第18回永井隆平和賞発表式典が9月14日、アスパルで行われ、部門ごとの表彰にあわせ、最優秀賞受賞者が作品を朗読し、博士生い立ちの地・雲南から、恒久平和へのメッセージを発信しました。 |
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同賞は、生涯にわたり「如己愛人」や「平和を」の精神を世界に訴え続けた故・永井隆博士が、幼少期を雲南市三刀屋町で過ごしたことにちなみ、平成3年度に創設。今年も全国から「愛と平和」をテーマに合計2,486点の作文・小論文が寄せられました。 |
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式典では、速水市長が一つ一つの作品に感想を添えながら表彰状を授与した後、最優秀賞に輝いた5人が、約800人の参加者を前に作品を朗読。小学校低学年の部では、木次小学校1年の杉原万優さんが、絵本「かわいそうなぞう」を読んで学んだ戦争の悲惨さを話し、世界が平和になるように「たくさんの人たちとゆびきりしたい」と発表。高学年の部でも、大東小学校6年の宮川葵さんが、母親の笑顔に癒された経験を紹介し、「笑顔は人の心を優しくする。たくさんの笑顔の花を咲かせたい」と平和への願いを述べました。 |
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式典終了後には、ラメールを拠点に行われる「うんなん元気っこわくわくプログラム」参加者のうち、市内小学生8人が「生命・未来・私たちの願い!」をテーマに歌劇を発表。美しいふるさと雲南への思いを織り交ぜながら、平和の尊さ、生命の大切さを懸命に訴えました。斐川町の笛作家・樋野達夫さんと、雲南市出身のマリンバ奏者・佐藤真由美さんの演奏も子どもたちの歌劇に花を添えました。 |