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病院だより

市報うんなん2012年10月号

 
 
◆火災非難訓練を実施しました
初期消火訓練 8月29日に今年度第1回目の火災避難訓練を実施しました。今回は自衛消防組織の班編成の見直しを行い、新たな班編成で火災発生時の訓練と行動確認を行いました。
今回は2階病棟から火災が発生したという想定のもと、初期消火(初期消火班)から患者さまの避難誘導(救出救護班)と通報連絡(通報連絡班)などの訓練を行いました。今回の訓練では、特に通報連絡班の役割を明確に設定したことにより、対策本部と各現場との情報伝達をスムーズに行うことが出来ました。
避難訓練終了後には雲南消防署の方より消火栓と消火器の使い方について指導をしていただき、その後器具を使っての訓練を行いました。消火栓の訓練では、実際に放水を行い、水の圧力を実体験しました。
また、ボランティアの会「てごっ人」のみなさんにも模擬患者として参加していただき、消火栓・消火器の使用訓練にも参加していただきました。反省会では、避難時の患者への避難状況説明について、職員とは違う視点での貴重なご意見をいただきました。
放水訓練・消火器の使用訓練 訓練終了後、火災避難訓練に参加していただいた雲南消防署から、災害発生時に自分の心にスイッチを入れ、行動を起こすことが重要とご指導いただきました。病院は多くの患者さまを預かる所です。患者さまの安全を第一に考え、非常時に職員が迅速に対応ができるよう、今後も訓練を重ねていきます。
 
◆雲南糖尿病サークルの紹介
 島根県では、糖尿病対策を推進するために県内を8地区に分け、医療従事者の知識・技術の向上とともに、お互いに顔の見える人間関係を築くことを目的に、地域の実情に合わせて医師会、行政、地区内の中核病院が協力して研修会等を開催し活動しています。
 雲南圏域は地域が広いので、今年度から仁多、飯石、大原の3地区に分かれて活動を強化していくことになりました。大原地区の実行委員には、雲南医師会、雲南保健所、雲南市、雲南市立病院からメンバーを選出しています。
 仁多地区、飯石地区は、6月、7月に研修会を開催しています。今回、大原地区で開催いたしましたので、その様子をご紹介いたします。
 9月2日(日曜)に「かもてらす」で開催いたしました。
 当日は、医師、歯科医師、保健師、助産師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、歯科衛生士、検査技師等、多職種の参加者と研修担当者、総勢133人が参加し、会場があふれるほどで、休憩もそこそこに皆さん講義に集中していました。
 
【第1部 講演】
 島根大学から糖尿病専門医である山本(やまもと)昌弘(まさひろ)先生、守田(もりた)美和(みわ)先生をお招きして、糖尿病の基礎知識から治療について、幅広い内容を実例を交えながらわかりやすくお話いただきました。
 
【第2部 スタッフ講義】
 雲南市立病院から4人の専門職がお話いたしました。生活指導について芝原(しばはら)看護師、食事指導について新田(にった)管理栄養士、運動療法について長谷川(はせがわ)理学療法士、服薬指導について本田(ほんだ)薬剤師がそれぞれ教育入院時や外来での指導内容をもとに、スタッフが患者さまにお話していることを紹介いたしました。
 
【第3部 パネルディスカッション】
第1部、第2部の講師に加えて、雲南市立病院服部修三(はっとりしゅうぞう)統轄副院長、佐藤(さとう)検査技師がパネラーとして、会場からの質問に回答いたしました。
パネルディスカッションの様子 患者さまの生活状況に合わせての指導方法や、スタッフ側の問題などについて意見交換いたしました。 
 
 今回初めて、医療従事者同士が顔を合わせて話し合い、この地区にこのように多くの医療従事者がいることが心強く感じられました。
今後、患者さまにより良い療養支援が行えるように、毎年このような研修を通じて医療従事者がレベルアップしていきたいと考えています。 
実行委員&研修担当者一同
実行委員&研修担当者一同 
 
◆「地域医療を守る住民活動をみんなで考える集い」が開催されました!
 9月9日(日曜)大東地域交流センターにおいて標記集会が、「がんばれ雲南病院市民の会」主催により開催されました。当日は、地域住民約100人、当院から医師、看護師を始めとする職員約30人、合計約130人参加の下盛大に行われました。
 集会では最初に、島根大学医学部地域医療支援学講座の谷口(たにぐち)栄作(えいさく)教授による、「うん 地域医療って何? 住民の活動 必要なの?」と題した講演があり、その中で地域医療とは「地域住民のための生活支援活動の一つで、患者・住民をはじめ、様々な支援活動と連携しながら、どの地域でも行われる医療活動」谷口教授による講演であると、地域医療テキストに記載された一文を紹介された上で、地域医療は患者の身近で提供される医療であるとの考えを示されました。その後島根県の医師数の推移や、雲南圏域の医療の実態、雲南市立病院の実情など、地域医療を取り巻く厳しい状況について詳しく説明されました。講演の最後に、地域の医療を守り、充実していくためには、まず自分が勉強し、それからどうすればいいかを一緒に考え、そしてそれぞれにできることから始めること、という思いを述べられました。
 次に、報告として当院の勝部(かつべ)琢(たく)治(じ)主任主事(島根県地域医療支援コーディネーター)が、「地域医療と住民活動 全国の事例紹介」という内容で、活発に住民による支援活動が行われている、兵庫県立柏原(かいばら)病院の小児科を守る会、益田の医療を守る市民の会の取り組みについて報告しました。
グループディスカッション 講演終了後、参加者が10グループに別れてのグループディスカッションが行われ、「今から あなたにできることは何か 取り組めることは?」というテーマで意見交換が行われました。ディスカッションにおいては、まずできることは「今日聞いて分かった病院の実態について、地域で話すこと」、「病院が開催している出前講座を積極的に活用すること」、「予防の知識を深めることや、かかりつけ医をもつことも必要である」などの意見が出されました。
 今回初めての開催でありましたが、地域住民の皆さんと病院職員とが直接話すことができる大変良い機会であり、とても有意義な集会でありました。主催していただきました、「がんばれ雲南病院市民の会」の皆様に感謝申し上げます。
 
◆健診事後フォローアップ教室
 「大改造!劇的ビフォーアフター 今年こそ健康美人&イケメンになる」
 当院で人間ドックや健診を受けた方を対象とした教室を、8月10日(金曜)に4階大会議室にて開催しました。当日は14人の参加の中、会場は和気藹々(あいあい)とし、和やかな雰囲気で楽しい教室となりました。 タニタ食堂のメニューを参考にした600Kcal弁当 身体計測、血圧測定、血液検査のあと、最近話題のタニタ食堂のメニューを参考にした600キロカロリー未満の弁当(当院レストラン オランジュ製)と市販の低カロリーデザートを食べながら、弁当の感想や普段の食生活への取り組みなどについて自己紹介を兼ねたフリートークの時間を設けました。弁当は野菜中心のメニューであったにもかかわらず適度に肉等の蛋白質があり、薄味に香辛料をきかせるなどの工夫もされており、かなりの満足感が得られました。参加者、スタッフともに大変好評でした。
 その後は身体教育医学研究所うんなんの北湯口(きたゆぐち)純(じゅん)研究員、福島(ふくしま)理(り)恵(え)保健師に運動の指導をしていただきました。ストレッチングや筋力トレーニング、ウォーキングのポイントについて実技を交えて楽しく教えていただきました。 北湯口研究員の運動指導 参加された多くの方から、「食事、運動、すぐに実行できそう」「内容が良かった。次回もまた参加したい」「自分の健康にすごく関心が持てた」など良い評価をいただきました。
 11月28日、2月17日にも開催します。
 
◆院内サロンふれ愛
10月・11月の開催日
10月12日・26日
11月 9日

時間:午後1時30分から3時30分
場所:雲南市立病院 ドック検診室
 
問い合わせ先:健康管理センター 保健推進課 電話0854-43-3602
 
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