ここから本文です。

ここから本文です。

雲南ニュース

雲南ニュース

 
【項目】
(1)第4回地域振興補助金活用事業報告会
(2)尾原ダム建設事業進行中
(3)雲南地域の3市町長が会談
(4)上下水道施設見学会
 

(1)第4回地域振興補助金活用事業報告会
-こころ豊かにまちづくり-
第4回地域振興補助金活用事業報告会の様子
 
木次町のチェリヴァホールで6月6日、第4回地域振興補助金活用事業報告会が行われ、まちづくりを担う地域自主組織の代表などおよそ200人の参加者が地域づくりのこれからを考えました。

はじめに、3つ団体の事例発表が行われました。砂子原自治連合会(加茂町)の内部武雄会長は、冨貴寺祭前夜祭や産業感謝祭「お茶の娘菜祭」の取り組みを紹介。「地域づくりには将来のビジョンを持った段階的な取り組みが必要」と話しました。

環境活動に重点をおいて取り組む、波多コミュニティ協議会(掛合町)女性部の山中洋美会長は、「地域の活動を通して、宝の山と思っていた地域のことを人に認めてもらえるようになった」と話し、「男性や子どもを活動に巻き込んでさらに地域を盛り上げたい」と抱負を語りました。

鉄の歴史村交流推進会議(吉田町)の事務局を務める高木朋美さんは、「交流が文化と産業を繋ぐ」として、「鉄の歴史村交流推進計画」の策定や観光パンフレット作成にかかわった経緯を説明。人々の交流と語らいの広がりによる地域への貢献を語りました。

パネルディスカッションでは、NPO法人まちづくりビジネス支援ネットワークの藤原啓事務局長をコーディネーターに、島根県中山間地域研究センターの笠松浩樹主任研究員と速水市長の2人のコメンテーターと3人のパネリストが登壇。

海潮地区振興会(大東町)の地区マネージャー加本恂二さんは「地域づくりにかかわるたくさんの人を結びつけることが自分の仕事。そうして築かれる人間関係を大切にしている」とした上で、「みんなで支え合い、豊かな心でまちづくりに取り組みたい」と話しました。
 西日登振興会(木次町)の地域マネージャー大坂弘司さんは「地区の活動に関心を持ってもらおうと若い世代を推進員として執行部に取り込んでいる。『和み』をテーマに地域の人々の融和を図ります」と話しました。

三刀屋地区まちづくり協議会(三刀屋町)の地域マネージャー佐々田一博さんは「人々が見つめあい、助け合うことによる『安心』と子どもたちに夢や希望を与え、多くの人が行きかう『活力』のあるまちづくりをめざします」と語りました。

各地域の活動内容や課題、今後の目標が語られ、参加者らはそれぞれの地域の取り組みを振り返りました。
 

(2)尾原ダム建設事業進行中
尾原ダム建設現場の写真 尾原ダム建設現場の写真
 
平成18年に本体工事に着手した尾原ダムは、全体の58%にあたる38万立方メートルのコンクリートが打設され、平成22年度末の完成に向け、着々と進行しています。

この尾原ダム建設事業は飯南町の志津見ダム、出雲市の斐伊川放水路、松江市の大橋川改修という斐伊川・神戸川治水対策三点セットの一つとして、平成3年に着手し、木次町、仁多町において111戸の移転が行われたほか、多くの方々に協力頂いております。

治水対策として着手された尾原ダムですが、松江市を始めとした三市一町への水道水供給も予定されており、まさに島根県東部の治水・生活環境の整備双方の役割も担っています。

ダム建設にあわせ、日本ボート協会公認のボートコース、日本自転車競技連盟公認の自転車競技コース、物産販売施設を伴った道の駅の整備も進められており、ダム湖完成後はスポーツ関係者が集うほか、観光の拠点となることが期待されています。
 

(3)雲南地域の3市町長が会談
-地域ブランドの推進を-
雲南の地域づくりを語る
雲南の地域づくりを語る山陰中央新報社の山根常正社長、井上勝博奥出雲町長、速水市長、山碕英樹飯南町長(左から)
 
山陰中央新報社の山根常正社長と雲南地域の3市町長による座談会が5月27日、飯南町の中山間地域研究センターで行われ、市長らが豊かな「食」と「自然」に恵まれた雲南の地域づくりへの思いを語り合いました。

速水市長は、平成19年7月にスタートした雲南ブランド化プロジェクトを紹介。東京丸の内で好評を博した雲南の食の幸弁当や写真集『幸運なんです。島根県雲南市』、今年2月に木次町寺領にオープンしたどぶろくと田舎料理レストランのほか、農商工連携協議会の設立や宿泊できるレストラン(オーベルジュ)開設の支援など、雲南ブランドの確立に向けた取り組みを語りました。

飯南町の山碕英樹町長は森林セラピーとヤマトイモ、奥出雲町の井上勝博町長はたたら製鉄と仁多米といった各町の地域資源の〝顔〟を紹介しました。

市長らは古くから一部事務組合を組織して消防や火葬場事業をおこなっていること、雲南広域連合で介護保険だけなく、ゆうき(有機、勇気、有季、優気、裕気、遊気)の里づくりに取り組んでいることなど、雲南地域の一体感の醸成と連携したまちづくりにもふれました。
 

(4)上下水道施設見学会
-安心・安全な水環境の整備-
4月に供用開始した吉田浄化センター 水道局の職員から施設の説明を聞く市民
 
市民への安心・安全な水の提供に取り組む雲南市水道局。吉田町吉田の上下水道施設では6月7日、水道週間に合わせて施設見学会が行われました。

見学会の会場となったのは、膜ろ過方式により上水道を各家庭に届ける吉田浄水場と平成20年度に竣工し、この4月1日に供用を開始した(下水道)浄化センター。

見学に訪れた市民は、水道局職員から水道の仕組みや機器の性能についての説明を聞きながら、暮らしの中の水道について考えました。

今後、下水道への接続促進により、水環境の保全が期待されます。
 
 
 
 

もしもに備えて

防災情報

急病時の医療機関