雲南ニュース |
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大原郡家を考えるシンポジウム 古代の旧大原郡の歴史に思いをはせ
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およそ一三○○年前に所在した大原郡家(おおはらぐうけ)とよばれるかつての大原郡の郡役所推定地が大東町の仁和寺にあります。平成十八年、同地内の市道改良工事に伴う郡垣遺跡(こおりがきいせき)の発掘調査で大形の柱穴が発見されたことから大原郡家の建物跡の可能性が高まり、教育委員会が平成二一年度から発掘調査を行っています。調査の結果、郡垣遺跡には極めて特徴的な建物群が建っていたことがわかりました。
まず建物の大きさですが長さが最大で三一mもある長大な建物跡や床を支えるための総柱建物がコの字型に整然と建てられていました。当時は役所か寺院にしか建てられなかった礎石建物があったこともわかりました。 しかし残念なことに遺跡からは建物の年代を示す遺物はまだ出土していません。
これらの調査成果を元に、三月二七日、古代鉄歌謡館で「大原郡家を考えるシンポジウム」が開催されました。専門の研究者からは、『出雲国風土記』に記される大原郡家の可能性は極めて高く、確定すれば重要な発見になるとの報告がありました。
シンポジウムに集まった市民約100人の参加者は、古代の旧大原郡の歴史に興味が深まったようでした。 |
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土地改良区合併 雲南市改良区としてスタートします
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右から大東町土地改良区 内田理事長、加茂町土地改良区 速水理事長、木次町土地改良区 陶山理事長、島根県東部農林振興センター 園山所長、三刀屋町土地改良区 山根理事長、吉田町土地改良区 堀江理事長、掛合町土地改良区 藤原理事長 |
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2月22日に「雲南市土地改良区合併推進協議会」が開催され、雲南市内6町の土地改良区の理事長、及び立会人の島根県東部農林振興センター所長による合併予備契約の調印が行われました。
その後、3月末日までに各町土地改良区の総代会が開催され、その合併予備契約が承認されましたので、土地改良区の合併についての本契約となりました。
新しい土地改良区の名称は「雲南市土地改良区」、合併予定日は平成23年10月1日とし、今後は「雲南市土地改良区設立委員会」を設置し、合併認可申請の準備を進めます。 |
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塩田小学校閉校式 わが学びやに光あり
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明治7年の開校以来、教育をはじめとした、まちづくりの拠点として地区の振興・発展を支えてきた大東町の塩田小学校が137年の歴史に幕を下ろしました。
平成22年度に市教育委員会は「雲南市立学校適正規模適正配置基本計画」を策定。全児童数15人未満の学校を「極小規模校」として、26年度までに協議が整えば統合を図ることとしました。児童の減少が続く塩田小の平成22年度の児童数は9人。基本計画策定後、塩田地区及び保護者の皆様との協議を経て今春の閉校と大東小学校への統合が決まりました。
3月20日、塩田小の体育館で卒業生や地区住民、学校関係者ら200人が出席し、閉校式が行われました。速水市長や山根和子校長に続いて、6年の石原尚展(たかのり)さん、加藤毅士(つよし)さん、新田彩夏(あやか)さんが児童を代表してあいさつ。「楽しい毎日をありがとう」「塩田小学校での思い出を絶対忘れません」などと、母校への感謝を述べました。最後に山根校長が速水市長に校旗を返納し、出席者全員で校歌を斉唱。地域のシンボルとも言える学び舎との別れを惜しみました。
閉校式に続いて6年生が、卒業前の半年間で調べた130余年の「塩田の歴史」を発表。「塩小太鼓」の演奏では、全校児童が元気な姿を披露しました。
「父から孫まで4代が通った小学校。たくさんの思い出が詰まっている」と、懐かしさとともにさみしさを語るのは新田彩夏さんの祖父・芳永さん(74歳)。塩田地区振興会の藤原英逸(えいいつ)さんは、「高齢者が多い塩田地区で学校施設をどのように活用していくか、これからみんなで話し合いたい」と地区の将来へ思いをはせていました。 |
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中野幼稚園閉園式 ありがとうふるさとの園
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3月23日、三刀屋町の中野幼稚園で閉園式が行われました。中野幼稚園は、昭和61年4月、山間の四季を織り成す自然豊かな山村の地に開園して以来、神代、六重、中野、須所、森谷地区の児童の幼児教育の拠点として、地域とともに発展してきました。
しかしながら、園児の減少により閉園となり、4月からは三刀屋幼稚園に通うことになりました。
閉園式には保護者ら約40人が参加し、慣れ親しんだ園舎との別れを惜しんでいました。式の最後には園児らが大きな声で「中野幼稚園の歌」を歌い、25年の幕を閉じました。 |
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国道54号三刀屋拡幅工事 第2工区の供用を開始
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国土交通省が平成10年度に着手した国道54号三刀屋拡幅事業(延長約4.1㎞)のうち、第2工区(延長約0.5㎞)の4車線化工事が完了し、3月31日に供用開始されました。これにより三刀屋木次インター線の交差点から里熊大橋南詰めまでの約1.2kmの区間の国道が4車線化され、下熊谷地域の更なるまちづくりが期待されます。 |
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島根県知事選挙・島根県議会議員一般選挙 開票結果
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4年に1度の統一地方選挙(島根県知事・島根県議会議員)の投票が4月10日(日曜)に行われ、即日開票されました。開票結果は次のとおりです。 |
◆島根県議会議員一般選挙(雲南・飯石選挙区) |
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候補者名 |
投票率 |
雲南・飯石選挙区 |
雲南市分 |
当 |
山根 成二 |
10,023 |
7,372 |
当 |
福間 賢造 |
7,503 |
7,119 |
当 |
足立 昭二 |
7,066 |
6,589 |
次 |
山崎 英志 |
6,922 |
6,758 |
投票率 |
78.91% |
78.80% |
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◆島根県知事選挙 |
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候補者名 |
投票数 |
島根県 |
雲南市分 |
当 |
溝口 善兵衛 |
269,636 |
25,038 |
次 |
向瀬 慎一 |
33,571 |
2,574 |
投票率 |
52.70% |
78.83% |
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