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市長就任 新年のごあいさつ

市報うんなん2013年1月号

 
 
速水 雄一 市長
速水市政3期目を迎え

ふるさと雲南市の発展のために
 確実な歩みを進めます
 
 市長就任 新年のごあいさつ

 雲南市長 速水雄一
 新年あけましておめでとうございます。
 市民の皆様には、輝かしい新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
 先の市長選挙におきまして、市民の皆様をはじめ、各方面から力強いご支援を賜り、3期目の市政を担当させていただくことになりました。皆様から寄せられましたご激励、ご叱責を糧に雲南市発展のために、全力をあげて市政運営に取り組んで参る所存であります。特に選挙戦を通じて市内隅々まで歩き、それぞれの生活の場で安心、安全な暮らしが営まれるための市政運営をお誓い申し上げますとともに、市民の皆様には市政運営に対するご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。
 さて、3期目にあたり、皆様から賜りましたご意見を大切にしながら、訴えて参りました施策を一歩一歩確実に進めて参ります。 
 具体的には、「安心安全なまちづくり」、「活力と賑わいのあるまちづくり」、「健康長寿・生涯現役を全うできるまちづくり」の3つの課題を踏まえ、次の7つの施策に取り組んで参ります。

7つの施策

1.健康を増進し、高齢者や障がい者を支える医療と福祉の充実
 雲南市立病院は、雲南地域の中核医療拠点として、来年度から基本設計を行い、平成27年度に着工、平成28年度に完成できるよう改築整備を進めて参ります。
 高齢者や障がい者を支える仕組みを充実させるため、関係機関と連携を図り、きめ細やかなサービスの展開や健康づくりが行われる施策を推進いたします。また、認知症予防対策として予防教室を更に充実するとともに、医師会等と連携を図り、高齢者の検診を充実し予防と早期発見・治療に取り組んで参ります。

2.地元企業、商店の振興と企業誘致、観光の振興
 市内の消費需要を高めるために商工会が実施する商品券発行事業へのプレミアム支援、厳しい経営状況に対する資金繰りを支援するため、「中小企業信用保証料補助金」の拡充、また経営相談体制の支援策を講じて参ります。さらに地域経済の活性化に結び付けていくため、「中小企業振興基本条例」の年度内策定をめざし、総合的な地場産業の事業拡大に全力を尽くす考えであります。
 企業誘致は、合併以来、進出が8社あり、地場企業の11社とあわせ誘致企業として認定して参りましたが、企業立地の受け皿となる団地が残り少なくなり、更に中国横断自動車道尾道松江線の全線開通を見据えて、新たな産業拠点の整備に向けた「産業集積拠点形成アクションプラン」を本年度中に策定する考えであります。関係部局、関係機関が一体となり、早期に団地造成に着手できるよう取り組みを進めるとともに、年間1社以上の企業誘致をめざして参ります。
 中国横断自動車道尾道松江線の開通に伴い、陰陽が高速道で結ばれることから、現在建設中の道の駅「たたらば壱番地」を高速道路上のPR館と位置付け、雲南市、更には島根県の南の玄関口として観光客の増加や地域振興に繋げていく取り組みを進めて参ります。

3.美しい自然と田園風景を守る農業・林業の振興
 JA雲南肥育センターの再編については、吉田及び仁多以外の4肥育センターは運営継続困難となり、今後、繁殖など奥出雲和牛振興に資する利用について検討を進めて参ります。併せて確固たる和牛改良を進める必要があると考えております。
 中山間地域の農業、林業の振興は、地域振興に不可欠なものであり、新たな担い手の育成や農地・森林の保全対策を創設して、一層の振興に努めてまいります。

4.安心して産み、育てる子育て環境の充実
 これまで小学校就学前までの医療費の無料化を進めて参りましたが、子育て世代の皆様のご意見や財政状況を踏まえながら、更に義務教育期間中の医療費無料化に向け、平成25年度より拡充して参ります。
 幼保一体化の取り組みは、幼児期の教育・保育の更なる充実・向上を図ることとしており、木次幼稚園と木次保育所の「幼保連携型認定こども園」について、関係の皆様と意見交換を重ねて参りました。今後、開設に向け、保護者の皆様をはじめ関係者と調整を進めて参ります。
 県内8市で一番低い保育料の維持、更に幼児から高校卒業までの子育てに関しての相談機能を一層充実して参ります。

5.子どもたちが伸び伸びと学び、成長できる教育の振興
 これまで雲南市独自のキャリア教育を進めてきましたが、今後、更に学校と家庭、地域の連携・協働を進め、「社会を生き抜く力」を育むために学力の向上と様々な体験活動を通して、コミュニケーション能力を高めて参ります。
 また、特別な支援が必要な子どもたちに対する支援の充実と相談機能の充実など支援体制の整備を図って参ります。島根県立出雲養護学校高等部分教室の平成27年4月開設に向けての協力と、開設後の教育活動に対して支援をして参ります。

6.地域自主組織活動の支援と市役所と6つの総合センターのネットワーク機能の強化
 地域づくりの活動拠点となる交流センターは地域自主組織の拠点として順調に移行、運営されていますが、更に地域力が効果的に発揮できるよう、人的体制、地区福祉委員会との関係などを一体的に見直しを図って参ります。
 本庁舎建設と合わせて、市役所と6つの総合センターのネットワーク機能を強化し、更なる住民サービスの向上をめざして参ります。
 新庁舎については、市民の皆様に親しみやすく身近に感じられる新庁舎建設に向け取り組んで参ります。

7.木質バイオマスや水力、太陽光などの自然エネルギーの活用
 森林バイオマスエネルギー事業の林地残材の収集並びに里山券の利用拡大を更に推進するとともに、間伐材等林地残材の活用による木質バイオマスに加え、水力、太陽光などの活用で循環型社会形成に向け、先駆的な取り組みを推進して参ります。

 また、本年は中国横断自動車道尾道松江線が三次まで開通し、いよいよ高速道路新時代を迎えます。これを絶好のチャンスととらえ、観光振興元年と位置付けた取り組みを積極的に展開しなければなりません。
 なお、昨年末には、これからの国のあり方を問う衆議院議員総選挙が行われました。地方が元気になってこそ国が甦ります。新政権には、是非とも地方を照らす政策を期待しています。
以上、3期目の市政に臨むにあたりふるさと雲南市の発展のため全身全霊、懸命の努力をして参る所存であります。
 最後に、皆様のご多幸を祈念いたしまして、就任および年頭のごあいさつといたします。
 
 
 
 
 

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