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観光推進員だより(1)

市報うんなん2012年8月号

 
観光推進員だより 1
今月から市内観光地屋地域の旬な情報をシリーズで紹介します。
 ~歴博で中世のオロチ伝説上映中~
 
雲南市観光推進員
宇都宮睦登さん
宇都宮睦登さん
 島根県全域を巻き込んだ「神話博しまね」がいよいよ始まりました。日本最古の歴史書「古事記」が編纂されて千三百年の節目、古事記が語るヤマタノオロチ神話の舞台・雲南に熱い視線が注がれています。
 雲南市観光協会では地元の旅行業者と提携し二年前から「ヤマタノオロチ神話伝承地」を巡るバスツアーを始めました。
 オロチの棲み処「天が淵」やオロチ退治に使った壺が祀られている「印瀬の壺神」、オロチを退治したスサノオノミコトがクシナダヒメと新居を構えた「須我神社」など主な伝承地をぐるっと巡るこのツアーは、雲南市観光ガイドの皆さんによる名案内とともに大変な人気となっています。 ヤマタノヲロチ神話への旅の1コマ 神話博期間中の土曜・日曜・祝日には全て運行しますので、観光客の方々と一緒に雲南市を旅すると新たな発見があるかも!
 ところで、古事記に描かれるヤマタノオロチ神話とは別に、中世に語られていたオロチ伝説をご存じでしょうか。
 今からおよそ五百年前、河内州(大阪)からこの地の温泉を訪れた僧・李庵さんが、ヤマタノオロチ退治の舞台「天が淵」に案内され、地元民から聞いた神話を書物に記したのが「天淵八(あまがふちやつ)叉(またの)大蛇記(おろちのき)」であります。
 この度、その内容が映像で甦りました。タイトルは「ヤマタノヲロチ神話への旅~ある僧の眼に映った出雲~」。神話博メイン会場である古代出雲歴史博物館内の神話シアターで上映されています。
 古事記神話とはひと味違う地元で語り継がれてきた「ヤマタノオロチ伝説」。市民の皆さんもぜひご鑑賞ください
 雲南市観光協会では、「古事記出前講座」を開催しています。古事記、日本書紀、出雲國風土記に書かれている内容や市内神話伝承地を講師の宇都宮睦登観光推進員が分かりやすくお話しますので、是非ご利用ください。
◆10人以上の団体、グループなどが対象です。
◆講師料及び派遣費用については無料ですが、会場経費は申込者の負担となります。
◆開催予定日の1週間前までに申込みください。
 【問い合わせ・申込先】
 雲南市観光協会事務局(商工観光課内)
 電話0854-40-1054
  
  
 
 
 

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