
市長施政方針(9月定例会)
市長施政方針(平成25年雲南市議会9月定例会) | ||
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■ はじめに | ||
平成25年雲南市議会9月定例会の開会にあたり、市政における私の基本的な考え方を申し上げ、議員の皆様をはじめ市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 | ||
(以降、各項目をクリックしていただくと内容をご覧いただけます。) | ||
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■ 施政方針内容 | ||
次に、6つの施策について申し述べます。 | ||
(以降、各項目をクリックしていただくと内容をご覧いただけます。) | ||
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平成25年9月6日 | ||
雲南市長 速水雄一 |
市長施政方針(平成25年雲南市議会9月定例会) | |||||
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■ はじめに | |||||
はじめに、第30回全国少年少女レスリング選手権大会についてであります。 去る7月26日から28日まで、北海道で開催された第30回全国少年少女レスリング選手権大会で、加茂B&Gレスリングクラブに所属する加茂小学校の鳥目(とりめ)祐太さんが、小学校4年生の部の28kg級において、優勝という素晴らしい成績を収められました。また、同クラブに所属する松江市の小野こなみさんと、小野正之助(まさのすけ)さんも、それぞれの部で優勝されました。 同クラブから3人の優勝者を出すことは全国的に極めて稀なことであり、改めまして選手の皆様の健闘を称えるとともに、日々選手を見守り高い指導力により育成にあたっておられる指導者及び関係者の皆様のご尽力に対しまして、深く敬意を表しお喜びを申し上げます。 次に、第34回全日本クラブ女子ソフトボール選手権大会についてであります。 去る7月27日から29日まで、北海道で開催された第34回全日本クラブ女子ソフトボール選手権大会に、クラブチームとして初出場された「DAN-DAN(だんだん)」チームは、見事準優勝という成績を収められました。選手の皆様の健闘を称えるとともに、クラブチーム結成に携われた関係者の皆様のご尽力に対しまして、深く敬意を表しお喜びを申し上げます。 さて、去る7月21日、第23回参議院議員通常選挙において、自民・公明両党が過半数を獲得したことで、歴代政権の足かせとなってきた、所謂「国会のねじれ」が3年ぶりに解消された形となりました。 昨年12月の政権交代以降、日本経済の再生に向け、「金融緩和」、「財政出動」、「成長戦略」という3つの政策を、安倍首相は「3本の矢」と称して政策展開されていますが、地方への波及効果は十分とは言えない状況にあります。 こうした中、去る6月14日に閣議決定した成長戦略である「日本再興戦略」に基づき、経済の底上げや財政再建に向けた規制・制度改革や、女性の力を最大限活用する環境整備、人材育成などを通じて、民間活力を喚起する取組みに拍車が掛かることが期待されます。また、先の通常国会で採決されず審議未了となった防災対策をはじめとする重要法案の成立や、被災地の一日も早い復旧・復興に向けた施策展開を何よりも願うものであります。 次に、6月18日以降の豪雨による被害についてご報告いたします。 はじめに、6月18日の午後1時から市内全域で降り始めた雨ですが、20日の午後5時までの最大累加雨量が掛合町波多で181mm、吉田町吉田で158mmという激しい雨を記録し、農林関係では、農地11箇所、農業用施設3箇所、林地崩壊3箇所、合計17箇所の被害が発生しました。 また、7月30日には、同じく掛合町波多で、2時間に107mmという非常に激しい雨を記録し、掛合町内で河川3箇所、道路1箇所、合計4箇所の被害が発生しました。 次に、8月1日には、掛合町多根で1時間に56mmという非常に激しい雨を記録し、これにより、公共土木施設では、掛合町内で河川3箇所、道路2箇所、合計5箇所、農林関係では、農地7箇所、農業用施設1箇所、合計8箇所の被害が発生しました。 これにより、緊急に対応が必要であった測量委託費を専決処分により予算計上いたしました。 次に、9月4日には、午前3時27分に大雨警報、午前9時58分には洪水警報が発表され、音声告知放送で注意喚起を行いました。降りはじめから午後3時までの累加雨量は、大東町で131mm、加茂町で127mm、木次町で136mm、三刀屋町で138mm、吉田町で159mm、掛合町で149mmで、斐伊川、三刀屋川が避難判断水位に到達したところであります。 このような状況の中、尾原ダムでは午前6時30分から洪水調節を開始した結果、午前10時には最大放流量は1秒間で330トンに到達し、流入量も運用後最大の408トンに達しましたが、下流域の水位は安定的に推移し、また、斐伊川分流堰も初稼動し、尾原ダム共々、洪水調節機能を十分に果たしたところであります。 なお、この度の大雨については、昨日の正午時点では大規模な被害の報告はございませんでした。今後、被害状況等をまとめて、迅速に対応したいと存じます。 被害を受けられました皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。今後、災害復旧に全力で取り組んで参りますので、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。 続いて、市政懇談会についてであります。 7月24日から8月26日にかけ、市内9か所で市政懇談会を開催しました。 今回は、主要課題として「子育て支援」及び「産業振興」の2点について説明を行い、市民の皆様からご意見、ご提言を頂戴しました。9会場で約800人の市民の皆様に参加していただき、活発に意見交換をさせていただきました。ご参加いただきました全ての皆様に厚く感謝申し上げます。 なお、懇談会でお伺いしました多くの貴重なご意見・ご提言につきましては、今後の市政に活かして参りたいと存じますし、また、現在策定中の第2次雲南市総合計画にも活かして参ります。 |
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■ 市民が主役のまちづくりについて | |||||
次に、6つの政策に沿って申し述べます。 1点目は、市民と行政の協働によるまちづくりについてであります。 まず、第1回プラチナ大賞「特別賞」受賞についてであります。 日本が直面する人口減少と急激な高齢化、環境問題等を乗り越え、世界に先駆けて課題を解決し、日本を再生していくため、株式会社三菱総合研究所理事長で、東京大学総長顧問の小宮山宏氏が中心となって設立された全国規模の連携組織「プラチナ構想ネットワーク」による第1回プラチナ大賞において、雲南市の地域自主組織の取組みが特別賞を受賞いたしました。これは、全国から124団体の応募の中、雲南市が最終選考9団体に選出され、去る7月25日に都内で開催された最終審査において、私の方から発表したところであります。 市民の皆様、地域自主組織の皆様とともに歩んできたこれまでの取組みが、人口減少・少子高齢化に直面する日本の課題解決策にも繋がるものとして、全国的に評価された結果であり、市民の皆様とともに受賞の喜びを分かち合いたいと思います。そして、今後も自信を持って取り組んでいただきたいと存じます。 また、11月9日から11日にかけては、全国各地の地域づくりの関係者が一堂に会し、地域自主組織をモデルに小規模多機能自治について相互に学びあう、通称「雲南ゼミ」を市内で開催することとしています。併せて、11月10日には、各地域自主組織の皆様の取組みを相互に発表していただく「元気な地域づくり活動発表会」を島根県東部地区公民館研究集会も兼ねて、加茂文化ホール ラメールにて開催しますので、多数の皆様の参加をお待ちしております。 続いて、東京ふるさと会、近畿ふるさと会についてであります。 雲南市東京ふるさと会第4回交流会は、去る7月13日に会員や雲南市の関係者など約100名、雲南市近畿ふるさと会第4回総会は翌14日に、約300名の参加により盛大に開催されました。 会議では、雲南市の近況を報告しますとともに、ふるさと雲南市への協力、支援をお願いして参りました。会員の皆様からは、ふるさと雲南市へのあたたかい激励の言葉をいただきますとともに、多くの皆様からふるさと納税を賜りました。納税いただきました皆様に心からお礼を申し上げますとともに、賜りましたご声援に叶う市政運営に邁進する所存でございます。 続いて、「うんなん幸あり月」についてであります。 雲南市の様々な「幸」を活用した取組みを市外に向けてPRするため、10月13日から11月17日までを「うんなん幸あり月」と題し、広く情報発信して参ります。 初日となる10月13日には湖面や周辺里山を楽しむ尾原ダム・さくらおろち湖祭り、夜には加茂岩倉遺跡での古代遺跡ライブ「神在り月の夕べ」が開催されます。 10月27日には、「日本たまごかけごはんシンポジウム」が吉田町本町通りでの開催、11月3日には棚田百選で行われる収穫祭「山王寺棚田まつり」が開催されます。 特に、11月9日は、盛りだくさんの企画が予定されており、「ひろがれ!『弁当の日』雲南大会」、奥出雲三大鉄師のたたら経営をテーマに行う「鉄の歴史村フォーラム」、若者がまちづくりなどに熱い提案を行う「幸雲南塾最終発表会」、さらに翌10日には、先に述べた「元気な地域づくり活動発表会」が開催されます。 また、11月12日から16日にかけては、全国唯一、一般の方ができる本格的なたたら体験「近代だたら操業」が開催され、最終日の11月17日には第1回さくらおろち湖マラソン大会を計画いたしております。 これらの取組みによって雲南の幸が磨かれ、そして、交流人口の拡大につながるものと期待しております。 |
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■ 平成26年度環境に配慮した安全・快適な生活環境づくりについて | |||||
2点目は、環境に配慮した安全・快適な生活環境づくりについてであります。 ず、木次町の下熊谷潜水橋塵避けの改修についてであります。 下熊谷潜水橋の塵避けは、平成12年に災害復旧工事等により改修・整備され、現在に至っていますが、経年劣化や腐食により傷みがひどく、機能、外観ともに著しく低下している状況にあります。 本年4月以降、現地調査や測量・設計を行い、河川管理者との協議も概ね整いましたことから、本年10月以降、渇水期を利用して改修工事に着手し、早期に本来の塵避けの姿を回復して参ります。 |
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■ 地域で支えあうくらしづくりについて | |||||
次に、3点目、地域で支えあうくらしづくりについてであります。 まず、雲南市立病院の改築事業についてであります。 市立病院の改築事業におきまして、去る6月23日に基本設計受注者選定の公開プレゼンテーション及びヒアリングを実施しましたところ、多くの市民の皆様に傍聴いただき、誠にありがとうございました。最優秀設計共同企業体には、梓設計・ナック建築事務所設計共同企業体が選定され、業務委託契約の締結がなされたところです。今後は、今年度中に基本設計を行うものであります。 続いて、平成24年度雲南市病院事業会計決算についてであります。 市立病院の経営状況は、経常収益において7百万円の利益が図られ、17年ぶりの黒字計上となりました。また、内部留保資金も7億円の蓄積となり、経営改善の努力が現れており、特に、県下でもトップの病床利用率90%と多くの患者を診ていただいている松井譲(ゆずる)事業管理者、大谷順(じゅん)院長をはじめ病院関係者の皆様のご尽力に深く敬意を表するところであります。 |
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■ ふるさとを愛し豊かな心を育む教育・文化のまちづくりについて | |||||
次に、4点目、ふるさとを愛し豊かな心を育む教育と文化のまちづくりについてであります。 まず、英語指導助手(ALT)の着任についてであります。 英語指導助手として、市内の小中学校で指導に当たっていただいていました、ナターシャ・オースティンさん、タヴィス・サーティンさんの2名が本年7月末をもって退任し、新たにアメリカ(合衆国)出身の、ジェーン・シェルトンさん、チェルシー・キーナンさんの2名を迎えました。 新しく迎えました2名には、2学期から小中学校で指導に当っていただきますが、早く雲南市での生活に慣れ、市内小中学校での英語指導にご活躍いただきたく、期待しております。 続いて、国際交流員の交代についてであります。 英語圏交流員スザンナ・デビッドソンさんは、平成22年8月から平成25年7月までの3年間、雲南市の国際交流員として活躍してくださいました。その間、祭りや学校訪問、料理教室等を通じて雲南市の国際化へのご尽力をいただきました。今後も、雲南市とアメリカ(合衆国)の架け橋となる活躍を期待しております。 そして、スザンナ交流員の後任として、去る8月1日に、ダニエル・ブロドリックさんにご着任いただきました。ダニエルさんには、雲南市の更なる国際化へ向け、力を発揮していただきたいと存じます。また、ダニエルさんはアメリカ(合衆国)・インディアナ州の出身であります。雲南市が交流を続けているインディアナ州リッチモンド市との関係が、今後より一層発展するものと期待しております。 続いて、国際交流事業についてであります。 去る7月26日から30日までの5日間、韓国慶尚北道清道郡(チョンドグン)より10名の中学生と3名の引率者が雲南市を訪問いただき、市内の中学生と交流されました。また、8月9日から13日までの5日間、雲南市から7名の中高生と4名の引率者が清道郡(チョンドグン)を訪問し、交流活動を行いました。 こうした草の根の相互交流事業の目的は、言葉や生活習慣などの違いを超え、異文化を理解し合い、友情を深め合うことによって、良好な友好関係を築き上げていくことにあります。このことは、地元雲南市への誇りや郷土愛を醸成することに寄与するものと確信しております。 今後、報告会も予定されておりますが、成長した7名の中高生の姿を見ることを楽しみにしております。 続いて、「雲南市男女共同参画都市宣言」についてであります。 雲南市を挙げて男女共同参画社会づくりに取り組むため、この度「雲南市男女共同参画都市宣言」を行うことといたしました。これは、市民、行政が一体となって、男女共同参画社会の実現に向けて邁進することを宣言するものであり、本議会に議案として提出しております。 また、11月30日には、「雲南市男女共同参画都市宣言記念式典」をチェリヴァホールにおいて挙行し、雲南市が取り組む姿勢を市内外に表明して参りたいと考えております。 続いて、第23回島根県雲南市「永井隆平和賞」発表式典についてであります。 平成3年に永井隆博士の崇高な精神を後世に伝えていくことを目的に創設した「永井隆平和賞」は、今年で第23回目を迎えます。今回は、全国34都道府県と遠くはアメリカ(合衆国)・フランス等海外からも「愛」と「平和」の作文1,688点の応募があり、「平和」や「いのち」、「家族」について、心惹かれる作品が数多く寄せられ、選考の結果、市内では、小学校低学年の部において三刀屋小学校2年生の勝葉(かつば)はなさん、小学校高学年の部において久野小学校6年生の西村望美(のぞみ)さんが、それぞれ最優秀賞を受賞されました。 発表式典は、来る9月8日、午後1時から、三刀屋文化体育館アスパルで挙行いたします。今年の式典では、最優秀作品の朗読や、「おかある 星野・らぶれーす」さんによる博士の「平和を」のメッセージを歌に託していただくミニコンサートを行います。なお、「おかある 星野・らぶれーす」さんは、ご両親が雲南市出身で、ニューヨークを中心に活動しながら、広島の被爆ピアノとの共演や、東日本大震災の被災地での復興支援コンサートなどを開催されています。 これを機に、博士の「平和を」の精神に基づき、改めて心をひとつにして、世界平和実現のために努力することを誓うものであります。 続いて、幸雲南塾inさんべの開催についてであります。 今年で5回目の開催となります「幸雲南塾inさんべ」を、9月28日から1泊2日で、市内の中学3年生を対象に三瓶青少年交流の家において開催いたします。 参加生徒が今なすべきことや将来の自己のあり方等を討論していく「白熱教室」をはじめ、各業界で活躍されている市内外の講師の方々をお迎えし、夢をもつことや夢に向かって努力すること、働くことの意義、大切さなどについて語っていただく「キャリアアップワークショップ」など、実りある学習となるプログラムを提供いたします。中学3年生の皆さんの多数の参加を期待しております。 続いて、『夢』発見ウィークについてであります。 10月8日から10日までの3日間、『夢』発見ウィークと銘打った中学生の職場体験学習を行います。本年度は、市内162事業所にご協力いただき、市内7中学校全ての3年生393名が市内全域で、校区を越えて体験学習を行います。事前の面接において面接官を引き受けていただきました市民の皆様、事業所の皆様、保護者の皆様のご理解ご協力に心から感謝申し上げます。今後も、こうした貴重な体験を積むことにより、勤労観や職業観ひいては子ども達の将来の夢や希望を育てて参ります。 |
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■ 賑わいあふれる雲南市について | |||||
次に、5点目、賑わいあふれる雲南市についてであります。 まず、農業の振興についてであります。 去る7月11日から24日までの2週間、台湾の高雄(たかお)市内にある大立(だいりつ)百貨店で開催された「日本フェアin台湾」において、市内農産加工品等の出品販売が行われました。 フェアでは市内11事業者から米、スパイス商品、そば、アイスクリームなど49品目が販売され、台湾のお客様に安全、安心で美味しい雲南市の食に大変な好評を頂きました。 これを契機に、今後、台湾を始めとした海外に市内の農産物などの販売がさらに進むことを強く期待するものであります。 続いて、企業立地計画の認定についてであります。 去る7月18日、木次町木次の「有限会社本田商店」に対し、雲南市として30番目となる企業立地計画の認定を行いました。同社は大正2年創業の製麺業の老舗で、国内原材料を使用した無添加の「生蕎麦」「干し蕎麦」の製造が特徴であります。今回の企業立地計画では、蕎麦、パスタ生産における品質向上及び量産化を図るための生産機器の増設が対象で、3年後には常用従業員4名増員も計画されております。 市といたしましては、既存企業の事業展開による業績拡大や雇用創出が図られるよう、新たな企業団地整備や立地助成制度の充実をめざして参ります。 続いて、放射性セシウムを含んだ堆肥の処理についてであります。 JA雲南により、これまで施設内で一時的に保管されていた放射線セシウムを含んだ堆肥は、このほど、県外の産業廃棄物処理事業者による最終処分等ができる運びとなり、JA雲南三刀屋肥育センターの堆肥から順次処分が進められています。 これにより、周辺住民の皆さま方の不安や市内農産物の安全性に対する風評被害などの解消が図れるものと考えております。 続いて、出雲湯村温泉国民宿舎清嵐荘の整備方針についてであります。 国民宿舎清嵐荘の宿泊施設棟は昭和37年に整備されてから50年の歳月を経てきたところであります。以来、老朽化や市場ニーズに合わなくなった施設であるとの認識から平成24年度の現況調査事業においてコンクリートコア抜き調査を行い、結果コンクリート強度が著しく低下しており、耐震補強等による改修では存続が難しいことが判ったところであります。 一方、昨年の古事記編纂1300年や本年の出雲大社大遷宮、さらには松江自動車道の開通により、島根県への観光入込客が大幅に増加してきております。同様に本市においても、市内主要観光施設への入込客数が増加傾向にあります。市としても観光振興による交流促進や地域資源を活用した新たな観光商品化に取り組んでおり、今後の産業振興において市内での宿泊施設の確保は欠くことの出来ないものと考えております。 しかしながら、現在の清嵐荘は、入込客数が平成23年は55,619人(内宿泊者数、5,365人)、平成24年は50,118人(内宿泊者数、5,211人)と、年々利用者が減少傾向にあることから、老朽化した施設の整備が必要となっております。このような観点から、国民宿舎清嵐荘を改築整備する方針で、来年2月の実施計画へ計上するため整備内容の検討を進めて参る所存であります。 なお、この進め方については、一部市民の皆様から整備に対して懸念するご意見を頂いているところでもありますので、十分な議論、説明を行い、慎重に取り扱っていく考えであります。 |
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