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雲南ニュース

市報うんなん2009年8月号
 
雲南ニュース

 
【項目】
(1)雲南の地域医療を考えるシンポジウム
(2)海潮温泉温浴施設整備検討委員会
(3)企業立地計画認定
(4)「社会を明るくする運動」メッセージ伝達式
 

(1)雲南の地域医療を考えるシンポジウム
-地域医療のネットワーク形成を-
パネリストのみなさん
パネリストのみなさん
(左から)西村昌幸さん、陶山紳一朗さん、大谷順さん、久我卓央さん、速水雄一市長
 
「雲南の地域医療を考えるシンポジウム」が7月11日、大東町中湯石の古代鉄歌謡館で行われ、医師や住民、行政関係者などがこれからの地域医療について話し合いました。

最初に、島根県病院事業管理者の中川正久さんが「島根県の地域医療の課題と展望」について講演し、離島や中山間地域を中心にした県内病院の医師不足の状況を説明。今後の展望として、輸送の時間短縮や患者負担の軽減のメリットがあるヘリコプターの活用を挙げました。「医療は生活の一部であり、生活圏と医療圏が一致することが望ましい」と、地域住民のために確保する部分と他の高度医療機関との連携で補う部分とをみんなで考え、守り、つなげていくことの必要性を訴えました。

島根県立心と体の相談センターの永岡秀之所長をコーディネーターに行われたパネルディスカッションでは、住民代表や開業医など様々な立場のパネリストが「これからの地域医療ネットワーク」について討論。大切なことは「顔の見える情報、意見交換の場」「できることとできないことを分かりやすく示すこと」「地元で診てもらえる安心感」などの意見が出されました。

「連携」による雲南地域の医療のこれからを会場に集まった200人が考えました。
 

(2)海潮温泉温浴施設整備検討委員会
-魅力生かした新施設へ-
 現地踏査する委員ら 
 
木次公民館で6月22日、海潮温泉温浴施設整備検討委員会が開かれました。この委員会は、平成21年3月末で閉鎖した健康ランドゆとりの里を含む海潮温泉所在の市営施設(かじか荘、桂荘、大東ふれあいパーク)の取り扱いと、今後の施設整備方針等について検討するために設置されたものです。

第1回のこの日は、17人の委員へ速水市長が委嘱状を交付。委員の互選により会長、副会長が選出され、さっそく検討に着手されました。29日の第2回委員会では、現地踏査で現状確認を行い、桂荘で活発な議論を展開。7月13日の第3回では、市内の各種団体からの陳情を受けたのち、既存施設の今後のあり方、施設整備を行う場合の「強み」「弱み」などの洗い出し、施設整備にあたっての「コンセプト(テーマ)」など、踏み込んだ検討が行われました。

結果、既存の3つの公共温浴施設の整理統合を基本に施設整備を行う方向で結論付けされ、第4回以降は施設の具体案について協議していくこととなりました。

検討委員会の内容は、市報や市ホームページで詳しくお知らせします。
 
海潮温泉温浴施設整備検討委員会(敬称略)
◎会長、○副会長
所属等 氏名
専門委員 島根大学教育学部准教授 作野広和
前島根県商工会女性部連合会会長 吾郷康子
市民委員 大東町自治振興協議会会長 ○ 宮川 昇
大東町自治振興協議会理事 矢壁敏宏
大東町自治会連絡協議会会長 ◎ 加藤一郎
海潮地区連合自治会長 持田 郁
飛石自治会長 三原 正
大東地域委員会委員 藤原夫季子
大東地域委員会副会長 高島光善
海潮温泉泉源利用者連絡会(海潮荘) 植田喜久代
海潮温泉泉源利用者連絡会(㈱ダイトー) 錦織一夫
雲南市観光協会三刀屋支部長 梅木秀昭
雲南市観光協会掛合支部長 ○ 竹下三郎
雲南市商工会 上代 眞
雲南市商工会木次支部女性部長 川角光子
一般公募委員 森吉一夫
一般公募委員 高橋知征
 

(3)企業立地計画認定
-産業振興の大きな力に-
覚書の調印を終え、握手を交わす参加者ら
企業立地計画認定書の交付と覚書の調印を終え握手する、左から㈲本田商店の本田正次代表取締役、㈲メイコーの原昭久代表取締役、速水市長、島根三洋電機㈱の吉田和行代表取締役社長
 
6月23日、市役所で企業立地計画の認定書交付式と工場等の立地に関する覚書調印式が行われました。

今回、雲南市が企業立地計画を認定したのは島根三洋電機株式会社、有限会社メイコー、有限会社本田商店の3社。

速水市長がさらなる雇用拡大と市内産業の振興に期待を寄せると、本田商店の本田正次代表取締役は「『食』を見直す動きが大きくなっている。豊かな環境に育まれた『雲南の食』の価値を高め、ブランド化につなげたい」と語りました。
 
企業立地計画概要
企業名 所在地 新設・増設の別 事業内容
島根三洋電機株式会社
(吉田和行代表取締役社長)
木次町山方 増設 住宅用太陽発電システム等に使用するHIT太陽電池の生産
有限会社メイコー
(原昭久代表取締役)
木次町山方 新設 車載用部品の保管管理及び外観検査
有限会社本田商店
(本田正次代表取締役)
木次町木次 増設 麺類製造(出雲そば等)、販売
 

(4)「社会を明るくする運動」メッセージ伝達式
-市民一人ひとりの力が必要-
法務大臣メッセージを代読し速水市長に手渡す雲南地区保護司会の三木弘道会長
 
7月は「社会を明るくする運動」、「青少年の非行問題に取り組む」全国強調月間です。初日の7月1日、運動を推進する各種団体の代表者らが市役所を訪れて、速水市長に運動推進の協力を求めました。

雲南地区保護司会の三木弘道会長が、第59回社会を明るくする運動法務大臣メッセージを、雲南警察署の宮﨑海治署長が「青少年非行防止メッセージ」を読み上げ、地域に根ざした活動の大切さを訴えました。

これらを受けて、速水市長は「まちづくりに取り組む大人の姿を子どもたちに見せることも大切。関係機関と協力して青少年の健全育成に努める」と力強く答えました。
 

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