【再募集】地域共創コーディネーター(地域おこし協力隊)募集
詳細
地域共創コーディネーター(空き家再生をテコに地域課題解決) とは?
- 雲南市で課題となっている空き家の利活用が広がるよう、市内外の関係者をつないで空き家の再生を促進するお仕事です。主な活動地域はJR木次線の木次駅前の地域です。
木次はもともと商業の町としてにぎわった地域ですが、現在、空き家が多く、課題となっています。地域自主組織の「三新塔あきば協議会」の活動に始まり、地域住民と東京の会社が協働して「たすき株式会社」を立ち上げて取り組むような動きもあり、空き家がシェアオフィスや木工作業のトライアル工房などに活用されるようになってきました。しかし、まだまだ多くの空き家があります。空き家を所有する人・空き家を使用したい人の双方をサポートし、空き家再生に関わる人たちをつなぎ、空き家再生を促進する仕組みをともにつくる、新しい力を求めています。
また、雲南市は、過疎高齢化が急ピッチで進み、2015年に37%まで上昇した高齢化率は全国平均の25年先を行きます。こうした状況を雲南市は「課題先進地」の一歩先をゆく「課題解決先進地」と位置付け、変革につなげようとしています。そのための新たな社会デザインの実証実験が、雲南ソーシャルチャレンジバレー構想です。
・企業チャレンジ概要へのリンク
これは、地域を担う多様な人材を育成・確保する仕組みを構築するとともに、地域の持続可能性を高めるため、子ども、若者、大人それぞれのステージで、多世代・多様なチャレンジの連鎖を生むための一連の施策です。そして今、さらなるインパクトを求めてその上に「企業チャレンジ」を掛け合わせ、全プレーヤーによるソーシャルチャレンジの生態系を作り出そうとしています。「企業チャレンジ」とは、自社の製品・サービスを通じて新しい社会デザインを目指す企業やNPOへ雲南市を実証フィールドとして提供し、地域自主組織などと結びつけながらプロジェクト化していく試みを行っています。
■地域共創コーディネーターには、具体的には下記のような取り組みをしていただきたいと考えています。
(1)空き家活用に取り組んでいる団体のサポート
地域自主組織、株式会社たすき、雲南市土地開発公社など、空き家活用に取り組む団体の活動サポートを通じて、関係者とのつながりを深め、地域の状況を把握し、事業の展開に協力していただきます。
(2)空き家再生のためのイベントの企画・運営
空き家の利活用に向けた「セミナー」や「DIYイベント」などを企画・運営します。雲南市ではDIT(Do It Together)の活動をする団体「KILTA」や、雲南市産の木材の利用促進に取り組む団体もあり、協力して事業を進めることもできます。
(3)企業チャレンジ取り組む企業や団体とのコーディネートやサポート
雲南市は「日本一チャレンジに優しい町」として企業によるチャレンジを推進しています。企業チャレンジについては、地域課題を地域と協働で解決を推進する企業の実証事業などを検討しており、コーディネートやサポートの役割をお願いします。
(4)空き家の所有者と空き家の使用希望者、双方からの相談窓口の構築
上記(1)〜(3)の取り組みを通じて、空き家の所有者と空き家の使用希望者の双方から相談を受け、状況に応じた団体や機関とのつなぎ役となり、空き家利活用に向けて伴走する相談窓口を構築します。
これらの活動は雲南市政策推進課と業務委託契約を結び、個人事業主として取り組んでいただきます。政策推進課とのパートナーシップのもと、市内の企業や団体、市外・県外の企業との事業を進めます。
※上記のメイン業務の他に、市や県、国の地域おこし協力隊員向けの研修会への出席、市の地域おこし協力隊についての情報発信のため、専用サイト等へ掲載する活動内容等に関する記事作成、市の業務(地方創生関係の業務、移住定住関係の業務等)に関連するイベントへの出席等、地域おこし協力隊員としての業務も適宜行っていただきます。
■募集の背景と想い
雲南市は平成16年に6町村が合併しできた市です。現在の人口は3万4千人あまり。過疎高齢化が急ピッチで進み、2015年に37%まで上昇した高齢化率は全国平均の25年先を行きます。こうした状況を雲南市は「課題先進地」の一歩先をゆく「課題解決先進地」と位置付け、変革につなげようとしています。
空き家については平成21年に空き家バンクを設置し、現在は第2次雲南市空き家対策基本計画に基づき、積極的な空き家の利活用の促進に取り組んでいます。空き家の問題は市内全域にあるものですが、まずは熱心な取り組みをされている木次駅前の地域をモデルに空き家再生を促進し、さらに他地域にも広げていきたいと考えています。
木次駅前はかつて商業で非常ににぎわった地域です。人口減少にともなって空き家が多くなっていますが、地域団体である「三新塔あきば協議会」では、平成27年に行った空き家調査がきっかけとなり、空き家問題に取り組み始め、継続的に勉強会や空き家見学会などを実施しています。こうした活動から発展して、地域住民と東京の会社が協働して「たすき株式会社」を立ち上げ、空き家を再生したシェアオフィス「オトナリ」ができるなど成果もでてきました。しかし、空き家を再生して活用していくためには、所有者や使用したい人の考えや想いをていねいに聴いたり、関係する団体や機関とつなぐ必要があり、こうした対応が十分に行えていない状況です。
■サポート
(1)活動のサポート
空き家再生の活動を進めていくためには、地域とのつながりや空き家を使えるようにするための技術的なことなど、必要なことが多岐にわたりますが、さまざまな活動団体や企業と協力して活動を進めることができます。
地域とのつながりの面では、地域自主組織の「三新塔あきば協議会」があり、地域内の空き家の状況や所有者の把握ができています。また、地域住民と東京の会社での「たすき株式会社」の立ち上げを含め、近年、雲南市に来られた都会の人や若い世代とお話しする機会も多く、新しく来られた方が関係を築きやすい地域性もあります。
三新塔あきば協議会の前会長で、たすき株式会社の取締役である上代尊司さん、三新塔あきば協議会 事務局長の新三千雄さんからのメッセージです。
「市外からいらっしゃる方々が、いろいろなアイデアや想いを持っておられることに感心するとともに刺激を受けています。空き家再生の仲間に加わってくれる方が来られるのを、とても楽しみにしています!」
空き家を使えるようにするための技術的なことについては、セルフリノベーションのスキルを身につける「KILTA雲南」の活動があります。ものづくりを楽しむ人を増やし、自らつくれる人を増やしたいという想いから始まった活動で、木次駅前に拠点を置いて、木工作業のトライアル工房をつくっています。
KILTA雲南の代表の中澤太輔さんからのメッセージです。
「空き家や昔ながらの町並みに愛情を持って、価値観のシフトチェンジをしながら、空き家を宝物にしていく・・・そんな活動を一緒にしていきたいです!」
その他、木次駅前にはシェアオフィスやコワーキングスペースがあり、企業の地方創生チャレンジや地域活性化起業人など、さまざまな活動をしている人たちとのつながりをつくりやすい環境があり、活動を応援しあうことができます。
(2)暮らしのサポート
住まいのこと、買い物環境や暮らしの必需品など日常の暮らしのこと、子育て世帯には子育て環境のことなどの雲南市での暮らしの相談を、移住定住の専門スタッフ4名がサポートをしています。また、移住後は、UIターン者同士の交流会があり、仲間づくりや情報交換等できる環境があります。
(1)総合的なサポート
雲南市では「地域おこし協力隊マネージャー」を配置しています。隊員や地域の関係者、市役所の関係者をサポートし、三者のよりよい関係構築とお互いを活かしあった活動推進に努めています。マネージャーの三瓶裕美さんは、雲南市の地域おこし協力隊OGであり、全国や島根県の地域おこし協力隊のサポートにも携わっています。
こんなタイプの方にオススメ!
・ 様々な関係者の意向を尊重しながら、調整するのが得意な人
・ チームを大事にし、困ったことがあれば素直にまわりに頼れる人
・ 地域と共創することが楽しい人
・ 地域の可能性を見つけ、魅力を引き出すことに喜びを感じる人
・ 空き家や昔ながらの町並みに愛着のある人
こんなお仕事の経験や資格はとくに活かせます!
・ 住宅関係のお仕事
・ 営業職
・ 建築士
・ 宅建
・ 土地家屋調査士
■業務イメージ
【1年目~2年目】
木次駅前のシェアオフィスに拠点を置き、市の担当職員と協議しながら主に下記の業務を行い、現在の状況を把握することと、関係者と信頼構築し、活動を進めます。
・ 空き家利活用に取り組んでいる団体の活動サポート
・ 空き家再生のためのイベントの企画・運営
・ 企業チャレンジに取り組む企業や団体とのコーディネートやサポート
【2年目~3年目】
上記業務にプラスして
・ 空き家の所有者と空き家の使用希望者、双方からの相談窓口の構築
・ 任期終了後に向けた取組
※担当業務は、空き家再生のコーディネートです。隊員個人の住居や店舗をつくる作業
については、担当業務には含まれていません。 - 企業チャレンジ地域共創プロデューサー募集要項(157KB)
- 企業チャレンジ地域共創プロデューサー応募用紙(47KB)
お問い合わせ先
- 政策企画部 政策推進課
- 〒699-1392
島根県雲南市木次町里方521-1 - Tel 0854-40-1011
- Fax 0854-40-1029
- seisakusuishin@city.unnan.shimane.jp
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