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新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ(令和2年8月21日)

雲南市職員の新型コロナウイルス感染症発生から1カ月を迎えての市長メッセージ

残暑 誠に厳しい中ではございますが皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
市長の速水でございます。
雲南市職員の新型コロナウイルス感染症発生から1カ月を迎えるにあたって、一言ごあいさつ申し上げます。

7月21日~24日にかけて市役所本庁舎3階に勤務する職員3名の新型コロナウイルスの感染が確認され、市民の皆様には大変なご心配とご不便、そして事業者の皆様には多大なるご心労をお掛けいたしました。

このことを受け、本庁舎に勤務する職員、関係機関等の皆様、濃厚接触者を含む接触者及び市役所3階に来庁され不安を感じられた方についても島根県により幅広くPCR検査が実施され、8月3日の時点で3名を除く647名全員の「陰性」の報告を受けました。

感染者の情報、行動歴については、市民の皆様からもっと詳しく情報の開示をすべきだとの声がありました。

しかし、このことについては、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき、島根県が発生の状況、動向および原因の調査を行い、感染者の特定につながる情報については開示しないことになっております。したがって、市としてはその主旨に沿った対応をとってきたことをご理解いただきたいと存じます。

そこで、この度、島根県が進めてこられた感染調査について、概ね1カ月を迎えるにあたり、島根県より次の3つの見解が示されました。

⼀つ目として、感染調査について3⼈の職員及び職場の協⼒により接触があった⽅や市役所職員、3階来訪者など幅広く調べることができ、その結果3⼈の感染はあったが、市内への蔓延は抑えられ、市内への蔓延はほぼ否定できること。

⼆つ目として、感染調査については雲南保健所において感染者及び職場の協⼒のもと精⼒的に調査を行ったが、調査には限界があり、どこで感染があったのか、3階で感染があったのかについて特定することができなかったこと。

三つ目として、誰もが感染する可能性があり、感染者に対する誹謗中傷や過剰な対応が⾏われないよう適切な対応が求められる。というものであります。

調査結果、感染経路が特定されなかったことへの不安は残りますが、社会経済活動の段階的な引き上げにより、人や地域の交流に伴う感染リスクはゼロにならない現実もあり、感染を拡大させない取り組みの大切さを一層感じたところであります。

引き続きこれまでと同様に「3つの密」の回避、「人と人との距離の確保」、「マスクの着用」、「手洗いなどの手指衛生」など、基本的な感染対策をそれぞれにおいて実践していただくことを重ねてお願いたします。

市役所におきましても、市民の皆様に安心して来庁いただけるよう、今後も継続して、毎日の健康管理や消毒、間仕切りの設置などの感染リスクを抑えるための取り組みを徹底し、感染防止対策に全力で取り組んで参ります。

市民の皆様には、県および市が発信する正確な情報に基づいた冷静な行動をお願いするとともに、個人情報の詮索や誹謗中傷などの行為を行わないようにお願いいたします。

結びにあたり、雲南保健所をはじめ島根県、多くの関係者の皆様及び市民の皆様のご理解ご協力に対して厚く御礼申し上げます。

 令和2年8月21日

 

雲南市長 速水 雄一 


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