今年も”うんなん幸あり月”を開催しました!
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旧暦の10月、日本中の神々が出雲地方に集ったという「神在月」にあわせて、雲南市は「幸運なんです。雲南です。」を合言葉に「自然、歴史、食、人」の“幸”(地域資源)を活かした、“うんなん幸あり月”として雲南市ならではの催し等を10月13日から11月17日までの間に開催しました。 |
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10月13日 |
神在月の夕べ~唄と踊りとアートの祀り~ |
【加茂岩倉遺跡芝生公園】 |
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国宝銅鐸の出土を祝うお祭りが、加茂岩倉遺跡で行われました。地域自主組織「銅鐸の里岩倉」による3,000本の行灯でライトアップされた遺跡で、地元・加茂町出身のシンガー中林知香さんや横浜出身のダンサー高須賀千江子さんによるパフォーマンス、槻之屋神楽による上演が行われました。
さらに、墨絵、油彩や鏝絵などのライブアートも同時に行われるなど芸術の秋にふさわしい催しとなりました。 |

地元加茂町出身の中林知香さんのライブ |

高須賀千江子さんのパフォーマンス |
10月27日 |
第9回日本たまごかけごはんシンポジウム |
【吉田町本町通り】 |
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たたら製鉄で栄えた情緒ある町並みを今に残す吉田町本町通りで賑やかに行われました。
来場者のみなさんの投票により「たまごかけごはん」のチャンピオンが決定する「第2回TKG(たまごかけごはん)チャンピオンシップ」には、兵庫県や島根県内から9店がこだわりをもつたまごかけごはんを出店。昨年に続き、兵庫県加古川市から出店された加古川農家食堂の「播磨灘の幸たまごかけごはん」が2連覇を達成しました。 |

情緒ある町並みの本町通りが賑わいました |

優勝した加古川農家食堂のみなさん |
11月3日 |
山王寺棚田祭り |
【大東町山王寺本郷棚田展望台】 |
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日本の棚田百選に選ばれた山王寺の棚田で、雨の降る中、餅つき、米の掬い取りや米や野菜のふれあい市など賑やかに行われました。
また、春から行われた「田んぼの学校」の収穫祭にも、沢山の親子が参加して、さつまいもを収穫し、天ぷらにして味わいました。最後には、田んぼの学校の修了式も行われ、6月の田植えから収穫祭まで4回全てに参加された方に卒業証書と収穫したさつまいもとお米が贈られ、喜んでいました。 |

山王寺棚田祭りに参加したみなさん |

雨の降る中、さつまいもを収穫しました |
11月9日 |
鉄の歴史村フォーラム2013 |
【木次経済文化会館チェリヴァホール】 |
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このフォーラムは、毎年度、公益財団法人鉄の歴史村地域振興事業団により、たたら製鉄の歴史、技術の伝承など研究成果の公開のために開催されているものです。今回は、平成17年から調査を開始した糸原家、櫻井家、田部家所蔵の古文書研究の集大成として、広島経済大学大学院教授の相良英輔さんによる「奥出雲三大鉄師のたたら経営」と題した講演があり、御三家当主を招いた意見交換も行われました。会場の参加者300人は、熱心に聞き入り、古文書研究の成果はたたら製鉄の歴史を伝える貴重な資料であり、保存活用していくべきことを確認しました。 |

広島経済大学大学院教授の相良英輔さんによる講演 |

フォーラムで語られる田部家当主の田部真孝さん |
11月9日 |
雲南市教育フェスタ2013ひろがれ「弁当の日」in島根雲南大会 |
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【加茂文化ホールラメール】 |
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雲南市では、「夢」発見プログラムの中に位置づけられた「弁当の日」が市内の小中学校で取り組まれてから5年が経ちました。そこで、今までの取り組みを振り返り、また弁当の日を全国に発信するために、市PTA連合会研修大会と合わせ雲南大会が行われました。九州大学大学院農学研究院助教の佐藤剛史さんは、「大学に入るまでに食に対する知識などを覚えさせることが大切。食の豊かさが子どもを育 む」と語られました。また弁当の日創始者である竹下和男さんも「子どもが料理をやりたいときにやらせる。させないとできない。失敗を重ね成長していく」と弁当の日を進めることで、子どもたちの食に対する意識が変わると語られました。
この他にも、市内での手作り弁当、食の実践報告や県内で弁当の日に取り組むみなさんによるシンポジウムも行われました。 |

佐藤剛史さんによる基調講演「台所に立つ大学生」 |

ひろがれ「弁当の日」シンポジウム |

魚戸おさむさんのトークショー |

寺領小学校のみなさんによる「食と農」の実践報告 |

竹下和男さんによる講演「子どもを台所に立たせよう」 |

雲南の食が楽しめる”雲南食の幸” |
11月9日 |
幸雲南塾2013最終報告会 |
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【加茂総合保健福祉センターかもてらす】 |
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今年で3回目となる幸雲南塾2013~地域プロデューサー養成講座。社会起業家や地域貢献を志す若い人材の発掘と育成を目的に、公募により選ばれた塾生11人が、6月から5回にわたり、起業家を講師にセミナーやグループワークを行い、半年間練り上げた起業プランや地域活性化プランを発表しました。最優秀賞を受賞した原ゆりこさんは、松江自動車道の開通に伴い国道54号の交通量が減少し、お店も減ることを懸念し、国道54号沿線の飲食店のPR誌を作成しました。雲南市、飯南町の飲食店10店舗を自ら取材し、「お店は、地域の人、食材に支えられており、地域との強い絆でつながっている。たくさんの人に知っていただきたい」と語っていました。 |

最優秀賞を受賞した原ゆりこさん |

幸雲南塾2013に参加した塾生のみなさん |

原さんが作成した”R54” |
塾生及びプラン一覧[敬称略]
賞 |
塾生氏名 |
プラン名 |
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西村悠 |
アジト×ザワザワ~思いで作れよ子供たち~ |
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中澤太輔 |
みんたくAda-n~「人」が変わっていく「建物」~ |
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竹田幸平 |
農業が好きだけん、うんなん農業を元気に! |
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神庭聖子 |
須我神社周辺をもっと賑わう場所に |
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藤原寿至 |
木次線の笑来~笑顔はトコトコやってくる~ |
幸雲南賞
来場者賞 |
木村文子 |
うんなん医療\あげあげ/ツアー!! |
塾長賞 |
芝由紀子 |
UNNAN多文化まちづくりカフェ~みんなが楽しい町づくり~ |
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陶山留美 |
CafeAssiette~地元食材で彩る、くつろぎの場所~ |
最優秀賞 |
原ゆりこ |
地域を伝えるローカルデザイン~R54~ |
幸雲南賞 |
岡本茉由 |
まゆちゃんの宅配便 |
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盆子原照晶 |
雲南と江津の「頑張る若者」をつなぎます |
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11月10日 |
うんなん若者会議~縁を結んで未来をつくる~ |
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【加茂文化ホールラメール】 |
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高校生、大学生が50人、20代~30代の社会人38人が参加し、「アート」、「食」、「教育・医療」の3つの地域づくりテーマに分かれ、第一線で活躍するゲストや社会人などとの出会いを通して、各グループでどんな地域づくりをしてみたいかを話し合い、発表しました。
参加した高校生は、「今までは、1人で考えることが多かった。社会人や大学生の人生経験を聞いて失敗してもいいと思った。これからは、みんなの意見を聞いて、失敗してもいいのでチャレンジしてみたい」と感想を話していました。
この会議で結んだ縁を活かして発表された提案のいくつかを実現をめざしていくこととしています。 |

グループごとに発表しました |

若者会議に参加したみなさん |
11月10日 |
元気な地域づくり活動発表 |
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【加茂文化ホールラメール】 |
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今回の元気な地域づくり活動発表会は、島根県公民館研究集会(東部会場)と兼ねて行われ、市内外から300人が参加されました。初めに、うらほろスタイル推進地域協議会会長の近江正隆さんが“食”や“子ども”をキーワードにした地域づくりについて講演をされました。その後、市内の地域自主組織16団体のみなさんが、それぞれ食をキーワードに配食サービス、買い物支援、子育て支援、地域間・世代間の交流など複合的に取り組んでいる事業の内容や工夫・努力していること、今後の課題などを発表され、IIHOE代表の川北秀人さんから「躊躇せず、チャレンジし続けてほしい。また、幸雲南塾の若者のチャレンジを各地域自主組織で受け入れてほしい」とアドバイスをいただきました。 |

講演する近江正隆さん
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地域自主組織の取組発表をする躍動と
安らぎの里づくり鍋山の秦美幸会長 |

取組発表に対しアドバイスする川北秀人さん
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