
6つのプロジェクトの取り組み状況(平成27年度)平成27年度に行った雲南市のチャレンジの取り組みを紹介します
6つのプロジェクトの取り組み状況(平成27年度)
平成27年度に行った雲南市のチャレンジの取り組みを紹介します。
- 【プロジェクト1】 質の高い教育の提供による将来のまちづくりを担う人材の育成
- 【プロジェクト2】 大学機関やNPOと連携した課題解決人材の育成
- 【プロジェクト3】 課題解決人材の育成による若者チャレンジの創出
- 【プロジェクト4】 産業振興センターの機能強化による新たな産業創出
- 【プロジェクト5】 地域やNPOと連携した課題解決人材のUIターン促進
- 【プロジェクト6】 地域自主組織の活動基盤強化による住民主体の地域づくり促進
● 人材の育成・確保に向けた「子ども×若者×大人」の6つのチャレンジプロジェクトの全体像(生態系図)
【プロジェクト1】 質の高い教育の提供による将来のまちづくりを担う人材の育成
【取組方針】
学校・家庭・地域(企業・NPO等)・行政との協働により、保幼小中高一貫したキャリア教育を展開するとともに学力の育成を図り、将来のまちづくりの担い手を育成します。
※キャリア教育・・・自立した社会性のある大人への成長を目指す人材育成
土曜を中心とする放課後学習の推進
平成27年6月に開設したキャリア教育推進施設「おんせんキャンパス」を中心に取り組む、中高生を対象にした土曜学習では、社会人や大学生などの「ナナメの関係」を生かしながら、地域課題解決学習を柱とする教育プログラムを展開し、中高生176人が参加しました。
<主な成果>
・土曜学習の中高生参加者 176人 (26年度:155人)
・マイプロ・アワード 全国大会出場1組 (全118組のうち36組参加)
スーパーティーチャー(外部講師)の活用
スーパーティーチャー(外部講師)の招へいにより、教職員への授業指導や師範授業を通じた授業改善を実施しました。13名のスーパーティーチャーにより、のべ41回の研修を開催し、教職員262名、児童・生徒770名、保護者等25名が受講しました。
<主な成果>
・小学校の引き算、中学校の関数等で課題改善
【プロジェクト2】 大学機関やNPOと連携した課題解決人材の育成
【取組方針】
本気で学びたい大学生に地域課題解決の現場を学ぶフィールドワークやインターンシップなどの学習プログラムを提供する「雲南コミュニティキャンパス(UCC)」を開校し、課題解決スキルをもつ人材の育成・確保を図ります。
東大医学部等と連携したフィールド学習
医療・保健・福祉に関心のある学生等が、「健康」と「暮らし」の視点から、地域のイイトコ(地域資源)と健康の関連性を探る「イイトコ発見プロジェクト」を開催しました。4年目となる今年度は、東大医学部をはじめ9大学から23名の学生・教員が地域に入り込みフィールドワークを実施しました。
<主な成果>
・4年間でIターン1名、Iターン予定2名
田舎で学ぼう!!うんなんカレッジ
古民家や蔵の活用を、大学生が場づくりの専門家と一緒に考えながらお互いに学び合うワークショップを実施しました。翌日には竹伐りなど農林業体験を通じた学生たちの学びと地域との交流をつくりだしました。
<主な成果>
・大学生・社会人合わせ延べ60人を超える参加者による学び合いを創出
【プロジェクト3】 課題解決人材の育成による若者チャレンジの創出
【取組方針】
中間支援組織や都市圏の社会起業家等と連携し、市内外の志ある若者の育ち合いを促進し、課題解決スキルをもつ若者の育成・確保と課題解決ビジネスの創出を図ります。
若手人材を掘り起こす“幸雲南塾(大人版)”
5期目となる平成27年度は13組(18名)が受講し、11月の最終報告会で地域を元気にする事業プランを発表しました。市内高校生も自主参加するなど160名を超える若者が集結し、学び合いを深めました。
※幸雲南塾(大人版)・・・社会起業や地域貢献を志す若者の企画立案と実践をサポートする若手人材育成塾
<主な成果>
・塾生の市内参加率拡大(8割が市内在住者)
“中山間地域での訪問看護”のビジネスモデル化
都市圏等よりIターンした若手看護師3名が、在宅医療の空白地域に「訪問看護ステーション」を開設しました。地域自主組織のサロン活動で、地元医学生を巻き込み健康教室を開催するなど、地域の健康づくり支援や地域医療人材の育成にもつながっています。
<主な成果>
・仕事づくりの先行モデル創出
【プロジェクト4】 産業振興センターの機能強化による新たな産業創出
【取組方針】
専門スタッフやアドバイザーの配置等により、地域産業を支える多様な産業人材の育成・確保や市内事業所の販路開拓支援を進め、新たな産業創出を図ります。
産品販路拡大事業
地域資源を活用した新商品開発を促進し、大都市圏等への販路開拓を行うため、集客力のあるイベントでの物販および観光PRを行うなど、こだわりの食材を取り扱う自然食品専門店での試食商談会等を開催し、産品の販路拡大に取り組みました。
<主な成果>
・自然食品専門店との商品取引事業者 1社増 (累計6社)
起業創業・経営支援事業
後継者不足の解消につなげるため、地域の食材や山林などの地域資源を活かし、市内事業者と若手起業家とのマッチングを促進するセミナーを開催しました。また、地域内での第2創業や事業承継が活発化するよう企業経営支援体制を強化し、新事業創出に取り組みました。
<主な成果>
・創業・事業承継セミナー参加者 延べ83名
【プロジェクト5】 地域やNPOと連携した課題解決人材のUIターン促進
【取組方針】
地域自主組織やNPO等と連携した取り組みや積極的な情報発信により地域課題解決に関心の高いUIターン者や活動実践者を獲得します。
都市圏からのUIターン等に向けた取組
東京・大阪・広島でのUIターンイベントや、ソーシャル活動に関心が高い人々が集うイベントに参加しました。一部のイベントでは、雲南市からNPO関係者や先輩UIターン者が参加、自らの移住体験や現在の活動等を伝える機会を設けました。
<主な成果>
・地方の課題解決活動に関心がある若者のUIターン
人や地域をつなぐ仕事スペース「三日市ラボ」
市内初のシェアオフィス&コワーキングスペース「三日市ラボ」がオープン。「三日市ラボ」に行けば誰かいて、新たな情報が得られ、チャレンジの一歩を踏み出すことができる空間として利用されています。
<主な成果>
・月極利用8者 (うち半数以上がUIターン者、または市外在住者)
【プロジェクト6】 地域自主組織の活動基盤強化による住民主体の地域づくり促進
【取組方針】
地域自主組織の法人化や人材育成など活動基盤の充実強化を図り、住民主体の地域課題解決に向けた活動を推進します。
全国14か所でブロック会議開催
小規模多機能自治に関わる自治体等を中心に東北から九州までの広域圏単位でブロック会議を開催しました。延べ133市町村7県38団体等の345名が参加し、相互の状況把握と法人制度等の課題への対応策を協議しました。
<主な成果>
・法人制度創設を求める提言書とりまとめ (賛同自治体数121)
法人制度創設を求める提言書を国へ提出
平成28年1月20日、賛同する121自治体との連名により地方創生担当大臣、総務大臣宛に小規模多機能自治推進ネットワーク会議として提言書を提出しました。その結果、地方創生担当大臣の下で3月から有識者会議を設置され、法人制度等の具体的対策を検討されることとなりました。
<主な成果>
・内閣府での有識者会議の設置・検討開始
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