この度、公金の取り扱い事務において、市職員が道路建設工事の土地売買契約の際に使用する収入印紙を横領するという、決してあってはならない不正が発覚しました。
平成22年に職員による公金の横領が発覚し、チェック体制の強化や再発防止を図っていた最中に再び不祥事を起したことにつきまして、市民の皆様や関係の皆様に多大なご迷惑をお掛けし、公務への信頼を損ないましたことを心からお詫び申し上げます。
横領した金額は既に全額返済されておりますが、当該職員につきましては、11月29日付をもって懲戒免職処分といたしました。あわせて、指導監督不適正で、当時の上司2名を減給処分とするとともに、市長、副市長につきましても給料減額を行う考えです。
市民の皆様、議会、関係する方々の行政に対する信頼があってこそ、雲南市のまちづくりに取り組めることを承知しているにもかかわらず、こうした事態が発生しましたことは、協働のまちづくりに取り組んでいただいている市民の皆様に対して申し開きの余地はなく、痛恨の極みでございます。
また、不正が見抜けなかった組織としてのチェック体制や、公金管理に対する認識の甘さを痛感しております。
このような事態が再び発生しないよう、管理台帳による管理の徹底、複数の職員がチェックする仕組みなどの新たな再発防止策を講じ、公金管理体制を強化するとともに、職員の服務規律の確保と意識改革の徹底に万全を期す所存でございます。
皆様の信頼を一日も早く回復できるよう全力を尽くすことを申し上げ、お詫びのことばといたします。
雲南市長 速 水 雄 一 |
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