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市長施政方針(9月定例会)市長施政方針の全文を掲載しますのでご覧ください

市長施政方針(9月定例会)

令和元年度雲南市議会9月定例会開会に際し、市長の述べました「施政方針」の全文を掲載しますので、ご覧ください。

施政方針全文

令和元年雲南市議会9月定例会の開会にあたり、市政における私の基本的な考え方を申し上げ、議員の皆様をはじめ市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

まず、松江自動車道の4車線化について申し上げます。
本日の新聞報道で国土交通省では、暫定運用している2車線の対面通行区間のうち県内で4か所、49km(キロメートル)を優先的に4車線化する計画を発表されました。
雲南市内では三刀屋木次IC(インターチェンジ)から宍道JCT(ジャンクション)までの11kmが計画に入っております。これまで暫定2車線区間では中央分離帯のある4車線区間に比べて死亡事故の発生確率が高いことや大雪などの災害で通行止めになりやすいなどから拡幅を求めていたところであります。
雲南市としましても、今後早期整備に向けて関係機関に働きかけを行って参ります。

次に、地方創生について述べます。
国においては、令和2年度から5年間で取り組む第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定に向けた議論が深められる中、地方へのひとの流れを促進する「関係人口」の創出・拡大、NPOや企業など地方創生の担い手となる民間組織との協働といった視点に重点をおいた施策展開が方向づけられています。
また、県においても、令和2年度以降の5か年の目標や施策の基本的方向を示し、新しい総合計画・総合戦略として位置づけられる「島根創生計画」の策定に向け、人口減少に歯止めをかけ、人口減少に打ち勝つ島根をつくるための具体的な内容に関する検討が進められています。
こうした中、本市においても、平成27年4月から進めている第2次雲南市総合計画の前期計画や雲南市総合戦略の取組を振り返り、令和2年4月からの後期計画・総合戦略の策定に向け、検討を進めているところであります。

さて、本年度から進めている企業チャレンジについてでありますが、地域自主組織や市内事業所をはじめ関係の皆様のご協力により、ヤマハ発動機株式会社のスローモビリティの試乗会を、去る8月29日に加茂交流センター周辺及び大東交流センター周辺で開催したところであります。さらには、複数のIT企業から進出の意向をいただいており、その実現に向け市民の皆様と共に取り組みたいと考えております。
また、地域の課題解決に取り組む「幸雲南塾」の卒業生が、去る8月10日、木次町里方地内にコミュニティナースの活動拠点を整備されたところであります。
このほか、去る7月31日には、総務省の(かじ) 元伸(もとのぶ)過疎対策室長が本市に来訪され、地方創生や地域自主組織の取組などを視察いただいたのをはじめ、数多くの視察を市民の皆様に受け入れていただいたところであります。

次に、5つの政策に沿って申し述べます。
最初に「みんなで築くまち」に関わる政策についてであります。
まず、交流センターの整備について述べます。
久野交流センターについては、旧久野幼稚園への移設に向け実施設計を行っており、本年度中の工事完了をめざし、改修に必要な補正予算を計上しております。
また、加茂交流センターについては、令和3年度の建設に向け、基本設計に係る補正予算を計上しております。

続いて、市政懇談会についてであります。
去る7月24日から8月9日にかけて、市政懇談会を開催しました。
共通テーマに設定した「地方創生の取組と5つの政策ごとの主な取組」と「土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の指定」のほか、会場ごとに設けた地域別テーマについて、市内6つの会場で403人の市民の皆様のご参加を得て、活発な意見交換を行ったところであります。
多くの貴重なご意見やご提言を今後の市政に活かして参ります。

次に、「安全・安心で快適なまち」に関わる政策についてであります。
まず、島根県消防操法大会についてであります。
去る7月28日に浜田市で開催された第63回島根県消防操法大会に、雲南市消防団を代表してポンプ車の部に三刀屋方面隊自動車分団が、小型ポンプの部に大東方面隊阿用分団及び木次方面隊温泉分団が出場し、大東方面隊阿用分団が見事優勝纏の栄に浴されました。また、木次方面隊温泉分団が第3位で準優勝纏を獲得され、三刀屋方面隊自動車分団が5位入賞という成績を収められました。
出場隊の健闘を称え、長期間にわたり厳しい訓練を積み重ねられました選手並びに団員の皆様のご努力に対し敬意を表するとともに、ご家族、職場、地域及び関係者の皆様のご理解ご支援に感謝申し上げます。この貴重な経験を基に地域の防火・防災力の向上に一層努められることを期待いたします。

続いて、公共下水道事業の地方公営企業法適用についてであります。
このことについて、国は、公営企業における経理内容の明確化と透明性の向上を図るため、令和2年4月からの施行を示されました。これに基づき、本市においても下水道事業に公営企業会計を適用することといたしました。
対象事業は、木次三刀屋公共下水道事業、大東及び加茂特定環境保全公共下水道事業であり、令和2年4月1日の公営企業会計移行に向け、本議会に関係する条例案を提出しております。

次に、「支えあい健やかに暮らせるまち」に関わる政策についてであります。
まず、雲南市立病院の経営状況と改築事業について述べます。
平成30年度の病院会計決算につきましては、全病床の利用率が90.9%と高い水準を維持しましたが、病院建設に伴う減価償却費の増額などの影響により、経常損益は4億4千9百万円の赤字となりました。しかしながら、内部留保資金は累積額が2千3百万円増の15億2千6百万円となり、引き続き安定経営が図られているところであります。
また、雲南市立病院改築事業につきましては、本年4月から進めている北側駐車場整備及び水路移設工事等の全てが完了し、9月末には引き渡しを受ける予定です。病院建設基本構想策定から8年にわたる病院改築事業が完了し、来る10月1日には、いよいよグランドオープンいたします。これもひとえに、市民の皆様をはじめ、関係機関や工事関係者の皆様のご理解ご協力の賜物と、衷心より感謝申し上げる次第であります。
併せて、同19日には、工事完了を記念する雲南市立病院改築事業完成式典を開催する予定であります。

続いて、雲南市健康づくり講演会についてであります。
来る11月3日、木次経済文化会館チェリヴァホールにおいて、「人生100年時代の健康長寿」と題し、東京健康リハビリテーション総合研究所所長、東京大学名誉教授で、雲南市名誉顧問の武藤芳照先生による講演会を開催いたします。市民の皆様の健康増進に向け、年齢を重ねる中でも元気で明るく生きがいをもって生活できるポイントを学ぶ機会にして参ります。
また、これに先立ち、10月4日には、同会場において、雲南広域連合の主催で、雲南市特別名誉顧問の堀泰典先生による介護予防講演会も開催されます。引き続き健康長寿・生涯現役を全うできるまちづくりをめざして参ります。

続いて、県立特別支援学校への通学の支援についてであります。
このことについては、かねてより強く要望があったところでありますが、この度、市外の特別支援学校の幼稚部、小学部及び中学部への就学を希望する幼児・児童・生徒の通学に関する保護者負担の軽減を図るため、保護者へ通学費の支援を行うこととしました。併せて、児童生徒の通学手段を確保するため、福祉サービスの通学支援を実施する移動支援事業者に対して、車両確保費用及び介助職員経費の一部を助成することとしました。
なお、幼児・児童・生徒が希望する学校に就学し必要な教育が受けられるよう、引き続き、島根県には通学支援体制の充実や改善に向け要望して参ります。

続いて、幼児教育・保育の無償化に関する取組についてであります。
市議会6月定例会でもふれておりますように、消費税率の引き上げに伴い、本年10月1日から、幼稚園、保育所、認定こども園などの利用料が無償化されますが、主食費と副食費を含めた食材料費については無償化の対象外で、実費を徴収することとなっております。
しかしながら、子育て支援の観点から、雲南市では、3歳から5歳までの子どもたちの副食費を免除する措置を講じることといたしました。

次に、「ふるさとを学び育つまち」に関わる政策についてであります。
まず、学校給食センター建設事業について述べます。
木次・三刀屋・吉田・掛合の4つの給食センターを統合する雲南市中央学校給食センターにつきましては、去る7月17日に竣工式を迎えたところであります。その後、8月から試験運用を重ね、予定通り2学期から安全・安心な約1,800食の給食を提供しております。

続いて、永井隆平和賞と記念館整備についてであります。
第29回永井隆平和賞発表式典を9月8日に開催いたします。本年も全国から1,142点の「愛」と「平和」をテーマとした作文の応募があり、優秀作品を当日表彰することとしております。また、今回は、ハーモニカ奏者である(いわ)(さき) (いわお)様をお招きし、平和に関する講話と演奏を行っていただく記念イベントを予定しております。
一方、永井隆記念館整備事業につきましては、本議会へ建築主体工事の契約議決について提案しており、議決後は速やかに工事に着手し、令和2年度内の完成をめざし整備に取り組んで参ります。
併せて、敷地内に設置するモニュメント「平和の鐘」については、永井博士の「平和を」「如己愛人」の精神を次世代へ伝えていくシンボルとする考えであります。なお、その財源の一部については、モニュメントの設置に賛同いただける多くの方々からのふるさと納税も活用する考えであり、そのための積極的な情報発信に努めて参ります。

続いて、「教育フェスタ2019」についてであります。
来る11月16日、木次経済文化会館チェリヴァホールにおいて、旧加茂町から通算して28回目となる「教育フェスタ2019」を開催いたします。今回は、西小学校の環境学習及び海潮中学校区における小中一貫教育の成果発表や著名な講師による講演など、今後の学校のあり方や学校教育における課題について学び合う機会にする考えであります。

続いて、“幸せを運ぶコウノトリ”と共生するまちづくりについてであります。
昨年策定したビジョンに基づき、去る8月9日には、生き物を育む水田農業のあり方をテーマとする学習会を開催したところであります。この学習会を、“幸せを運ぶコウノトリ”と共生するまちづくりを具体的な行動につなげていくためのアクションプランの策定に活かす考えであります。
また、島根県・出雲市とともに本年1月に設立した「出雲・雲南地域広域連携生態系ネットワーク推進協議会」では、本年度から2年間、環境省の補助事業を導入し、学術調査や普及啓発活動、広域連携活動計画の策定に着手したところであり、今後、人と自然の共生をめざす広域連携活動と市のアクションプランとの相乗効果を図っていく考えであります。

次に、「挑戦し活力を産みだすまち」に関する政策についてであります。
まず、台湾への米の輸出に関する取組について述べます。
台湾での市内産米の販売をより一層高めるため、本年度は通常年1回の販売促進活動を年2回実施することとしております。
1回目は市内の農業法人にもご参加いただき、去る7月25日から4日間、台湾の台北市内にある百貨店で実施し、大勢の方にお米をお買い求めいただいたところであり、併せて11月に予定している新米の販売フェアのPRを行いました。
2回目は、11月21日から4日間、私も2年ぶりに現地に赴く予定であり、新米の販売促進だけでなく台湾からのインバウンドの促進に向け、観光PRにも積極的に取り組んで参りたいと考えております。

続いて、林業振興についてであります。
森林経営管理法に基づく新たな森林経営管理の推進に向け、森林管理や木材製造に係る市内の事業体や業界団体の実務担当者の方にご参画いただき、去る7月5日に雲南市森林経営推進地域協議会を設立しました。
昨年度に行った現地調査を踏まえ、今後、大東町新庄及び掛合町井原谷の雲南市林業振興モデル団地の周辺で集積できる民有林の調査を行い、経営管理権の設定に向け検討を進めて参ります。
また、意欲をもった林業経営者への再委託がスムーズに進むよう、路網の整備状況や林業従事者の確保に向けた調査、集積面積等の基準や森林経営の推進に結び付く事業の選定などについて検討を進めて参ります。

続いて、国民宿舎清嵐荘改築整備事業についてであります。
国民宿舎清嵐荘の改築整備につきましては、建物本体にかかる建築主体工事、電気設備工事、機械設備工事を8月30日に完了し、現在、植栽などの外構工事と、備品の搬入を進めております。
本事業は、平成24年から構想に着手し、完成まで7か年、総事業費約18億7千万円を要した大事業であるだけに、この度、竣工式を11月4日に迎えますことは多くの関係者の皆様のご尽力の賜物と、衷心より感謝申し上げる次第であります。
今後、施設の内覧会を経て、いよいよ11月19日から営業を開始いたしますので、より多くの皆様にご利用いただきたいと存じます。
最後に「行政経営」についてであります。
まず、住民票等コンビニ交付サービス導入事業について述べます。
マイナンバーカードを利用して、全国のコンビニエンスストア等で住民票の写しや印鑑登録証明書などの各種証明書が取得できる、いわゆる「コンビニ交付サービス」について、本年11月中のサービス開始に向け準備を進めているところであります。
市役所が閉庁している土曜、日曜、祝日を含め、幅広い時間帯で各種証明書を受け取ることが出来るようになりますので、このサービスに関する周知に努めて参ります。

続いて、財政状況についてであります。
始めに、本議会に提出しています平成30年度決算につきましては、引き続き財政調整基金・減債基金の繰入は行わず、普通会計の歳出決算額は289億9千5百万円で、前年度と比べ1.2%減少しました。財政健全化比率は、実質公債費比率が対前年度比0.2ポイント減の10.8%となり改善が図られたところであります。
今後の財政運営につきましては、来年度からの地方交付税の一本算定への移行を踏まえ、引き続き健全財政の維持に努めて参ります。

次に、補正予算についてであります。
一般会計は、企業団地関連道路整備事業3億3千8百万円、消費増税対策プレミアム付商品券事業2億円、久野交流センター整備事業1億6千万円、起債道路整備事業7千4百万円、雲南市飯南町事務組合負担金(清掃事業)5千6百万円、ふるさと納税推進事業5千1百万円、交付金活用道路修繕事業4千3百万円、農地・農業用施設災害復旧事業(合計)3千5百万円、前年度各種事業補助金返還金(合計)7千8百万円の追加などを計上しております。
また、特別会計等におきましては、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計、水道事業会計、病院事業会計で、それぞれ事業内容の変更等に伴う補正予算を 計上しております。
その外、議案として、条例13件、一般事件3件、認定事項9件、諮問事項4件、報告事項11件を提出しておりますので、慎重にご審議いただき、可決賜りますようよろしくお願い申し上げ、開会にあたっての施政方針といたします。

 

令和元年9月5

雲南市長 速 水 雄 一


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