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市長 新年のごあいさつ

市報うんなん2012年1月号

 
 
雲南市長 速水雄一
 昇り龍のごとく飛躍の年に


 雲南市長 速水雄一
 
 新年、明けましておめでとうございます。
 市民の皆様には、ご家族お揃いで、新しい年をお迎えになられましたことと心からお慶び申し上げます。
 
 さて昨年は、年初来の大雪、3月11日の東日本大震災、津波、福島第1原子力発電所の事故、更には相次ぐ台風の襲来により、大変多くの方が被災され、亡くなられました。心からご冥福をお祈りし、お見舞いを申し上げますと共に、一日も早い復興を願う次第です。
 
 さて、新しい年となり雲南市も誕生から8年目を迎えました。3月には中国横断自動車道尾道松江線が吉田・掛合インターまで開通します。引き続く三次ジャンクションまでの開通を見据え、吉田チェーンベースの整備に合わせ、活性化施設を整備し、道路利用者の誘客を図ります。

 また、「幸運なんです。雲南です。」を合言葉とした雲南ブランド化プロジェクトについては、一層の進展を図ります。特に今年は、日本最古の歴史書「古事記」が編纂されてから1300年を迎えます。「古事記」の上巻(かみつまき)は、日本列島の成り立ちと国造りが語られ、国譲り、天孫降臨を経て、神武天皇誕生までの日本の「神話」が記されています。それは、壮大なスケールと躍動するダイナミズムにあふれ、物語として力強い魅力に満ちています。その日本神話の、重要な舞台が「しまね」であり、スサノオノミコトの活躍の場である雲南地方です。そうした雲南市に多くの方々がおいでいただき、神話の世界にたっぷりと浸っていただけるよう島根県等と連携し、積極的に事業展開してまいります。

 さらに、ブランド化の一貫として、持続可能なエネルギーの再生産と里山の有効活用を図るため、森林バイオマスの取り組みを推進します。具体的には、たたらの里山再生プロジェクトにより、里山のエネルギー利用の推進、里山の食糧供給機能の復活、里山での小規模多機能自治への挑戦に取り組みます。
また、2月には、海潮温泉の桂荘が新装オープンし、多くの皆様にご利用いただけるものと期待をしています。
そして、いよいよ今年は尾原ダムが完成いたします。尾原ダム建設事業の最終段階である試験湛水が再開され、順調に水位が上昇しています。昭和47年の山陰大水害を受けて、昭和51年に計画が公表されてから35年有余を経て、3月に完成の見込みです。一日も早い斐伊川水系全体の治水事業の完成を望むところであります。

 今年は辰年、昇り龍のごとく天に向かっての雲南市の大いなる飛躍と皆様のご健勝、ご多幸を祈念して、年頭のあいさつといたします。
 
 
 
 
 

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