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議長 新年のごあいさつ

市報うんなん2011年1月号

 
 



 新年にあたって


 雲南市議会議長 藤原 政文
 
 あけましておめでとうございます。
 市民の皆様には新春をお健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
 
 さて、昨年は大河ドラマ「龍馬伝」による全国的な龍馬ブームに沸き、また、連続テレビドラマ「ゲゲゲの女房」が好評を博し、流行語にもなったことは記憶に新しいところです。どちらも、幾多の困難に対して、強い信念をもって自ら信じる道を切り開いて行く姿が、先行きの不透明な現代社会を生きる多くの人々の共感を呼んだものと思います。
 
 一方で、国民生活に影響を与える大きな事件が多発した一年でもありました。国内では、所在不明高齢者問題の発覚、大阪地検特捜部主任検事による証拠改ざん事件など、人間社会における「正義」や「良心」を根本から揺るがすような事件が発生し、また、口蹄疫や鳥インフルエンザなど、新たな課題への対応が求められた一年でした。
 
 外交においては、普天間基地移設問題や尖閣諸島中国漁船衝突事件によって政治・経済あるいは地域的な諸外国との関係や、今後の日本の在り方について、多くの国民が懸念を抱いたところです。

 こうした中、雲南市では昨年4月に交流センターが設置され、地域自主組織の活動拠点としてそれぞれ自主活動が展開されつつあります。
 
 現在、国で取り組みが進められている「地域主権改革」は、地域のことは地域に住む住民が責任を持って決める活気に満ちた地域社会をつくることを目的としていますが、既に雲南市では国に一歩先んじて地域で実践していると言えます。地域自主組織ごとに活動内容や進度が異なりますが、焦らず急がず、地域での話し合いを深め、「自己決定、自己責任」のもとで、それぞれの地域に合った活動を進めていくことが大切であると思います。こうした市民力の醸成が、将来の雲南市にとって欠かせない大きな力になると確信しています。
 
 雲南市議会におきましても、地方分権、地域主権により「自己決定、自己責任」が求められ、議会の役割がより重要になってきています。
 
 議員一同、市民の皆様の付託に応えるべく議会改革への取り組みを進めており、議会のケーブルテレビ放映や議会報告会の定期開催等に加え、昨年は会派制を導入いたしました。広大な面積を持つ雲南市は、市内でも地理的条件や地域課題も異なります。住民の皆様の生の声をお聞きし、市政にしっかり届けるとともに、説明責任を果たしていけるような仕組みづくりを進め、議会改革に努めていく所存です。
 
 本年も、市民の皆様のご期待に応えられるよう一生懸命努力する所存でありますので、一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。
 
 
 
 
 
 

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