ここから本文です。

ここから本文です。

雲南ニュース

市報うんなん2012年1月号

 
雲南ニュース
 
森林バイオマスの活用と市民参加によるたたらの里山づくり
パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子
 うんなん森林バイオマスフォーラムを11月27日、加茂文化ホール・ラメールで行ないました。雲南市は、市内にある森林資源をエネルギーとして活用するため、林地残材をチップ燃料に加工し、チップボイラーで熱を供給するシステムの構築などに取り組んでいます。このフォーラムは、「たたら製鉄」で栄えた時代を陰で支えた「たたらの里山」に鑑み、市民参加型の林地残材の収集・運搬の仕組みづくりについて、市民の皆さんと一緒に考えていくために開催しました。
 はじめに市から「たたらの里山再生プロジェクト」の取り組みを紹介した後、鳥取大学非常勤講師 丹羽健司さんが「木の駅プロジェクトで山を活かす」と題して基調講演を行いました。パネルディスカッションでは、「うんなん基調講演する丹羽健司さんの森林をみんなで活かそう」をテーマに、自らもグループでボランティア活動を行っている市民代表者が「ボランティア活動には限界があるが、他の市民団体などと横のつながりで一緒になり、市民のパワーで後押しをしたい」と語りました。速水市長は、「里山再生プロジェクトの取り組みがされることによって、地域自主組織や市民グループが元気になり、里山が再生し、雲南市の発展にも繋がる」と述べました。最後にコーディネーターの島根大学 伊藤勝久教授が「山をもう一度活用できる仕組みを作り、地域にもの・お金・元気が全てで循環するよう、市民総出で作ってほしい」と語りました。
 基調講演する丹羽健司さん 
 
障がい者地域自立支援協議会総会
障がい者地域自立支援協議会総会
 11月25日、チェリヴァホールで雲南市障がい者地域自立支援協議会総会が開催されました。今年で2回目の総会では、各部会等からの1年間の取り組みの報告と今後の取組み、次期障がい者計画等について協議が行われました。同協議会は、障がい者が地域で安心して暮らしていけるように、障がい福祉団体やサービス事業所、行政関係機関等が連携、協力して、障がい者の地域支援を検討、実践したり、行政への政策的な提言等を行っていくものです。
 次期障がい者計画(平成24年度~26年度)については、相談支援事業の強化や原発事故等含めた災害時の対応、障がい者雇用の企業への理解を求める啓発、公共交通や福祉交通などの移動支援の充実、アパート等の入居支援策の検討等の課題が挙げられました。
 意見交換では、障がい児者親の会から特別支援学校高等部分教室の設置に向けた協力のお願い、サークル雲南から自立した生活を行うための作業所での賃金の向上の意見が出され、これらの意見を踏まえて、継続して取組みを強化していくことになりました。
 
雲南市教育フェスタ2011
新たな力の創造に向けて!雲南市からの発信!

円卓会議(雲南ぜんいん神さま会議)の様子
円卓会議(雲南ぜんいん神さま会議)の様子
 「学び」「人づくり」「地域づくり」をコンセプトに次代を担う子どもや若者が夢や希望をもって未来に前進していける環境づくりと真に必要な「生きる力」とは何かを語り、新たなる雲南市の可能性を求める場として、雲南市教育フェスタ2011を11月26日、27日に加茂文化ホール・ラメールで行ないました。
 初日は、東日本大震災後、宮城県女川町でボランティア活動を行っているNPOカタリバの今村久美代表理事が被災地の子どもたちの状況や活動を通して感じたことを語りました。その他に、職場体験学習を行った三刀屋中学校が「夢発見ウィーク」の成果や課題などを発表しました。第2部では、山陰で初めての中学生を対象としたカタリ場で、少し先輩の大学生と中学生が語り合い、その後、教育関係者を中心として「今、子どもたちに求める力」をテーマとした熟議が行われ、「生きる力」について熱い論議が交わされました。
 2日目は、大東町の女性の集いグループが「上代タノ先生の生い立ちと実践」、寺領小学校が「加藤歓一郎先生の教育理念をつなぐために行っている食と農の体験」を発表した後、男女共同参画の視点から、岩城敏之さんが「笑って学ぶ子育てのコツ」と題して講演を行いました。最後に「雲南市の可能性を求めて!」をテーマに円カタリ場(公開授業)の様子卓会議を行い、パネリストや会場の参加者全員が神さまとなる「雲南ぜんいん神さま会議」とし、雲南は日本の何を縁結びするのか5人のパネリストが思いを語り合いました。コーディネーターの地域力創造アドバイザーの青木千栄子さんは、「市民が一丸となって、雲南市が何をしたいのかを取りまとめ、それを実現していく方法を考えてほしい」と会場の皆さんに訴えました。
 なお、この事業は、全国モーターボート競走施行者協議会からの拠出金を受けて実施しました。
 カタリ場(公開授業)の様子
 
三刀屋中改築記念モニュメント除幕式、千本桜植樹式
モニュメント除幕式
 
千本桜植樹式 この春に完成した三刀屋中学校校舎の改築を記念し、モニュメントの除幕式と永井千本桜二世の植樹式が11月27日、三刀屋中学校武道館北側駐車場で行われました。
 将来の夢や希望に向かい、それぞれが手を携え伸びていこうとする協和の精神をイメージしたモニュメントの除幕をした後、生徒を代表して生徒会長の周藤春香さんが「このモニュメントに託された願いをしっかり受け止め、生徒全員で協力し、より素晴らしい学校にします」と誓いました。
 除幕式に続いて、「永井千本桜二世」の記念植樹が行われました。「永井千本桜」は、永井隆博士が昭和23年九州タイムズ文化賞を受賞した際、賞金をもとにに購入した1,200本の桜を植樹したことからそう呼ばれています。現在では20数本しか残っていないため、接木をした二世桜を植樹することで次世代へ永井博士の平和への願いと精神を継承していくものです。
 
安心して暮らせるまちをめざして
11月15日に行った認知症徘徊模擬訓練の様子
11月15日に行った認知症徘徊模擬訓練の様子 
 認知症の人が行方不明になった場合を想定して、早期発見に繋げるための認知症徘徊模擬訓練を11月15日に木次町内で行いました。訓練では、商店など地域の事業者や団体などが登録している「認知症徘徊SOSネットワーク」の協力会員へ行方不明者の情報を連絡し、協力会員から目撃情報などを通報してもらう流れを確認しました。
 訓練後のPR活動では地域福祉推進員と木次町内でネットワークのチラシを商店や街頭で配布し、行方不明になったときの早期発見の必要性など伝えました。
 このネットワークの協力会員の募集を随時行っています。詳しくは地域包括支援センター(0854‐40‐1043)へ問い合わせください。

認知症徘徊・高齢者虐待 相談専用電話(24時間対応)
0854‐40‐1066  
 
2年ぶりの子牛共進会で首席を獲得
2年ぶりの子牛共進会で首席を獲得
 11月11日に平成23年度島根中央子牛共進会が、松江市宍道町の島根中央家畜市場で行われました。
 昨年は口蹄疫の影響で開催が見送られたため、2年ぶりの開催となりました。
 雲南市からは、雲南市子牛共進会で特選賞を獲得した和牛で第1区(生後4ヶ月~6ヶ月)へ5頭、第2区(生後7ヶ月~8ヶ月)へ6頭の計11頭が出品されました。
 審査の結果、第1区で雲南市掛合町 安井辰雄さん所有の“はるはな”号が優秀賞首席を獲得しました。
 
 
 
 
 

もしもに備えて

防災情報

急病時の医療機関