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永井隆生誕100年 最終回

「市報うんなん」2008年5月号

 
永井隆博士 永井隆博士の書「如己愛人」 永井隆博士の書「平和を」
 
シリーズ最終回
長崎で被爆しながらもわが身を顧みず「如己愛人」~己の如く人を愛せよ~の精神で人のために尽くし、最後まで医師としての使命に生きた永井隆博士は、昭和26年5月1日、43歳の生涯を閉じました。亡くなる前年の6月1日には、白血病にもかかわらず不屈の精神で職務に貢献したことや「長崎の鐘」など幾多の著書が社会教育に寄与したことなどの功績で国家表彰を受けました。博士は、受賞の翌日からおよそ2ヵ月で「平和を」の文字を千枚書き上げ人々に配り平和を呼びかけました。その後も、病魔と闘いながら執筆活動を続け、その収入を寄付するなど社会事業に貢献しました。著書「乙女峠」は、亡くなる数日前に原稿が書きあがるなど、命の限り平和を願い活動し続けたのです。
博士生誕100年にあたり昨年4月から1年余りの間、シリーズで博士の業績や人柄などを振り返って考えてきました。これを機に博士の崇高な精神が受け継がれ平和の輪が広がるよう願っています。
 
【問】永井隆記念館 0854-45-2239
 

 
 

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