設整備事業、下熊谷第2水源地整備事業などを行いました。
また企業債償還金は2億654万円でした。
平成25年度雲南市水道事業会計損益計算書 (平成25年4月1日から平成26年3月31日まで) |
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(税抜き) | ||
営業収益 | 6億3,662万円 | |
営業外収益 | 7,607万円 | |
経常収益(1) | 7億1,269万円 | |
営業費用 | 6億2,549万円 | |
営業外費用 | 1億812万円 | |
経常費用(2) | 7億3,361万円 | |
特別損失(3) | 101万円 | |
当年度純利益((1)-(2)-(3)) | △2,193万円 | |
前年度繰越利益剰余金 | 5,523万円 | |
当年度末処分利益剰余金 | 3,330万円 |
平成25年度雲南市水道事業会計貸借対照表 平成26年3月31日 |
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(税抜き) | ||
有形固定資産 | 121億3,339万円 | |
無形固定資産 | 586万円 | |
現金預金 | 12億7,464万円 | |
未収金 | 8,948万円 | |
貯蔵品 | 749万円 | |
資産合計 | 135億1,086万円 | |
固定負債 | 9,250万円 | |
未払金 | 1億9,533万円 | |
預り金 | 1,232万円 | |
その他流動負債 | 60万円 | |
負債合計 | 3億75万円 | |
自己資本金 | 30億221万円 | |
借入資本金 | 48億5,597万円 | |
資本剰余金 | 52億7,922万円 | |
利益剰余金 | 7,271万円 | |
資本合計 | 132億1,011万円 | |
負債・資本合計 | 135億1,086万円 |
工業用水道事業
水道局総務課 電話0854-42-3473
収益的収入(料金収入等)及び支出(維持管理費等)
平成25年度3月末現在の工業用水道利用者は島根三洋電機株式会社とホシザキ電機株式会社の2事業所で、年度末の総給水量は75万8,027立法メートルでした。
総収益は1億174万円、総費用は9,220万円で、954万円の黒字となりました。
資本的支出(建設改良工事等)
平成25年度の資本的支出総額は5,801万円でした。このうち建設改良費は2,806万円で、第6取水井整備工事を行いました。また企業債償還金は2,995万円でした。
平成25年度雲南市工業用水道事業会計損益計算書 (平成25年4月1日から平成26年3月31日まで) |
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(税抜き) | ||
営業収益 | 6,203万円 | |
営業外収益 | 3,971万円 | |
経常収益(1) | 1億174万円 | |
営業費用 | 7,756万円 | |
営業外費用 | 1,464万円 | |
経常費用(2) | 9,220万円 | |
当年度純利益((1)-(2)) | 954万円 | |
前年度繰越利益剰余金 | 1,911万円 | |
当年度末処分利益剰余金 | 2,865万円 |
平成25年度雲南市工業用水道事業会計貸借対照表 平成26年3月31日 |
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(税抜き) | ||
有形固定資産 | 5億9,247万円 | |
現金預金 | 2億2,777万円 | |
未収金 | 2,449万円 | |
貯蔵品 | 75万円 | |
資産合計 | 8億4,548万円 | |
固定負債 | 2,721万円 | |
未払金 | 298万円 | |
預り金 | 124万円 | |
負債合計 | 3,143万円 | |
自己資本金 | 8,878万円 | |
借入資本金 | 6億3,445万円 | |
資本剰余金 | 2,878万円 | |
利益剰余金 | 6,204万円 | |
資本合計 | 8億1,405万円 | |
負債・資本合計 | 8億4,548万円 |
病院事業
雲南市立病院総務課財政係 電話0854-43-2442
平成25年度は、常勤医師体制において前年度当初と同数の18名体制でスタートしました。内科医師が2名と不足する中でしたが、外科医師による総合診療科で、内科診療のカバーが図れたことにより、病床利用率は89.9%(一般病床89.4%、回復期リハビリテーション病床90.4%、介護療養病床91.4%)と、高い病床利用率により入院収益の維持につながりました。一方、南棟設備の減価償却終了による減価償却費の減額、材料費などの費用の削減にも努め、経常収支では前年度に対して6,302万円の改善が図れ、7,071万円の黒字となり、特別利益と特別損失の差額△123万円により、当期純利益は6,948万円となりました。内部留保資金は、単年度で1億7,926万円の蓄積を図ることができ、繰越内部留保資金8億9,643万円となりました。
資本的支出総額は7億1,680万円で、このうち建設改良費は1億6,864万円で、病院建設基本設計業務委託料など5,502万円、白内障手術装置、一般撮影画像処理装置「DRシステム」などの医療機器の更新を行いました。
また、企業債償還金は5億4,516万円(うち繰上償還金2億7,697万円)でした。
業務量
1.病床数 281床
(一般病床203床(うち感染症病床4床)、回復期リハビリ病床30床、介護療養病床48床)
2.延患者数、1日平均患者数、病床利用率
区分 | 延患者数(人) | 1日平均患者数(人) | 病床利用率(%) | |||||||
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前年度 | 本年度 | 増減 | 前年度 | 本年度 | 増減 | 前年度 | 本年度 | 増減 | ||
入院 | 一般病床 | 65,755 | 66,263 | 508 | 180.2 | 181.5 | 1.3 | 88.7 | 89.4 | 0.7 |
回復リハ | 10,154 | 9,901 | △253 | 27.8 | 27.1 | △0.7 | 92.7 | 90.4 | △2.3 | |
介護療養 | 16,094 | 16,005 | △89 | 44.1 | 43.9 | △0.2 | 91.9 | 91.4 | △0.5 | |
入院計 | 92,003 | 92,169 | 166 | 252.1 | 252.5 | 0.4 | 89.7 | 89.9 | 0.2 | |
外来 | 98,728 | 98,254 | △474 | 403.0 | 402.7 | △0.3 | - | - | - |
財務諸表
平成25年度雲南市病院事業会計損益計算書 (平成25年4月1日から平成26年3月31日まで) |
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(税抜き) | ||
医業収益 | 33億1,491万円 | |
医業外収益 | 4億4,975万円 | |
訪問看護収益 | 5,358万円 | |
療養病床収益 | 2億5,123万円 | |
総収益(経常収益) | 40億6,947万円 | |
医業費用 | 35億7,151万円 | |
医業外費用 | 1億9,088万円 | |
訪問看護費用 | 5,215万円 | |
療養病床費用 | 1億8,422万円 | |
総費用(経常費用) | 39億9,876万円 | |
経常利益 | 7,071万円 | |
特別利益 | 2,610万円 | |
特別損失 | 2,733万円 | |
当年度純利益 | 6,948万円 | |
前年度繰越欠損金 | 303万円 | |
当年度末処分利益剰余金 | 6,645万円 |
平成25年度雲南市病院事業会計貸借対照表 平成26年3月31日 |
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(税抜き) | ||
有形固定資産 | 28億6,453万円 | |
投資 | 1,264万円 | |
現金預金 | 5億5,659万円 | |
未収金 | 5億7,856万円 | |
貯蔵品他 | 1,890万円 | |
繰延勘定 | 5,560万円 | |
資産合計 | 40億8,682万円 | |
未払金 | 1億3,921万円 | |
その他流動負債 | 2,249万円 | |
負債合計 | 1億6,170万円 | |
自己資本金 | 9億1,710万円 | |
借入資本金 | 25億8,712万円 | |
資本剰余金 | 3億5,445万円 | |
利益剰余金 | 6,645万円 | |
資本合計 | 39億2,512万円 | |
負債・資本合計 | 40億8,682万円 |