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雲南ニュース

雲南ニュース

 
【項目】
(1)雲南市農商工連携協議会設立
(2)地域づくり講演会
(3)雲南病院のあり方懇談会から報告書
(4)雲南神楽フェスティバル
 

(1)雲南市農商工連携協議会設立
-合言葉は“みんなでつくる!うんなんのほんもの”-
雲南市農商工連携協議会設立総会の様子 食品販路拡大セミナーの様子
 
2月20日、農林業者と商工業者を結ぶネットワーク「雲南市農商工連携協議会」が設立。参加59団体が互いの手を握り、新たな一歩を踏み出しました。
これまでつながりの薄かった農林業者と商工業者とを結び、みんなで「雲南市といえば○○」と言われるものづくりをめざす同協議会。県内では初めての取り組みです。
三刀屋健康福祉センターで行われた設立総会では、協議会の会則や役員を決定した後、当面の事業として(1)会員相互の情報交換、(2)商品開発・販路開拓、(3)市内外への情報発信が話し合われました。
協議会設立総会に先立ち行われた「地域ブランドセミナー」では、㈱ブランド総合研究所の田中章雄代表取締役社長が講演。「ブランドとは、商品と組織に対する消費者からの評価と期待」と語り、地域ブランドの形成や管理の難しさにも言及しました。
同じく、農事組合法人伊賀の里モクモク手づくりファームの吉田修専務理事は「誰もが行う規定演技ではなく、自由演技で勝負することが肝心」と雲南市を外へ売り込むためのものづくりの必要性を力説しました。
3月13日には三刀屋農村環境改善メインセンターで香港市場への販路拡大をテーマに「食品販路拡大セミナー」も開催されました。
香港貿易発展局東京事務所の伊東正裕次長は、3,500万人規模の香港市場で「安全」「安心」「健康」「美味」の4拍子そろった日本の食品が注目されていることを紹介。
一方、㈱大昌貿易行業務部課長の雷彩霞さんは、日本製品の酷似品が数多く出回るなど、香港への輸出競争が激化していることを輸出の留意点として挙げました。

今後、協議会では「うんなんのほんものづくり」に向けた様々な活動を展開します。参加団体も随時受け付けていますので、雲南市産業振興センター(0854‐40‐1052)に気軽にお問い合わせください。
 

(2)地域づくり講演会
-市民が主体の365日型活動のまちづくり-
 
講演する西村ミチ江さん
 
3月6日、木次町のチェリヴァホールで地域づくり講演会が開かれ、市民ら100人が交流センターを核にした地域づくりの取り組みを学びました。
平成22年4月の一斉スタートに向け、雲南市が進める「交流センター構想」。生涯学習を中心としたこれまでの公民館を、地域自主組織が行う市民活動、生涯学習活動、福祉活動の拠点として機能を拡充していくものです。
講演会の講師に、茨城県日立市の塙山学区住みよいまちをつくる会の代表・西村ミチ江さんが招かれました。
同地区のコミュニティセンターでは、昭和59年以来、地域住民による管理運営が継続。平成18年4月に塙山交流センターへの名称変更を機に、指定管理者制度による地域管理となり、福祉やコミュニティクラブ事務局を兼務するスタッフを置きました。「地域の総合事務局的な体制を敷いたところ、スタッフが常駐し、相互に支援しあうことで、活動が飛躍的に前進した」と西村さん。「交流センターが誰でも気軽に来館できる『地域の縁側』となっている」ことも紹介しました。
福祉、防災、リサイクルなど多彩な事業に取り組む中、活動の大きな柱となっているのが、たくましい「塙山っ子」の育成。西村さんは、まちづくりに子どもを参加させ、自主性や社会性を育む「人づくり」こそ、「まちづくり」であることを強調しました。
 

(3)雲南病院のあり方懇談会から報告書
-さらに信頼され、愛される病院へ-
永岡秀之座長(左)が報告書を提出
 
公立雲南総合病院は、雲南圏域1市2町の一部事務組合による運営から雲南市立病院への移行が検討されています。昨年11月には同病院あり方懇談会が発足。市立病院への移行の検討に併せ、今後の病院のあり方について各方面から参加の委員による意見交換が行われました。
3月3日、懇談会の座長を務める島根県雲南保健所の永岡秀之所長が懇談会の意見を集約した報告書を速水市長に提出。永岡座長は、地域医療を安定的に提供するため病院の健全経営に向けた取り組みの重要性を指摘しました。
病院が地域への情報発信を行うこと、市民が病院への理解を深めることなど、関係機関がそれぞれの立場で病院を支える活動が必要と訴えました。
雲南市は、安全安心のための医療充実にこれからも積極的に取り組みます。
 

(4)雲南神楽フェスティバル
-市内8社中が熱演-
「簸の川大蛇退治」日登神楽社中(木次町) 「国譲」佐世神楽社中(大東町)
 
雲南市内で活動する神楽社中が一堂に集まり、地域に伝わる神楽文化を人々に伝える「第4回雲南神楽フェスティバル」が3月8日、加茂町のラメールで開かれ、演じられる巧みな舞が約600人の鑑賞者を魅了しました。
同フェスタは、市内の神楽社中や市観光協会などで構成する実行委員会が、毎年開催しているものです。今年は、市内から8社中が参加。ゲストに招かれた、国の重要無形文化財指定の「佐陀神能保存会」(松江市鹿島町)とともにすばらしいステージを披露しました。
 

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