■ こんにちは、保健師です。 |
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食中毒多発期を乗り切るために
食中毒の増える時期です。食中毒予防の3原則は(1)細菌をつけない、(2)細菌を増やさない、(3)細菌をやっつけることです。特に気温の高くなるこれからは“細菌を増やさない”ことが大切です。そのためには「買い物」と「食品の保存」にポイントがあります。チエックしてみましょう。
買い物のポイント
☆ 肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮なものを購入していますか。
☆ 消費期限を確認していますか。
☆ 肉汁や魚などの水分がもれないようにビニール袋などに包んで持って帰っていますか。
☆ 鮮魚、肉類、冷凍食品は最後に購入するようにしていますか。
☆ 買い物後は、寄り道をせず、まっすぐ帰宅していますか。
食品保存のポイント
☆ 家に持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に保存していますか。
☆ 冷蔵庫や冷凍庫は整理・整頓されていますか。
☆ 冷蔵庫は10℃以下(刺身類は4℃以下)、冷凍室はマイナス15℃以下になっていますか。
☆ 肉、魚などはビニール袋や保存容器に入れていますか。
あなたの家庭ではいかがですか? |
【問】 健康推進課 0854-40-1045 |
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■ こげなことしとーます「研究所うんなん」 |
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北京オリンピックの開催はもうすぐそこですね。みなさんは、どの種目が楽しみですか?
世界中の注目が集まり、国の威信をかけて戦うオリンピックの舞台では、選手が感じる緊張感も並大抵のものではないでしょう。そこでは、選手達は自分の「からだ」を最大限に生かしたプレー・演技・試合をするために、「心(精神・メンタル面)」の力も極限まで使っていると言えます。オリンピック出場選手に、「オリンピックで大切な心・技・体の順番」を尋ねたところ、選手のほとんどが、「心」を一番に、次いで「技」、「体」と答えたそうです。
スポーツにおいて、「メンタルトレーニング」は重要な要素です。このような、選手の緊張感・集中など「心の動き」が伝わるからこそ、私たちもテレビに釘付けになってしまうのでしょう。
オリンピックに出ることはなくても、人前で話す時にあがってしまったり、緊張して失敗したりと、私たちも普段の生活で心の力が必要なことは意外と多いですね。今年のオリンピックは、選手がいかに自分の心をコントロールしているのか、試合前の待ち時間の様子などにも注目してみましょう! |
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【お問合せ先】 身体教育医学研究所うんなん 0854‐45‐0300 |
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■ 国際交流員(CIR)の迷言のコーナー |
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ロジャー・マシューズ編
先月2年ぶりの里帰り機会ができて、久々のオーストラリアの文化と触れ合って勉強になりました。オーストラリアの6月は寒いので今回北の方のゴールド・コーストへ行ってみました。ブリズベーン市の近くにあるローンパインコアラ保護区でコアラを抱っこして写真を撮ってもらうことが出来ました。観光のちらしなどを見るとこれは普通の経験と思うかもしれませんけど、実はとても珍しい経験です。コアラ抱っこはコアラと人間に危険性がある行動と思われています。1997年からオーストラリアの人口が最も多いニュー・サウス・ウェールズ州ではコアラ抱っこが禁止されています。しかし、クイーンズランド州、特にローンパインにはコアラ抱っこは許可されています。ローンパインコアラ保護区は1927年にできて、現在130匹以上のコアラを持つ世界最大のコアラ保護区です。野生のコアラは約11年間生きるけれども、ローンパインコアラ保護区では23歳まで生きているコアラがいます。約2年前に日本がローンパインコアラ保護区を買収しました。日本人はやっぱりコアラが大好きでしょう。
オーストラリアのイメージとしてはコアラがいっぱいいるところと思われているかもしれませんが、20世紀の初めに毛皮目的で狩猟活動が進んで、1930年代には絶滅の危機状況になりました。それから現在まで保護活動が続いています。林業と他の人間の影響で生育地が減少したり、家畜に襲われたり、感染病、交通事故などでコアラの保護に不安があります。オーストラリアのコアラの数は約10万匹ですけど、5千万匹以上のカンガルーの数と比べたら少ないです。ほとんどのオーストラリア人は野生のコアラを見たことがないと思います。一方では出身市のキャンベラで野生カンガルーを毎日見ることが出来ます。
私が帰国した時にオーストラリアのケビン・ラッド首相が日本を訪問しました。今回の訪問で注目されたイベントは二つでした。一つは愛知県のトヨタ自動車工場の訪問。もう一つは広島の訪問で核兵器の廃絶を呼びかけました。就任してから初めての日本訪問が良かったと思います。 |
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