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結核の予防について結核は過去の病気ではありません。今でも多くの感染が発生しています。

結核の予防について

1 結核とは

・結核は、結核菌という細菌が体の中に入ることによって起こる病気で、早期に発見することが重要です。
・結核は、過去の病気ではありません。毎年全国で約16,000人の方が新たに発症しています。
・結核菌は主に肺の内部で増えるため、咳、痰、発熱、呼吸困難等、風邪のような症状が多いですが、肺以外の腎臓、リンパ節、骨、脳など身体のあらゆる部分に影響が及ぶことがあります。

2 結核の感染経路

・結核菌は、患者の咳やくしゃみと一緒に飛び散り、それを周りの人が吸い込むことによってうつります(飛沫核感染=空気感染)。
・結核菌に感染してもすべての人が発病するわけではありません。感染者のうち、約80%の人は一生発病しないと言われています。
・発病までの期間は人によって差があります。抵抗力の弱い高齢者や子どもなどは早め(1年以内)に発病することが多く、何年もたってから発病する人もいます。
・発病しない場合でも、結核菌は体内に残り、体力が衰えると菌が増えだすことがありますので、体力が衰え始めている高齢者の場合は特に注意が必要です。

3 結核を予防するために

(1)予防接種(BCG)を受けましょう
・乳幼児が結核に感染すると重症化することが多く、髄膜炎などになる可能性があります。このため、1歳未満で予防接種を受けることが重要です。標準的な接種期間は、生後5か月~8か月未満です。

雲南市の予防接種については、こちらをごらんください。
予防接種 | 雲南市ホームページ (city.unnan.shimane.jp)


(2)日頃の健康管理をしましょう
・健康的な生活が免疫力を高め、結核の予防につながります。
・適度な運動、十分な睡眠、バランスのよい食事、禁煙を心がけましょう。
・高齢者では結核を発症しても、症状が軽症のまま経過することがあります。
・小児では症状が現れにくく、全身に及ぶ重篤な結核につながりやすいため、注意が必要です。
・早期発見は重症化を防ぎ、周りへの感染予防になります。症状が2週間以上続くときは、早めに医療機関を受診しましょう。検診を受けないで結核を発病し、医療機関を受診した人の中には、病状が進んでおり、入院が必要となる場合が多くあります。年に一回は検診を受け、早期に結核を発見することが大切です。

雲南市の結核・肺がん検診については、こちらをご覧ください。
結核・肺がん検診 | 雲南市ホームページ (city.unnan.shimane.jp)

4 結核・呼吸器感染症予防週間

・9月24日から30日までは、結核・呼吸器感染症予防週間です。
※令和6年度より「結核予防週間」から「結核・呼吸器感染症予防週間」となりました。
(結核)
・咳・痰・発熱・体のだるさが2週間以上続くようであれば、結核も疑い、早めに医療機関を受診しましょう。
・健康管理のため、年に1回は定期健診も受けましょう。
(呼吸器感染症)
・呼吸器感染症(インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症など)は、例年秋冬に流行します。
・マスクの着用などの咳エチケット、手指消毒や手洗い、換気などの感染症予防対策をしましょう。
・予防接種で重症化予防をしましょう。(接種は義務ではありません)

5 リンク先

政府広報 日本では毎年約12,000人が新たに発症!古くて新しい感染症、「結核」にご注意を! | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)このリンクは別ウィンドウで開きます

首相官邸 結核対策 | 首相官邸ホームページ (kantei.go.jp)このリンクは別ウィンドウで開きます

厚生労働省 結核(BCGワクチン) |厚生労働省 (mhlw.go.jp)

島根県 島根県の結核対策このリンクは別ウィンドウで開きます
    結核・呼吸器感染症予防週間(9月24日から30日)このリンクは別ウィンドウで開きます

お問い合わせ先

健康福祉部 予防接種対策室
〒699-1392
島根県雲南市木次町里方521-1
Tel 0854-40-1043
Fax 0854-40-1049
yobousesshu@city.unnan.shimane.jp
(注意)メールアドレスの「@」は半角「@」に書き換えてください。

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