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市長コラム

市報うんなん2012年10月号
 
雲南ジャズフェスチィバルに参加しました（9月1日、加茂中央公園野球場）
雲南ジャズフェスチィバルに参加しました
（9月1日、加茂中央公園野球場）
地域に密着した郵便局を望む

　本年4月に郵政民営化法が改正され、全国どこでも郵便、貯金、保険のサービスを一体的に提供する「全国一律サービス」が義務付けられました。
　しかしながら、先般の新聞報道では、日本郵政グループは過疎地の郵便局は窓口業務を隔日で行うなどの営業日数や時間を短縮する検討を始めたとあります。早ければ来年度中にも始めたい考えのようですが、ユニバーサルサービスを担保する郵政民営化の目的からすれば矛盾していると言わざるをえません。
　中山間地域の多くで過疎化、少子化が一層進んでいる中、まさに命のセーフティネットの役割を担って来た全国津々浦々に網羅されている郵便局は、今後なお一層その存在意義が求められます。
　かつて、国鉄、電電公社の民営化は中山間地の住民サービスに一面後退をもたらしました。郵便局の民営化が決してこれらに続くことがあってはなりません。
　豊かな自然を育む中山間地、地方そして都市に住む様々な人々の生活に密着した郵便局の存在が、今後も是非とも望まれます。
 

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