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さくら色々 Vol .4

市報うんなん2012年10月号

 
このコーナーでは、さくらに関する知識や「さくら守」として年間を通して手入れをする中で、経験したことをこれからシリーズで紹介していただきます。 
 
   
 さくら守 遠田博 さん
 
よく考えて植えましょう
 さくらを植栽する時期は、この地方では11月か3月が適期です。
 雲南市さくらの会では、さくらの苗木を育て、毎年、記念植樹用などに百本から百五十本のさくらの苗木を提供しています。
さくらを植栽するのに適した場所は、
◆広い場所
 さくらの木は大きくなるので、十分に枝が張れる空間が必要です。
◆日当たりが良いこと
 さくらの木は日当たりを好む陽樹ですので、日陰に植えると成長しないどころか、弱って枯れることがあります。
◆肥沃な土壌
 保水性が良く通気性もあり、一定の深さがある栄養分に富んだ土壌が必要です。

 ところが、依頼があって植栽予定地を見に行くと、
●スコップも立たないほどの硬い造成地
●周りに樹木や建物があってスペースのない場所
●周りが舗装された猫の額ほどの場所
●車道から距離のない場所
●つる性植物のクズが繁茂した場所
など、植栽に適さない場所がよく見受けられます。
 それでも場所によっては、土壌改良などをすることによって植栽が可能になる場所もありますので、植える前にさくら守にご相談いただければ、ご協力いたします。
 さくらの木は一旦植えられると、条件が悪いからといって動かすわけにはいきません。さくらに限らず木を植える時は人間の都合でなく、木の立場に立って場所を選びましょう。
 
 日当たりが良く植栽間隔も広いことから枝張が十分で成育良好なさくら 
日当たりが良く植栽間隔も広いことから
枝張が十分で成育良好なさくら
 
 
 
 

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