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雲南ニュース

市報うんなん2013年5月号

 
雲南ニュース
 
 1 中野小学校閉校式
  136年の歴史に幕、「すきすき中野」

 
 児童による「すきすき中野」歌の発表  閉校式記念に児童たちが作成したタイル壁画の除幕の様子 
 

明治9年に開校以来、中野地域の教育の拠点、地域づくりの拠点として役割を果たしてきた三刀屋町の中野小学校が136年の歴史に幕を下ろしました。
3月24日、中野小学校の体育館で中野小学校児童及び卒業生、中野地域のみなさんをはじめ、元小学校教諭など280人が出席し、閉校式が行なわれました。
第1部では、速水市長が「中野小学校が閉校した以降も、この施設が中野地域の発展のための大きな拠点としての役割を果たしていかなければいけない。そのために市としては、地域のみなさんと様々な協議を重ね、しっかりと対応していく」と式辞を述べました。その後、中野小学校の藤原(ふじはら)()佐男(さお)校長から速水市長へ校旗が返納され、来場者全員で校歌を斉唱しました
第2部では、児童たちによる発表会が行なわれ、本年卒業した清水(しみず)健人(けんと)さん、大門(だいもん)(せい)()さんが「自然に触れながら、やさしい地域の方と一緒に活動したことは、僕たちの一生の宝物」、「それぞれの道で一生懸命頑張る」とあいさつしました。その後、在校生も含め、「なんどでも」の詩、「すきすき中野」を合唱しました。
第3部では、中野小学校閉校記念事業実行委員会主催による中野小学校感謝交流会が行なわれ、須所神楽などのアトラクションや中野小学校の思い出を語り合いながら閉校行事を閉じました。(表紙に写真掲載)

 
 2 水の緑による新たな国づくり シンポジウムが開催されました
斐伊川・神戸川流域の景観保全、地域振興などを考えるシンポジウムが3月17日、松江市のくにびきメッセで開催されました。
このシンポジウムでは、主催者の速水市長のあいさつに始まり、NPO法人「森は海の恋人」の畠山(はたけやま)重篤(しげあつ)理事長による基調講演、地元活動団体などによる流域での活動発表など行い、今後の流域における地域活性化の礎となりました
シンポジウムは斐伊川、神戸川上流域の雲南市と奥出雲町、飯南町と地元関係団体、島根大学などでつくる「斐伊川・神戸川流域における命の絆づくり推進会議」が主催し、約200人の参加者で賑わいました。
 
講演する畠山さん 
 

  1 中国横断道自動車道尾道松江線が中国自動車道に接続
 
陰陽を結ぶ21世紀の大動脈!



テープカット、くす玉割りで開通を祝いました
 
平成元年2月に基本計画決定以降、25年に亘って整備が進められていた中国横断自動車道尾道松江線の三次東ジャンクション・インターチェンジ(以下「JCT・IC」)から吉田掛合ICまでの延長48.7㎞が3月30日に開通し、高速道路新時代を迎えました。
開通に先立って、雲南吉田IC及び三次東JCT・ICでそれぞれテープカット、くす玉割り、パレードが行われ、その後、広島県庄原市の高野小学校体育館で開通式典が行われ、速水市長を初め、国会議員など約700人が開通を祝いました。
速水市長は、「完成した道路は、陰陽を結ぶ21世紀の大動脈。道路を活かすため、陰・陽それぞれが、一体となった広域連携が絶対に必要不可欠。沿線自治体としっかり共有し、まちづくりに取り組むことで、沿線自治体の経済発展、地域振興が実現する」と喜びと期待を語りました。
また、雲南吉田ICに整備した道の駅たたらば壱番地もオープンし、多くの方で賑わいました。
開通によって、雲南市から三次市への所要時間が約40分短縮し、主要都市間の所要時間短縮のみならず、災害時の迂回路の確保、救急搬送の支援、地域産業の支援、観光振興などへの効果が期待されています。そのためにも、国、県、市町が相互に連携し、また陰陽の交流が今まで以上に活発化する必要があります。
今回開通した区間は、暫定2車線、無料の自動車専用道路です。自転車や125cc以下のオートバイは乗り入れ禁止となっています。また、広島県尾道市までは平成26年度中に全線開通する予定です。
 

開通記念プレイベント、道の駅たたらば壱番地オープニングセレモニー

 
     
 多くの方が参加したウォーキング  

多くの方で賑わう道の駅たたらば壱番地

     

この度、三次東JCT・ICから吉田掛合ICが開通することにより、中国自動車道と松江自動車道(宍道JCT~三次東JCT)、山陰自動車道がネットワーク化されるため、宍道湖サービスエリアと道の駅たたらば壱番地のほぼ中間点に加茂岩倉パーキングエリア(以下「PA」)が整備され、3月17日、完成式が行われました。
このPAは、上り線、下り線それぞれに、東屋、お手洗い棟(多機能型トイレを含む男女トイレ、災害時対応型自動販売機、休憩コーナー等)が整備されています。また環境負荷への軽減を図るため、太陽光、風力、地熱など再生可能エネルギーを積極的に活用されています。

 
北の玄関口、加茂岩倉パーキングエリア完成 
 
 
加茂岩倉PAのテープカット 
 
この度、三次東JCT・ICから吉田掛合ICが開通することにより、中国自動車道と松江自動車道(宍道JCT~三次東JCT)、山陰自動車道がネットワーク化されるため、宍道湖サービスエリアと道の駅たたらば壱番地のほぼ中間点に加茂岩倉パーキングエリア(以下「PA」)が整備され、3月17日、完成式が行われました。
このPAは、上り線、下り線それぞれに、東屋、お手洗い棟(多機能型トイレを含む男女トイレ、災害時対応型自動販売機、休憩コーナー等)が整備されています。また環境負荷への軽減を図るため、太陽光、風力、地熱など再生可能エネルギーを積極的に活用されています。
 
 4 鉄の道文化圏「たたら公開講座」
 
世界に誇るたたらの里
 
講演するFROGMANさん 
 
3月16日、雲南市古代鉄歌謡館で鉄の道文化圏「たたら公開講座」が、約150人の参加者のもと盛大に開催されました。
第1部では、アニメ「秘密結社 鷹の爪」の作者であり、映画監督で映像クリエーターのFROGMAN(フロッグマン)さんによる基調講演が行なわれました。講演は、雲南市観光推進員の宇都宮(うつのみや)(むつ)()さんが聞き手として対談形式で行われFROGMANさんは、「雲南市には、たたら山内や歴史館など、東京には聞こえてこないようなものがたくさんある。鉄の文化が脈々とつながっている。そうしたものをどうアピールしていくか。皆さんと一緒に考えたい」「出雲の人は、神様やご先祖様と同居している。霊的なものを感じるというか、僕の周りの出雲の人は、神様やご先祖を身近に感じている人が多い」などと、一時暮らしていた島根に対する思いを語った、「自分も古代出雲を舞台に小説を書いてみたい。」という興味深い話もありました。
第2部では、パネルディスカッションとして、地元雲南市出身で島根県立古代出雲歴史博物館交流普及グループ課長の(あさ)(ぬま)政誌(まさし)さんのほか、株式会社JTB中国四国シニアプロデューサー・田村(たむら)秀昭(ひであき)さん、早稲田大学古谷(ふるや)(のぶ)(あき)研究室卒業生・野村(のむら)綾子(あやこ)さん、雲南市移住支援コーディネーター・酒井(さかい)(まさ)(ふみ)さんの4人がFROGMANさんと共に、たたらの歴史や魅力、更には100年後のたたらの里の構想など、熱い議論を交わしました。
また、会場の外では、朝から小だたら操業やけら出しも行われており、参加者は、7時間以上もかけて行われた生の操業から生み出された(けら)見入っていました。
 
 5 木次子ども園が開園しました
 
     
 開園にあたってこどもたちがあいさつしました    玄関前で看板を設置しました
 

雲南市では、合併以降、就学前の保育・教育の一体化をめざし、教育プログラムの策定や小学校への接続や幼稚園と保育所の連携を大切にした実践に努めてきました。その一環として、幼児期の保育教育の更なる充実・向上を図るため、木次幼稚園と木次保育所による「幼保連携型認定こども園」について、木次幼稚園、木次保育所、保護者をはじめ、関係の皆様と意見交換を重ねてまいりましたが、昨年12月、島根県知事より認定を受け、4月から開園することとなり、4月11日、木次幼稚園で木次こども園の開園式が行なわれました。
式典で速水市長は、「元気でみんな仲良く、この木次こども園で勉強し、遊び、楽しく過ごしてください」と子どもたちに言うと子どもたちも元気にハイと応えていました。また、「雲南市の将来、次代を担う人材がたくましく育っていく環境づくりを今後とも進める」と誓いを述べました。
また、子どもたちも「こども園のみんなで、元気いっぱい仲良く遊びます」と元気いっぱいにあいさつしました。

 
 6 雲南市メール便事業業務委託出発式
 
 速水市長から委託業者へ配達文書が手渡されました
 
4月2日、雲南市役所において、「雲南市役所メール便事業業務委託出発式」が行なわれ、速水市長から委託事業者へ配送文書の受け渡しが行なわれました。
雲南市では、障がい者の方の就労支援を推進するため、このメール便事業を市内の福祉事業所へ委託する方向で検討を進めてきました。
この度、特定非営利活動法人ふれんど(木次町)、社会福祉法人かも福祉会(加茂町)が障がい者福祉事業所としては、中国地方で初めて総務省中国総合通信局から「特定信書便事業所」の認可を受けられ、事業を委託することになりました。
 
 
 7 最後の地域委員会が開催されました 
 
 舟木会長から速水市長に意見・提言書が手渡されました
 
地域委員会は、平成17年度に発足し、協働のまちづくりを進めるにあたり、町の単位のまちづくりを推進する立場から、地域計画の策定や地域振興補助金等の審査・ご助言、また地域自主組織の育成支援など精力的に活動いただきました。この度の見直し検討により地域自主組織の活発化とともに相対的にその役割が変化したことから、平成25年3月31日をもって廃止されました。
去る3月26日に開催された地域委員会連絡会において、各地域委員会会長のみなさまの連名による「今後のまちづくりの推進にあたっての意見・提言書」が地域委員会連絡会 舟木(ふなき)(きよし)会長から速水市長に手渡されました。
この意見・提言書には、各地域委員会の議論を経て、雲南市まちづくり基本条例の進化・見直し、市民意見の反映、地域計画の進行管理、地域自主組織等の育成支援などについての意見提言がまとめられ、今後の市政運営に反映されるよう想いが込められています。
なお、今後は行政と地域自主組織などが対等な立場で、より多くの市民意見を反映できる「円卓会議」を開催し、より一層協働のまちづくりを進めていくこととしています。 
 
 7 多根交流センター竣工
 新たな活動拠点が完成しました
 
 
 テープカットで完成を祝いました
 
掛合町の地域自主組織「多根の郷」の活動拠点として昨年8月から整備が進められてきた「多根交流センター」が完成し、3月23日、同施設で竣工式が開催され、関係者約100人の出席により盛大に完成を祝いました。
同施設は、地域づくりの活動拠点、避難所機能を有する施設として整備され、鉄骨造平屋建(床面積448㎡)で会議室や研修室、調理実習室、シャワー室等を備えています。総事業費は、1億4千万円。
「多根の郷」(165世帯、536人)では、永瀬(ながせ)(こう)会長を中心に防災事業を含めて活発に地域活動に取り組まれていますが、今後も新しい「多根交流センター」を拠点として、住民一体の地域自主組織活動が一層展することが期待されます。
 
 7 「幸運なんです。雲南です。」体感フェア@
 雲南市桜まつり2013開催
 
   
 地元、三新塔の子どもたちがむしパンを作って販売していました    雨の中、雲南食堂に多くの方に出かけていただきました    「雲南の幸」を描いた板をビニールハウスに貼り付け、ライトアップされました

4月6日、7日、木次町商店街で「幸運なんです。雲南です。」体感フェア@雲南市桜まつり2013が行なわれました。今年の斐伊川堤防桜並木の桜は、3月末に満開を迎え、多くの方で賑わいました。
まつり当日は、あいにくの雨模様。多くのイベントが中止となりましたが、商店街に出店された市内のこだわりの食を集めた雲南食堂やライトハウスプロジェクトは予定どおり開催されました。
また、市内の中学生、高校生が約100人、大学生も約40人が準備の段階からボランティアとしてまつりを盛り上げていました。

 

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