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市長施政方針(12月定例会)市長施政方針の全文の掲載しますのでご覧ください。

市長施政方針(12月定例会)

令和6年度雲南市議会12月定例会開会に際し、市長の述べました「施政方針」の全文を掲載しますので、ご覧ください。

施政方針全文

令和6年雲南市議会12月定例会の開会にあたり、市政における私の基本的な考え方を申し上げ、議員の皆様をはじめ市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

はじめに、議員の皆様におかれましては、この度の市議会議員選挙におきまして、当選の栄に浴されましたこと、改めて、心よりお慶び申し上げます。雲南市の更なる発展に向け、議会と行政が車の両輪のごとく連携しながら、前に進んでいけますよう、議員各位のご活躍とご協力をお願い申し上げます。なお、この度ご勇退をされました前任の議員の皆様におかれましては、市政発展のために尽くしていただきましたご功績に対し深く敬意を表し、心から御礼申し上げます。

また、令和2年12月から4年間の任期を迎え、昨日、吉山よしやま おさむ様が副市長を退任されました。吉山様におかれましては、雲南市政の円滑な運営に大変ご尽力をいただいたところであり、重ねて深く感謝を表する次第であります。なお、後任の人事については現在未定ですが、決まり次第、改めてご報告いたします。

続いて、大雨への対応についてであります。

11月1日から2日にかけて、台風21号から変わった低気圧の影響で広範囲での大雨となり、11月としては記録的な大雨となりました。本市におきましても1日午後から2日にかけて強い雨が断続的に降り続き、降り始めからの雨量が一部地域で200ミリを超える記録的な大雨となりました。2日の早朝には、三刀屋川流域の一部地域に警戒レベル4避難指示を発令し、また、市内のほぼ全域において土砂災害発生の危険度が高まったため、警戒レベル3高齢者等避難、大東及び加茂地域では警戒レベル4避難指示を発令いたしました。

避難所運営に迅速な対応をいただきました地域自主組織の皆様には、厚く御礼を申し上げる次第であります。

この間の大雨により市道12路線、市河川5河川、農地10箇所、農業用施設2箇所、林道2路線、林地崩壊3箇所などの被害が発生しており、被災されました皆様にお見舞いを申し上げます。早期の復旧に向け、関連する補正予算を上程しておりますが、一部必要な応急対策については予備費を充当させていただいたところです。今後も応急対策を含めた対応を進めて参ります。

続いて、11月3日に発令された秋の叙勲についてであります。

三刀屋町の景山かげやま 郁夫いくお 様が教育功労により、瑞宝小綬章の栄に、木次町の佐藤さとう 貞之さだゆき様が中小企業振興功労により、旭日単光章の栄に浴されました。また、危険業務従事者叙勲において、木次町の郷原ごうばら 敏夫としお様が警察功労により瑞宝単光章の栄に浴されました。

皆様の長年のご活躍とそれぞれの分野でご尽力されたご功績に深く敬意を表し、受章のお慶びを申し上げますとともに、今後とも、健康にご留意されご活躍されることを心より祈念いたします。

続いて、市制施行20周年記念事業についてであります。

去る10月12日に雲南市市制施行20周年記念式典を三刀屋文化体育館アスパルにおいて挙行したところ、島根県副知事 石原いしはら 恵利子えりこ様、参議院議員 まいたち しょう様を始め、多数の来賓の皆様のご列席のもと、盛会に終えることができました。

式典においては、元市長 速水はやみ 雄一ゆういち様に雲南市名誉市民の称号をお贈りいたしました。速水様の益々のご健勝、ご活躍を心よりご祈念いたしますとともに、雲南市民の誇りとして末永く顕彰して参ります。さらに、市制施行20周年を記念し、永きにわたる諸活動を通じ、地域の魅力を広く発信いただいた4名の皆様に特別感謝状を贈呈いたしました。式典には、市民の皆様にも多数ご出席いただきましたことに深く感謝申し上げます。

また、第42回大東よいとこ祭り、第39回掛合町ふるさとまつりなど、市内各地において市制施行20周年記念を冠した秋の行事で賑わいました。

これからの10年を見据え、今後とも市民の皆様とともに魅力あるまちづくりに向け、努力して参ります。

次に、5つの政策に沿って申し述べます。

最初に「みんなで築くまち」に関わる政策についてであります。

まず、第3次雲南市総合計画の策定について述べます。

令和7年度からの10年間のまちづくりの指針となる第3次雲南市総合計画の策定につきましては、昨年度より雲南市総合計画策定委員会を中心に議論を重ね、市民ワークショップや地区別での意見交換会など市民の皆様からもご意見をいただく場を設けながら進めて参りました。本年6月には、めざす将来像「えすこな 雲南市」と、その実現に向けた基本理念「変わらず、変える」を掲げる基本構想について市議会で議決をいただき、現在これに基づいて各施策の取り組みを示す基本計画を取りまとめ、11月にはこれに対する市民意見を募集するパブリックコメントを実施したところです。

いよいよ最終盤を迎えておりますが、当初より「行政の計画から市民の計画へ」を合言葉に取り組んできたところであり、様々なご意見を大切にしながら市民の皆様とともに歩んでいける総合計画として参る所存であります。

続いて、雲南ファン感謝祭の開催についてであります。

本市では、市外・県外から雲南市のまちづくりに多様なかたちで関わる、いわゆる関係人口の創出に取り組んでいるところです。その一環として、去る11月12日に東京都内で、本市にゆかりのある若手社会人の交流イベント「雲南ファン感謝祭」を開催いたしました。首都圏を中心におよそ30人の参加があり、雲南市への関わり方をテーマにした実践発表などのほか、雲南の地酒や食材を楽しみながら参加者同士の交流を深めていただきました。

今後も、こうした雲南とご縁のある皆様との継続的なつながりをつくり、関係人口の拡大や将来的なUIターンの促進につなげて参ります。

次に、「安全・安心で快適なまち」に関わる政策についてであります。

まず、脱炭素社会の実現に向けた取り組み状況について述べます。

雲南市脱炭素社会実現計画に基づく取り組みとして、民間の力を活用し、電気自動車の充電設備を公共施設に導入していくこととしております。この度、実施事業者が決定したことから、市役所や市立病院などの公共施設20か所に、有料でご利用いただける充電設備を順次設置して参ります。

このほか、キエーロコンポストの普及については、地域や団体でごみの減量化に取り組む学習会を30回開催し、キエーロコンポストが新たに200基、延べ400基、設置されたところです。また、エネルギーの地産地消の実現に向けて、再生可能エネルギーの発電・小売りを行う事業体にかかる提案を今月から募集しはじめたところであります。さらには、高校生が市内の中小事業所の皆様とともに学びあう、人材育成についての最終報告会を1月に予定しており、市民や事業者の皆様とともに、着実に取り組みを進めて参ります。

続いて、JR木次線の利用促進に向けた取り組みについてであります。

去る10月14日の「鉄道の日」に合わせて、「元気いっぱい!木次線まつり」を「きすき駅前秋の賑わい市」、「鉄道記念日イベント」、「きすきマルシェ」と合同で「みんな集まれ!きすき駅フェス2024」と題して開催いたしました。当日の、来場者数は3,800人を超え、木次駅周辺が盛大に盛り上がり、多くの方々に木次線を利用していただきました。また、「木次線開通記念日」である今月15日には、木次経済文化会館チェリヴァホールにおいて第2弾の「木次線まつり」を開催いたします。今年は、映画「砂の器」の上映50周年を記念し、映画の上映と当時ロケ地となった木次線沿線のトークショーも予定されていますので、多くの皆様にご来場いただきますようお願い申し上げます。そのほか、昨年に引き続き「木次線カレンダー2025」の販売を10月から始めましたが、大変ご好評をいただき、11月下旬には500セット全てを完売したところであります。

本年4月から木次線への乗り入れが始まっている「観光列車あめつち」については、11月11日をもって今シーズンの木次線への乗り入れが終了いたしました。運行にあたっては、市内の神楽社中や吹奏楽団の皆様によるおもてなし、そして沿線からは地域の皆様による手振りなどで歓迎していただき、多くの皆様のご協力により大変好評を得ることができました。

さらに、木次線を利用した旅行への半額助成事業「木次線でGO!」については、来年2月末まで期間を延長したところであり、様々な企画や情報発信を行いながら、引き続き利用促進に努めて参ります。

続いて、一畑バス「大東線」廃止に伴う雲南市民バス「大東松江乃木線」の運行についてであります。

10月1日にJR出雲大東駅で出発式を行い、運行がスタートし、2か月が経過いたしましたが、現在のところ全便でご乗車をいただいており、順調に運行を行っているところです。今後も松江市と連携し、交通環境を確保して参ります。

続いて、原子力防災についてであります。

島根原子力発電所2号機につきましては、再稼働に向けた主要工程ごとに状況確認を行ってきております。

去る8月18日の周辺3市長の安全対策工事などの視察以降、9月2日に屋外の安全対策工事の状況、10月9日に重大事故等対応に係る現場訓練の状況、同月29日に燃料装荷の状況の確認を行っております。なお、燃料装荷は10月28日から始まり11月3日に終了したと連絡を受けており、その後、起動準備作業や原子炉の起動、臨界到達などの状況を逐次確認しております。いずれにいたしましても、中国電力に対しては工程ありきではなく安全第一で取り組んでいただくよう求めるところです。

また、島根2号機の特定重大事故等対処施設等の設置に係る原子炉設置変更許可が  10月23日に原子力規制委員会から中国電力に出され、同月25日に市に対して報告がありました。今後、市議会へ中国電力から説明をいただく等して島根県からの意見照会に取り組んでいく考えであります。

さらに、本年度の原子力防災訓練のうち、避難措置等訓練を去る11月23日に実施いたしました。本年は、木次町木次地区から23名の皆様にご参加いただき、広島県三原市のご協力のもと3年続けての県外への避難訓練となりました。訓練内容は、「木次体育館」において安定ヨウ素剤緊急配布訓練を、「道の駅たたらば壱番地」において避難退域時検査訓練を行い、三原市に入り「三原市久井くい支所」を避難経由所とし、避難所となる「三原市立久井中学校・小学校体育館」において、避難所の運営手順を確認するとともに、原子力防災に係る基礎知識や防護措置等の学習会を開催し、原子力防災に対する理解の向上を図ったところです。

また、来年2月6日には地震との複合災害を想定した初動対応訓練も予定をしております。

引き続き、原子力防災対策にしっかりと取り組んで参ります。

次に、「支えあい健やかに暮らせるまち」に関わる政策についてであります。

まず、雲南市民歳末余芸大会について述べます。

去る12月1日、社会福祉チャリティー第18回雲南市民歳末余芸大会が、三刀屋文化体育館アスパルで開催されました。当日は19団体の出演と、約1,000名の皆様のご来場により、盛大な大会となりました。

この余芸大会開催により得られた収益金は、今後、雲南市共同募金委員会への贈呈を通じ、市内の生活困窮者支援等の社会福祉活動に活用されることとなっております。

市民の皆様のご理解とご支援に深く感謝申し上げます。

次に、「ふるさとを学び育つまち」に関わる政策についてであります。

まず、少年の主張全国大会出場について述べます。

木次中学校3年生の田本たもと りょうさんが少年の主張全国大会に出場されました。

田本さんは9月25日に木次経済文化会館チェリヴァホールで行われた島根県大会で、「つながりの中に生きて」という演題で発表され、最優秀賞にあたる島根県知事賞を受賞されました。その後、中国・四国ブロックの審査を経て「第46回少年の主張全国大会~わたしの主張2024~」への出場が決まりました。

全国大会は11月24日に国立オリンピック記念青少年総合センターを会場に開催され、5ブロックの代表12名が発表を行い、田本さんは奨励賞を受賞されました。

心よりお祝いいたしますとともに、田本さんの将来にわたる活躍を期待いたします。

続いて、スポーツ大会における選手の活躍についてであります。

去る11月1日、アルバニア・ティアラナでレスリング2024世界選手権が開催され、61キログラム級に加茂B&Gレスリングクラブ出身の小野おの  正之助まさのすけ選手が出場され、見事、世界一位の栄光を手にされました。小野選手には、心よりお慶び申し上げるとともに今後の活躍にも期待するものであります。

また、10月26日から28日にかけて佐賀県嬉野うれしの市中央体育館で開催されました第23回全国障害者スポーツ大会「SAGA2024」のボッチャ競技に島根県代表として加茂町の岸本きしもと 卓也たくや選手が選出されました。福岡県、千葉市と対戦し勝利するなど、好成績を残されたところです。今後も、多くの障がい者の皆様にスポーツに親しんでいただく契機になったと感じております。

続いて、2030年島根かみあり国スポ・全スポ開催へ向けた取り組み状況についてであります。

去る10月5日、6日に三刀屋中学校グラウンドにおいて、第2回雲南市長杯チャレンジソフトボール大会を開催し、県内の中高校生やクラブチームの計8チーム、150人の選手による交流試合が行われました。大会に併せて島根県ソフトボール協会審判員研修会も同時に開催され、選手、審判員ともに競技力や技術力の向上だけでなくスポーツを通じた交流を深めていただきました。

さらに、同月27日には、三刀屋文化体育館アスパルにおいて、雲南市長杯第3回雲南市少年少女レスリング選手権大会を開催し、東京都から鹿児島県まで、32チーム、228名の参加があり、それぞれの階級ごとに選手が楽しく競い合いました。同会場では、みとやスポーツクラブフェスタも同時開催され、レスリング応援クイズラリーや子ども神楽、餅まきなどにより、スポーツやレスリングに馴染みがない方でも参加できるイベントで会場を盛り上げていただきました。

また、国の中央競技団体が来訪され、10月2日にローイング、同月21日にソフトボールの専門委員による会場予定施設の視察を受けており、1月中にはレスリングの視察が予定されています。現時点において、施設の大規模な改修等につながる指摘は受けておりませんが、県や関係団体とも協議を進めながら各会場予定施設の整備方針の整理を行う予定としております。

今後も、大会の開催や関係機関と連携した取り組みに加えて専門家を招聘し、充実した体制を整備するなど2030年島根かみあり国スポ・全スポ大会を通じて本市のスポーツ文化の形成・定着をめざして選手や関係者の育成や機運醸成、施設整備などを着実に進めて参ります。

次に、「挑戦し活力を産みだすまち」に関する政策についてであります。

まず、中山間地域等直接支払制度について述べます。

中山間地域等直接支払制度は、来年度より第6期対策が実施されます。私も、全国中山間地域振興対策協議会の役員として、中央省庁や地元選出国会議員等を通じて、その充実と予算の確保を求めてきたところであります。現時点で国が示している制度概要では、対象農用地の見直しや農業生産活動が継続的に行われるための新たな加算制度の創設などが盛り込まれておりますが、制度の変更による課題も生じていることから、今後も弾力的な制度運用や見直し等を求めていくとともに、今後、制度の詳細が示された際には、集落へ丁寧な説明を行いながら、その活用に向けて積極的に推進して参ります。

続いて、令和6年の水稲作柄状況とプレミアムつや姫「たたら焰米」についてであります。

国の発表によると、今年の出雲地区の米の作柄指数は、101の「平年並み」でありました。また、本市のプレミアムつや姫「たたら焰米」は、今年も異常な高温の中ではありましたが、生産者の皆様のご努力により、1等米比率が70パーセントを超える結果となりました。さらに、出荷数量約7,400袋のうち、プレミアムつや姫「たたら焰米」に認定した数量は約2,900袋・認定率39パーセントであり、昨年を上回る結果となりました。

また、11月1日には、木次経済文化会館チェリヴァホールにおいて全国ブランド米産地生産者交流大会が開催され、丸山知事をはじめ、生産者や関係者など、全国から約200名の参加がありました。全国の生産者との交流や意見交換を行ったほか、本市のブランド米プレミアムつや姫「たたら焰米」のPRを行ったところです。

引き続き、プレミアムつや姫「たたら焰米」の認定率や栽培技術の向上に努めていくとともに、ブランド力の強化に取り組んで参ります。

続いて、畜産の振興についてであります。

去る10月25日に松江市のJA全農島根中央家畜市場で開催された、島根県中央子牛共進会において、大東町の門脇かどわき 久幸ひさゆきさんの愛牛が見事グランドチャンピオンに輝きました。同共進会において、本市は2年連続でグランドチャンピオンの獲得となりました。

また、世界最高峰の肉を決める国際品評会である「ワールドステーキチャレンジ2024」のWAGYU部門において、大東町の株式会社熟豊ファームの経産牛を食品残渣等で再肥育して生産されるサステナブル和牛「じゅく」が見事、金メダルを獲得されました。これにより、サステナブル和牛「熟」は、世界最高峰の肉と認定されたこととなり、今後、世界に向けた販売拡大につながるものと期待しているところであります。

これを契機として、一層の畜産振興につながる取り組みを進めて参ります。

続いて、観光振興についてであります。

物価高騰等による観光控えに対する対策として、10月12日から市内宿泊施設に宿泊する方を対象に「プレミアム付うんなん観光券」を販売しております。宿泊だけでなく、市内の観光施設や道の駅でのお土産購入にも使えるお得な観光券として順調に販売数を伸ばしているところです。年明けの1月5日までの販売を予定しておりますので、多くの方にご利用いただきますようお願いいたします。

続いて、企業立地認定についてであります。

木次町の藤が丘企業団地にある株式会社デルタ・シー・アンド・エス雲南工場の事業拡大に伴い、来年8月の操業開始に向けて工場の増設等が進められております。

この計画に対し、本市と島根県で企業立地認定を行い、12月16日に県庁で調印式を行う予定としております。

また、吉田町内で古民家を改修し、来年夏ごろに宿泊及びレストランの開業をめざす合同会社若槻わかつきの新規操業に対して、市独自制度により企業立地認定をいたしました。

今後は、これらに伴う雇用拡大に向けた採用支援をはじめ、市内地元企業の人材不足に対しても、新規学卒者の市内就職や雲南市出身学生のUターン就職支援などのサポートを行い、本市の産業振興と地域経済の活性化に向けて取り組んで参ります。

最後に「行政経営」についてであります。

まず、職員の給与の改定について述べます。

本年度の雲南市一般職等の給与改定につきましては、国の人事院勧告及び県の人事委員会勧告ともに期末・勤勉手当の支給割合の引き上げと、給料月額を引き上げる勧告がなされており、賃金引上げの社会的動向に鑑み、本市においても引き上げの提案を行う考えであります。

併せて、一般職等の期末手当の引き上げに伴い、市議会議員の皆様の期末手当の引き上げなど、人事院勧告等に伴う関係条例について、今議会中に追加提案を行う考えであります。

なお、特別職につきましては、昨今の財政状況から引き上げを見送ることとしております。

続いて、令和7年度当初予算編成方針についてであります。

令和7年度当初予算編成にあたっては、市長選挙の状況も踏まえつつ、新たに策定する「第3次雲南市総合計画」に基づく持続可能なまちづくりの推進を最重要課題として編成して参ります。また、長期化する物価高騰等の影響を受ける市民生活や地域経済の回復に向け、国、県の対応状況を見極めながら適時の対策に向け取り組むとともに、近年多発する自然災害からの復旧を着実に進めて行く考えであります。

また、健全財政の維持に向けては、将来的に基金の繰り入れに頼らない予算編成をめざし、本年の夏から既存事業の見直し作業を行ってきたところでありますが、引き続き、効果的・効率的な事業実施及び積極的な新たな財源の確保を進めるなどの取り組みが必要と考えております。

なお、103万円の壁の見直しに伴う地方税収の減少に対しては、全額を国において補てんすることを求めて参りますが、今後の地方財政対策の状況等を注視して参ります。

続いて、令和6年度補正予算についてであります。

一般会計では、地域総合整備資金貸付事業11億4千万円、公園施設整備事業6千5百万円余、中学校教師用指導書・準拠教材整備事業1千7百万円余、大東高等学校特別支援事業4百万円余などの追加の予算を計上しております。

また、特別会計等では、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計、水道事業会計、下水道事業会計、病院事業会計で、それぞれ事業内容の変更等に伴う補正予算を計上しております。

その外、議案として、条例5件、一般事件49件、報告事項1件を提出しておりますので、慎重にご審議いただき、可決賜りますようお願い申し上げ、開会にあたっての施政方針といたします。

令和6年12月9日         

雲南市長  石 飛 厚 志


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