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雲南ニュース

市報うんなん2011年12月号

 
雲南ニュース
 
地域活性化施設 さくらおろち湖ボート競技施設竣工
さくらおろち湖ボート競技施設竣工式
 尾原ダム周辺地域の地域活性化施設として島根県が整備していた「島根県さくらおろち湖ボート競技施設」が完成し、10月16日に竣工式が行われました。テープカット後、島根大学や松江北高校、松江東高校、江津工業高校の選手たちがボートの試走、温泉小学校の児童や速水市長などがヘラブナの稚魚1,000匹をダム湖に放流し、完成を喜びました。
 この競技施設は、常設コースとしては島根県で唯一の日本ボート協会B級公認コースです。コースは、延長1,000mのコースが6レーン、艇庫は、延床面積761m2、90艇のボートを収容可能な艇保管庫、会議室、更衣室、シャワー室、トイレなどの設備を整えています。総事業費11億1千万円。 
 
地域で起きた災害を知り、防災を考えましょう
瀧本浩一 准教授
 10月30日、木次町のチェリヴァホールで平成23年度防災安全講演会が行われ、消防団や地域自主組織などから約230人が参加し、地域防災について考えました。
 講演会では、「地域で紡ぎだす自主防災~いざというとき地域で何ができますか?~」をテーマに山口大学の瀧本浩一准教授が「みなさんが防災を考えるためには、みなさんの地域の災害を知ってから、防災を考える必要がある」、「公助するためには、自助をしておく」などと語られました。
 講演会の後、市内の地域自主組織の代表者ら50人が参加し、9グループに分かれ、防災図上訓練を行いました。防災図上訓練とは、自分たちの地域では、どこにどのような危険個所があるのか、どこに避難するのかなど議論しながら地図に書き込み、災害発生時に迅速で適切な行動がとれるようにするものです。
 
島根イーグル株式会社 ふるさと企業大賞受賞!!
11月7日 知事室にて受賞報告。右から速水市長、島根イーグル株式会社 高瀬一明代表取締役社長、溝口県知事、島根イーグル株式会社 堀孝司業務部長
11月7日 知事室にて受賞報告。右から速水市長、島根
イーグル株式会社 高瀬一明代表取締役社長、溝口県
知事、島根イーグル株式会社 堀孝司業務部長
 10月27日、東京都内のホテルで、平成23年度のふるさと企業大賞(総務大臣賞)の表彰式があり、島根イーグル株式会社(高瀬一明代表取締役社長)が受賞されました。今回の受賞は全国で10社で、島根県での受賞は7年ぶりで、雲南市では初受賞となります。
 この賞は、ふるさと融資を活用した民間事業者が対象で、地域経済、雇用及び地域のイメージアップに大きく貢献していることがポイントです。
 同社は平成2年に、島根県と旧掛合町の誘致企業として操業をスタートし、今年で20周年を迎えました。現在158名の地元雇用を創出し、カーエアコンのコンプレッサー用リップシールは世界市場の約8割を占め、地方に立地しながらも、高度な技術によって世界をリードする事業展開が評価されたものです。
 
市民誰もが自分らしく輝き、支え合う福祉のふるさとづくり
平成23年度雲南市総合社会福祉大会 
内閣総理大臣からの祝状と記念品を受け取る受賞者
 木次町のチェリヴァホールで10月12日、平成23年度雲南市総合社会福祉大会が行われ、社会福祉団体関係者など400人が参加し、地域福祉活動を実践することを誓い合いました。
 第一部の式典では、速水市長が「地域の絆、地域住民の支え合いによる福祉活動がそれぞれ地域の特徴を持ちながら進められていることを実感している。市としても地域福祉活動を最重要課題に位置付け進める」と述べました。また、本年度100歳を迎えられる方16人に内閣総理大臣からの祝状と記念品、本年度101歳を迎えられる方12人に市長から祝詞と記念品が贈られました。地域の社会福祉に貢献された17人の個人、15団体に雲南市社会福祉協議会長から表彰並びに感謝状が贈られました。
 第2部の地域福祉活動実践報告会では、島根大学の加川充浩准教授をコディネーターとし、大東町の阿用地区福祉委員会 地域福祉推進員の浜田富次さん、加茂町の配食ボランティア「むつみの会」代表の松浦敏雄さん、木次町の日登愛育班 班長の宇都宮恵美子さん、掛合町の地域自主組織多根の郷 会長の永瀬晃さんがそれぞれの活動の成果や課題などを発表されました。加川准教授は「活動を継続する上で大切なことは、活動する人が情報共有すること、既存の組織を維持すること、地域住民のつながりを作り絆を深めていくことである」と語られました。 
 
「うしおの沢池」ブラックバス駆除
ブラックバス退治 うしおの沢池水源林保全
 昨年、農林水産省の全国ため池百選に選定された大東町山王寺の「うしおの沢池」は、貴重な水源として棚田で有名な周辺農地を潤しています。しかし、近年は一部の心無い人により外来魚(ブラックバス)が放流され、古くからの生態系の崩壊と水質の悪化が進み、下流域のホタル保護区への悪影響も懸念されています。
 そこで、海潮交流センターが中心となって11月6日(日曜)に、ため池の干し上げによる外来魚駆除と水源林保全のための植樹が行われました。
 当日は、小雨の降る中でしたが、市内外から100人を超える参加がありました先ず、沢池周辺に60本のカエデと山桜を植樹した後、約1カ月をかけて水抜きをした池でブラックバス駆除が行われました。参加者の内、30名が沢池に入り、泥まみれになりながら766匹のブラックバスを駆除しました。準備期間での駆除分と合わせると1,000匹を超えるブラックバスを駆除しましたが、在来魚であるコイやフナは21匹の大型魚しか確認できず、稚魚はブラックバスにより食べられたことが伺えました。
 今後は、数ヶ月間をかけて貯水を行い、水槽で飼育している21匹のコイやフナを戻して来年の耕作に備えますが、事務局の錦織忍さんは、「これから在来生物が少しずつでも増えていくことを期待したいが、一方では外来魚の再放流を防止することが重要です」と、語っていました。
 
2大会連続でグランドチャンピオンに選出!! 
平成23年度島根県種畜共進会 
 松江市宍道町の島根中央家畜市場で10月29日、平成23年度島根県種畜共進会が、2年ぶりに行われました。
 この共進会へ雲南市から第1部肉用種牛の部に雲南市種牛共進会で特選賞を獲得した和牛5頭と組出品の親牛1頭、第2部乳用種牛の部へ1頭の計7頭が出品されました。
 肉用種牛第3区若雌牛の部では三刀屋町 角折羊子さん所有の“めぐみ165の9”号が優秀賞首席、第5区母系牛群では掛合町 小畑博義さん所有の“きょう”号と“ききょう”号の親子セットが優秀賞首席を獲得されました。
 各区の首席で争われたグランドチャンピオン決定審査で、小畑さんの“きょう”号と“ききょう”号がグランドチャンピオンとなり、県内優良牛の一番に輝き、小畑さんは2大会連続でグランドチャンピオンを獲得されました。 
 
不法投棄は犯罪です! 
不法投棄は犯罪です。
 今年度、島根県から不法投棄防止対策重点監視地区に指定されている雲南市内の大東町阿用地内で11月10日、財団法人島根県産業廃棄物協会が主催した不法投棄物の撤去作業が行われ、監視員や同協会員など23人が参加し自転車や金庫などが1トン、自動車のタイヤが約400本もの不法投棄物を撤去しました。
 不法投棄は、許されざる犯罪となります。投棄物から投棄者を探し、法律により厳しく処罰されることとなります。不法投棄物をそのまま放置しておくと、新たな不法投棄を誘発し、不法投棄の常習化などにつながるため、本来、投棄者が撤去すべきですが、不法投棄物の多くは、最終的には市が多額の費用をかけて撤去しています。
 市民みんなで監視して、このような不法投棄のないまちをめざしましょう。
 
 
 
 
 
 

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