ここから本文です。

ここから本文です。

雲南ニュース

市報うんなん2010年3月号

 
雲南ニュース
 
まめなかネットうんなん地域講演会 つながっていく命
木次町のチェリヴァホールで2月11日、まめなかネットうんなんが主催する地域総合健康サービス産業創出事業の地域講演会が開かれました。
島根大学医学部 塩飽教授 最初に、島根大学医学部の塩飽邦憲教授が心と体をはぐくむ暮らし方について講演。塩飽教授は、自動車の普及などで人々が歩かなくなっていることを指摘。「カロリーの摂取量が変わっていないのに、動く量が減って糖尿病が増えている。食事を減らすのは難しいので、少しずつ運動を増やす生活を心がけたい。健康のためにはお金ではなく時間を使ってほしい」と話しました。
 休憩をはさんで、香川県の綾川町立綾川中学校の竹下和男校長が「弁当の日を通して見えてきた食と地域づくり」と題して講演。雲南市でも全小中学校で取り組んでいる弁当の日の発案者である竹下先生は、「弁当の日を続けるうちに子どもたちは自分で作ることにこだわるようになる。子どもは早く大人になりたいと願っている」と、弁当づくりが子どもの生きる本能を刺激することを紹介しました。
 子どもだけで食事する機会が増えている原状でも「親が家族団らんを理想とするのなら、自分でそれを子どもに見せることが必要。『こんな家族っていいね!』という形を作り、言葉に出すことも大事」と日々の生活の大切さを強調しました。 綾川町立綾川中学校の竹下和男校長 講演会終了後には、そばを使った新メニューの試食コーナーが設置され、多くの来場者がそばのゴマ和えなどを堪能していました。
 参加者からは「食生活と運動の大切さを再認識した」「健康に時間を投資してほしいという言葉が心に残った」「もっと心を込めて料理を作ろうと思う」などと多くの感想が寄せられました。
 
島根県女性消防団員活性化推進大会
安全安心のまちづくりをめざして

 
1月31日、加茂町のラメールで第3回島根県女性消防団員活性化推進大会が開かれ、県内の消防団員や市町村の消防担当者らが女性消防団の活動について考えました。
津和野町消防団員の中野千秋さん はじめに、津和野町消防団員の中野千秋さんが女性消防団としての体験を発表しました。中野さんは、全国女性消防操法大会への出場で団員一人ひとりが肉体的、精神的に鍛えられたこと、チームの団結力が高まったことを報告。「操法の訓練に出かけるとき、子どもが『お母さん、がんばって!』と声をかけてくれた。家族の絆も深めることもできた」と振り返りました。
 そして、「自分達で地域を守ろうという意識が強くなった。現在は、団員同士で「自分達にできることをやろう」と予防啓発活動に力を入れている。学校などにも出かけて子ども達の防火意識も高めたい」と今後の活動への意欲を語りました。
 続いて行われた講演会では、在日米海軍司令部地域統合消防隊予防課の長谷川祐子課長が「届けよう地域の子ども達へ、世界レベルの火災安全クラス」と題し、在日米海軍司令部地域統合消防隊予防課の長谷川祐子課長アメリカで行われている子どものための火災予防教育プログラムを紹介。同プログラムの詳しい内容やその有効性を力説しました。
 
広島ふるさと会 
第4回総会・集いの会を開催

 1月23日、第4回広島ふるさと会総会がメルパルク広島(広島市中区)で開催され、ふるさと会員や雲南市関係者など109人が参加し交流を深めました。
 総会の冒頭、昨年3月に亡くなられた故川本大造前会長に黙祷を捧げ、哀悼の意を表しました。その後、松浦利貞会長代行(三刀屋出身)の会長就任など全ての議題が全会一致で承認されました。
 総会終了後の集いの会では、一年ぶりの再会に会話も弾み、会場は大いに盛り上がりました。
 当日は大東町自治振興協議会による物産販売も行われ、懐かしいふるさと産品を購入する姿もたくさん見られました。
 広島ふるさと会では、平成22年度事業としてふるさと雲南市内を巡るバスツアー(だんだんツアー)を計画されています。広島近郊に在住の雲南市出身者の方で、このツアーへの参加を希望される方や、ふるさと会への入会を希望される方は、地域振興課までお問い合わせください。
【問】雲南市 地域振興課
 TEL:0854-40-1013
 FAX:0854-40-1019
 
まついのりこ講演会
 親と子が喜びを分かち合う
 
まついのりこ講演会 
『じゃあじゃあびりびり』『とっとこ とっとこ』などの絵本で知られる絵本作家まついのりこさんの講演会が1月24日、三刀屋環境改善メインセンターで開かれ、親子連れなどおよそ230人が紙芝居の実演や講演に聴き入りました。
 最初に紙芝居を読んだまついさん。登場する動物などが様々なものを引っ張るお話です。「今度は何を引っ張っているのかな?」。まついさんが呼びかけると、会場の子どもたちも「よいしょ、よいしょ」と声を合わせました。
 第2部の講演では、まついさんが自身の人生を振り返りながら、絵本と紙芝居について力説。「絵本は、その世界に入っていくことで『個』の感性が磨かれる。紙芝居は、大勢の人の前に絵が飛び出してくる感覚が『共感』の感性を刺激する。『個』と『共感』のふたつの感性は車の両輪のように大切なもの。ふたつの感性により、生きることへの素晴らしさが磨かれ、深められていく。家庭や地域で子どもたちの『個』と『共感』を伸ばすよう取り組んでいってほしい」と訴えました。
笑顔で語りかける絵本作家まついのりこさん また、「私たち大人は子どもに本物の文化を渡さなければならない。その根底にあるものは『平和』。永井隆博士ゆかりの雲南市で、未来を担う子どもたちのためにも、博士の“平和を”の精神を受け継いでほしい」とも話されました。
 講演会の参加者は大きくうなずきながら熱心にメモをとっていました。 
 
早稲田大学留学生のホームステイ
 雲南市で日本の文化を学ぶ
 
早稲田大学留学生のホームステイ 
 今年で25回目となる「早稲田大学留学生ホームステイ事業」で、9人の留学生が来市。2月7日、大東国際文化交流協会の会員らに迎えられた留学生は大東地域交流センターでホストファミリーと対面しました。
 3月6日までの1ヵ月、9人は市内の家庭に滞在し、市内の小中学校訪問や紙すき、そば打ち体験などを行いながら、日本の文化を学びます。
 2月14日、留学生は大東町の山王寺和野集会所でそば打ちに挑戦。和野集落のみなさんの指導を受け、そばを伸ばし、包丁で切った後、屋外に用意された大釜で茹でて、冷水で洗いました。
 会食の席で自己紹介した留学生は「初めてのそば打ちはとても楽しかった 今日のそばの味は最高!」と、貴重な体験を喜んでいました。
 早稲田大学留学生のホームステイ
 
雲南市発注優良建設工事表彰
 研鑽積み、さらなる発展を
 
雲南市発注優良建設工事表彰式 
 平成20年度に雲南市が発注した建設工事のうち優良工事に選ばれた9社(共同企業体を含む・左の表)に対し、1月25日、市役所で速水市長から表彰状が贈られました。
部門 工 事 名 施工業者の称号
土木 平成19年度伊萱地区農業集落排水事業 管路埋設工事8工区 株式会社都間土建
建築 三刀屋農村環境改善メインセンター・三刀屋総合センター建築工事(建築主体) 梅木建設・スヤマ産業・山根建設特別共同企業体
電気機械 三刀屋農村環境改善メインセンター・三刀屋総合センター建築工事(機械設備) 今市水道・新和設備特別共同企業体
電気機械 三刀屋農村環境改善メインセンター・三刀屋総合センター建築工事(電気設備) 大成・内村特別共同企業体
土木 市道下熊谷線舗装新設工事 雲南建設㈱
土木 まちづくり交付金事業(木次大橋周辺地区)(都)下熊谷東西線道路改良工事 田中工業(株)
土木 箱淵浄水場調整池築造工事 (有)植田建設
土木 工業用水道事業 工業用水道水管橋新設工事 (有)周藤土木
電気機械 三刀屋総合・メインセンター太陽光発電システム設置工事 三和電工(株)
 
総合的な放課後子どもプラン推進シンポジウム
 子どもの変化に対応した放課後へ

雲南モデルを議論したパネルディスカッション 
 1月24日、木次町のチェリヴァホールで総合的な放課後子どもプラン推進シンポジウムが行われ、教育関係者らが子どもたちの放課後について意見交換を行いました。
 午前中の講演では、千葉大学教育学部の明石要一教授が、「社会の変化などから子どもたちの放課後が消えた」と指摘。「午後3時から6時までの3時間程度を地域での子育ての時間として、放課後子ども教室では、子どもたちの『判断する力』『表現する力』を伸ばす工夫をしてほしい」と期待を寄せました。
千葉大学教育学部の明石要一教授 明石さんは「地域の人々とのふれあいは将来の職業を思い描くチャンスでもある。就きたい仕事が見つかると子どもはがんばる」とキャリア教育の必要性にも注目しました。
 午後は、日登っ子のびのび教室の細木令子代表と雲南市文化体育施設利用放課後子ども教室実行委員会の毛利智史さんが、それぞれの放課後子ども教室の取り組みを発表。
 最後に、「“雲南モデル”の放課後子ども教室の展望」をテーマにパネルディスカッションが行われました。 
シンポジウムの休憩時間に子どもたちが手品を披露 
 
 
 
 
 

もしもに備えて

防災情報

急病時の医療機関