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議長 新年のごあいさつ

市報うんなん2012年1月号

 
 
雲南市議会議長 藤原 政文

 市民の皆様と一丸となって


 雲南市議会議長 藤原政文
 
 新年あけましておめでとうございます。年頭にあたり、市民の皆様に慎んでごあいさつを申し上げます。
 昨年は、大雪の年明けで始まり、未曾有の大災害となった東日本大震災、それに起因する原発事故、さらにはゲリラ豪雨など甚大な災害が発生し、また、タイ国の大洪水や欧州連合加盟国の一部での国家財政破綻の危機による世界経済への大きな影響など先の見えない不安定な一年でした。
 
 このような中で、私たちは多くのことを学ぶことになりました。
 まず、人と人との支え合い、絆の大切さが最も大切なことのひとつであるということです。海外から日本人の秩序ある行動に対し多くの称賛の声が届きましたが、これも日頃の思いやりの心、支え合いの風土に基づくものではないでしょうか。
 
 そして、被災地の動きを見ると、いざという時に基礎自治体がしっかり機能することが本当に大切であることを痛感いたしました。

 こうした国難の中で、明るい話題は女子サッカー「なでしこジャパン」がワールドカップで優勝したことです。最後まで諦めない心とチームワークによる勝利は、まさに「絆の力」であり、我々に勇気と感動をもたらしてくれました。

 今なお、住み慣れた故郷を離れての避難生活や仮設住宅での生活を余儀なくされている方々の心情を思うと心が痛みますが、復興に向け必死に立ちあがり活動される被災地の方々に、改めて『がんばれ東日本!がんばろう日本!』のエールを贈りたいと思います。

 さて、市民の皆様にはこの一年、地域自主組織を中心に自主活動を展開しながら様々なことに取組んでいただきました。こうした市民力の醸成が、雲南市にとって欠かせない大きな力になると確信しています。行財政改革をはじめ、なお課題が山積していますが、引き続き地域での話し合いを深め、それぞれの地域に合った活動を進めていただきますようお願いいたします。

 雲南市議会におきましても「自己決定、自己責任」が強く求められ、議会および議員がその役割の重要性を再認識し、議会改革の先進議会の議長を招聘した研修会や人権研修など様々な研修を積み重ねています。

 そして、昨年の決算委員会は議長、監査委員を除く全議員で構成し、次年度の施策へ繋げるべく事務事業評価の審査を導入し、市長へ提言を行いました。

 また、「議会報告会」に延べ1,200人を超す市民の皆様に参加いただき、数多くのご意見を賜りました。皆様の生の声を市政にしっかり届けると共に、説明責任を果たす仕組みづくりを進め、議員一同、一層の議会活動に邁進する所存です。

 「災いから逃げようとすると、必ず追いかけてくる。でも立ち向かうと、災いは逃げていく。」との言葉がコラムに掲載されていました。

 市議会といたしましても様々な課題に対し、市民の皆様と共に立ち向かい、皆様のご期待に応えられるよう一生懸命努力する所存でありますので、一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げ、年頭のあいさつといたします。
 
 
 
 
 

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