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さくら色々Vol.11

市報うんなん2013年5月号

 
さくら色々 Vol.11
このコーナーでは、さくらに関する知識や「さくら守」として年間を通して手入れをする中で、経験したことを紹介します。 
 
   
 さくら守 遠田博 さん
快適空間
5月になると気候も良くなり、ウオーキングやジョギングをする人も増えてきます。しかし、これから夏に向かい気温が上がってくると、直射日光が当たるところでは、路面は熱せられ、時には熱風が吹きつけ、暑いどころか息苦しくなることもあります。
このようなときに、木陰へ入ると日向と違ってほんとうに涼しく感じますが、木陰の効果を科学的に調査した結果によれば、実は日向と木陰の気温はほとんど変わらないそうです。
 暑さや涼しさは気温の他に、湿度、風速、日射や地面からの照り返しが総合的に影響して感じるものだそうです。
環境省の試算によれば、木陰によって日射の約8割、地面からの赤外放射の約6割を減少し、その結果体感温度は約6℃下がるとされております。
斐伊川堤防桜並木は、堤防の両側にさくらが植えられており、花の時期にはさくらの花のトンネルとなって人々を楽しませてくれますが、実は桜並木の効果はそれだけではありません。
花が終わって緑の葉が出そろう初夏から真夏にかけては、緑のトンネルとなり人々を暑さから守ってくれると共に、ちょっとした森林浴気分も味わえる場所となっております。
この木陰を、昼休みに近くの職場の人がウオーキングをしたり、保育園の園児が遊びに来たり、夏休みには中学生のグループが写生をしたりと多くの人々が利用し、街の中のオアシスともいえる快適な空間として親しまれております。花の時期以外にもぜひ訪れてみてください。
 
 
  
  約1㎞の桜のトンネル
  
 
 
 

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