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雲南市デジタル防災無線について

雲南市デジタル防災無線について概要をお知らせします。

災害発生時などの情報伝達を円滑かつ確実に行うことを目的に、デジタル防災無線システム(280MHzデジタル同報無線システム)の整備を令和2年度に行い、令和3年10月1日から運用しています。

「防災無線」とは

防災情報を伝達する無線通信システムです。全国の約8割の市町村において整備されており、それぞれの自治体独自に運用が行われています。

防災無線整備の経過

・市では、これまでケーブルテレビの音声告知放送などを活用して、防災情報を発信していますが、ケーブルの断線や停電などが発生した場合の情報伝達手段の確保が課題となっていたため、防災無線の整備を検討してきました。
・中山間地という立地条件において、市内全域を無線エリアでカバーするためには多大な経費が必要となることから、慎重に検討を重ねた結果、280MHzの周波数帯を活用した防災無線システムを導入することとしました。
・280MHzの周波数帯はポケットベルで使用していた電波で、出力や電波特性が優れていることから、2つの送信局(女三瓶山、高瀬山)の設置により市内全域に伝達可能な仕組みとなっています。

防災無線整備の概要

・市役所への配信局、女三瓶山および高瀬山への送信局設置のほか、屋外拡声子局(屋外スピーカー)を市内131か所に設置し、市内の全世帯に戸別受信機(防災ラジオ)を配布することで、市から発信する防災情報を無線によってお伝えします。

防災無線システムの仕組み

①市から発信した文字情報が、衛星回線と地上回線を介して、中央配信局に送られます。
②中央配信局から、衛星回線と地上回線を介して、市が設置した送信局(女三瓶山、高瀬山)に送られます。
③送信局(女三瓶山、高瀬山)から、280MHzの電波で屋外スピーカー、戸別受信機(防災ラジオ)に送られ、音声情報に変換して音声が流れる仕組みとなっています。

屋外スピーカーについて

・市内131か所(交流センター周辺、指定避難所周辺、住宅密集地、旧大字単位の中心部など)に設置しています。
・停電時は、内臓バッテリーにより3日間程度稼働します。
・屋外スピーカーの音声が届く範囲には限界がありますので、市内居住世帯などに配布する戸別受信機(防災ラジオ)と併せて情報を伝達します。

戸別受信機(防災ラジオ)について

・市内に住所を有し、居住している世帯につき1台を無償で貸与します。
 ⇒ 無償貸与の手続きについては、こちらからご参照ください。このリンクは別ウィンドウで開きます
・市内事業所や、2台目以降の戸別受信機(防災ラジオ)を希望する世帯には、実費負担により譲渡します。
 ⇒ 有償譲渡の手続きについては、こちらからご参照ください。このリンクは別ウィンドウで開きます
・本体に電池を入れ、電源コンセントに接続するのみで使用できるため、設置工事は必要ありません。
・内蔵した電池により停電時も稼働するほか、屋外に持ち出すこともできます。電池のみの場合、3日程度使用できます。
・AM、FMのラジオ放送も聞くことができます。
・市から発信した電波を受信したときには、自動で電源が入り、音声情報などが流れます。
・災害などの緊急情報は、照明が赤く点滅し、最大音量で音声が流れます。
・聞き直し機能があるため、「聞き直し」ボタンを押すことで最後に受信した放送を繰り返し聞くことができます。聞き直しの対象の放送を受信した時は、上部中央の着信ランプが赤く点滅しますが、「聞き直し」ボタンを押すことでランプの点滅が解除されます。
・設置の際は、戸別受信機(防災ラジオ)に、アンテナ、乾電池、ACアダプタが正しく取り付けられているか、電源コンセントに常時接続してあるかご確認ください。

防災無線で発信する情報

市から発信する防災に関する情報は、基本的に防災無線を活用します。
また、緊急情報については、防災無線のほか、雲南市安全安心メールや緊急速報(エリア)メールなど、さまざまな手段を活用してお知らせすることとしており、必要に応じてケーブルテレビの音声告知放送なども活用する場合があります。

平常時 定時放送 ■正常な動作、受信の確認のため、屋外スピーカーからは、毎日正午と夕方の2回、戸別受信機(防災ラジオ)からは毎日正午に『通常音量』で市内全域に音楽を放送します。
■夕方の放送時間は、4~9月は午後6時、10~3月は午後5時としています。
■曲目は、正午は「雲南市の歌」、夕方は「夕焼け小焼け」を放送します。
緊急時 火災発生・鎮火情報 ■火災発生時は、火災が発生した町にのみ屋外スピーカーおよび戸別受信機(防災ラジオ)から『最大音量』で「火災発生・消防団出動要請」を放送します。
■鎮火情報は、火災が発生した町にのみ『通常音量』で放送します。
※雲南消防本部からの火災発生・鎮火情報は、これまでどおり雲南夢ネット音声告知放送により市内全域に放送されます。
避難情報発令時、Jアラート、緊急地震速報 ■市内全域に、屋外スピーカーおよび戸別受信機(防災ラジオ)から『最大音量』で避難情報や緊急情報を放送します。
大雨警報などの発表、台風の接近時 ■市内全域に、屋外スピーカーおよび戸別受信機(防災ラジオ)から『通常音量』で放送し、注意喚起を行います。

モーターサイレンの取り扱い

令和3年10月1日よりデジタル防災無線の運用を開始したことに伴い、これまで火災発生時や正午等の定時に吹鳴していましたモーターサイレンは、次のとおり運用を停止します。

町名 運用停止の内容
大東町 令和3年12月31日をもって運用停止
加茂町 令和3年11月30日をもって運用停止
木次町 令和3年10月31日をもって運用停止
(※温泉地区のみ中国電力北原発電所のサイレン機能として吹鳴は継続)
三刀屋町 令和3年12月28日をもって運用停止
吉田町 令和3年9月30日をもって運用停止
掛合町 地域で運用している波多地区を除き、モーターサイレンの吹鳴なし

お問い合わせ先

防災部 防災安全課
〒699-1392
島根県雲南市木次町里方521-1
Tel 0854-40-1027
Fax 0854-40-1029
bousai-unnan@city.unnan.shimane.jp
(注意)メールアドレスの「@」は半角「@」に書き換えてください。

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