雲南市長のコラム
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三刀屋町喜寿祝賀会であいさつ。「何よりも健康が大切」。 |
世界の中の日本 |
1月6日の山陰中央新報に、日本総合研究所理事長の寺島実郎氏の評論が載っていました。
ソ連崩壊から20年、9.11米中枢同時テロから10年経った今、米国の一極支配という認識が影をひそめた、としています。
確かに、アフガニスタンからの撤退、サブプライムローンに端を発したリーマンショックにより世界経済が破綻の淵に追い込まれた状況は、世界秩序の中核にいた米国の正当性を喪失させました。
このことは、世界が21世紀に入り、大国や特定の権力が支配し秩序を維持する時代から、多くの参加主体が自己実現を図る「全員参加型構造」へ移行しつつあることを物語っています。
翻(ひるがえ)って混乱の極みにある日本の国政は、リーダー不在、国民不在、危機感不在により、国力低下の坂を転がり落ちつつあります。
こうした状況も国民の安易な選択の結果であるからには、前述の世界の潮流からはずれていることに国民が一刻も早く気づかなければなりません。
「気づいて築く日本再生プラン」と実践が急がれます。 |
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