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雲南市長のコラム

市報うんなん2013年11月号

 
雲南市長のコラム
平成25年度雲南市総合福祉大会であいさつする速水市長
平成25年度雲南市総合福祉大会であいさつする速水市長
(10月7日、木次経済文化会館チェリヴァホール)
 
里山資本主義の実践

この夏、「里山資本主義」(()(たに)(こう)(すけ)、NHK広島取材班著)なる本が出版されました。

この本では、豊かな生活を享受すべく働きずくめでお金を稼ぐ都会での生活のあり方をマネー資本主義と位置づけられています。

一方、田舎では収入が少なくても、里山には燃料、食料になる木々、きのこ等が、畑には安心安全な食材が豊かにあり、隣同士での物々交換も日常茶飯事で、まさに自然の恵みでの生活が可能なあり方を里山資本主義とされています。

合併9年目を迎えた雲南市は、全域が中山間地で高齢化率が33.8%、島根県の10年先、日本の20年先の状態で、まさに課題先進地と言えます。

そうした雲南市で進めている里山再生プロジェクトは、市の面積の8割を占める里山がかつて担っていたエネルギー供給機能、食料供給機能を取り戻し、市の活力につなげようとする取り組みです。

その取り組みの主役は、もちろん市民の皆様ですし、加えて元気な高齢者の皆さんが現役で活躍されるまちづくりは、まさに里山資本主義の実践です。
 

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