故郷を愛す、国を愛す、世界を愛す
平成12年4月、「大東町の女性の集い」が、「女性の豊かな感性と優しさで町を明るくする」ことをめざして結成されました。
以来、「環境保全、啓発、顕彰活動」に積極的に取り組まれ、大東町大東下分出身の日本女子大学第6代学長、上代タノ氏の偉業の紹介にも取り組まれています。
「故郷を愛す、国を愛す、世界を愛す」は、氏の言葉ですが、今、日本に求められている確固たる教育理念が、まさにこの言葉に凝縮されています。
上代タノ氏は、明治19年大東町大東下分に生まれ、日本女子大学英文学部を卒業されました。アメリカ、イギリスへの数度の留学、新渡戸稲造、成瀬仁蔵を始めとした多くの時代の先駆者との面識を持ち、1923年には昭和天皇が皇太子の折、内定の皇太子妃に数回にわたり米国文学の講義もされました。
また、戦後は婦人国際平和自由連盟総会日本代表、世界平和アピール7人委員会創立等多くの功績により、勲三等宝冠章、東京都名誉市民、勲二等瑞宝章を受章、昭和57年95歳の生涯を閉じられ、墓地は大東町の宗専寺にあります。
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