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平成23年度 市長所信表明

市報うんなん2011年4月号

 
 
生命と神話が息づく新しい日本のふるさとづくり 平成23年度 市長所信表明
市長所信表明
  
 3月3日、平成23年雲南市議会3月定例会の開会にあたり、速水市長は平成23年度の市政運営に臨む所信を述べました。(主要施策に関する部分を抜粋。雲南市ホームページにも掲載しています。)

平成23年度の重点施策
 平成22年度に策定した雲南市総合計画後期基本計画の今後4年間の方針に基づき、平成23年度は次のような方針を重点に取り組みます。

1 市民が主役のまちづくり
 今後4年間の新たな課題として、定住・交流の推進を掲げたところであり、「さくらおろち湖」の完成や高速道路の吉田掛合インターチェンジまでの開通を契機に、大いに交流・連携活動を進めます。
 定住相談体制を強化するとともに、引き続き地域活動を支援します。

2 定住環境の充実
 中国横断自動車道尾道松江線の整備促進と関連施設の整備を計画どおり進めるとともに、地域情報化の推進や災害対策を進め、安全・快適な生活環境の基盤整備を進めます。

3 安心安全のまちづくり
 新年度より雲南市立病院を設置するなど、地域医療の充実と市民の皆様の「健康長寿・生涯現役」をめざした環境づくりを進めます。

4 人が輝く教育・文化の振興
 学校教育と社会教育の融合による雲南市の特色ある教育を進めるとともに、学校施設の耐震化など教育環境の充実を図ります。

5 ふるさと産業の創出
 農商工連携による商品開発と販路開拓を進めるとともに、森林を整備し、木質バイオマスエネルギーを活用した新産業の創出に取り組みます。
 古事記編纂1300年を契機に“ヤマタノオロチ伝説の地”として交流人口の拡大をめざします。

6 徹底した行財政改革
 長年検討してきました雲南広域連合と雲南消防組合、雲南環境衛生組合を4月から新たな雲南広域連合に再編します。これによって、行財政の効率化と住民サービスの向上を図ります。
 新庁舎の建設については、市民の皆様とともに基本計画を具体的に検討します。

雲南ブランド化プロジェクト

総合特区
 国では、規制の特例措置や税財政・金融上の支援措置等を一体的に講じ、地域の活性化をめざす総合特区制度が創設されることとなりました。雲南市でもこの制度を活用する考えであり、かつて里山を活用してたたら製鉄が盛んに行われたことなどから、「たたらの里山再生プロジェクト」として市内の森林資源をエネルギー源として活用するなど、総合的な交流の場にします。
 菅谷たたら山内の保存修繕事業と合わせた文化交流活動を進めます。

産業振興
 雲南市農商工連携協議会では、食の幸を活かし、スイーツとスパイスのプロジェクトを発足させ、新商品の開発や販路開拓に取り組んでいます。
 これらに加え、「さくら」「たまご」「山菜」に焦点を当てた新たなプロジェクトも立ち上げ取り組んでいるところです。
 平成23年度は、こうしたプロジェクトによる雲南の食の幸を活かした商品開発と販路開拓に向け、東京での島根県のアンテナショップ「にほんばし島根館」を活用した雲南フェアの開催や、企業の商談会等への出展補助、ものづくり産業の人材育成などを行います。

雲南市さくら祭り ※
 記録的な大雪で雪害が懸念されましたが、本年も見事な桜が咲き揃い、多くのお客様を迎えることができるものと期待しております。
 メイン行事は4月2日、3日に予定しており、2日の夜には花火や商工会青年部によるジャズガーデンのほか、木次商店街では雲南の食の幸が集う「幸運なんです。雲南です。」体感フェアも開催されますので、多くの皆様に雲南の幸を感じていただきたいと思います。

雲南の歴史の幸を活用する事業
 近年、市内の神話伝承地等がメディアで取り上げられる機会が増加し、観光入込客が明らかに増加しているところも出てきています。とりわけ、今後4年間に島根県あげて古事記編纂1300年関連事業が重点的に打ち出される中、 “ヤマタノオロチ伝説の地”である雲南市は、交流人口拡大の絶好の機会を迎えているといえます。
 そこで、観光協会、市内旅行業者と連携しつつ、平成23年度は春と秋の2シーズンにわたって、本年度好評を博したヤマタノオロチ伝承地探訪バスツアーを拡充して実施します。
 現在10名の観光ガイドの体制を強化するため、観光ガイド養成講座を開催し、親切丁寧な案内で対応できるようガイドを養成します。
 さらに、市内の神話伝承地は地理的に分かりにくい場所が多いため、島根県の補助事業を導入し、神話伝承地への誘導・案内看板、及び現地説明看板を新設、改修します。

※3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」により雲南市さくら祭り行事は一部自粛します。
 
 
 
 
 

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